読書。
『自分を愛する力』 乙武洋匡
を読んだ。
先天的に手足がない乙武洋匡さん。
彼は、そんな境遇でも自分を否定したことは一度もないといいます。
ずっと自分を肯定してきた、つまり明るく生きてきた。
そして、現代人にはその自己肯定感が足りないのではないかとして、
自己肯定感とはどういうものかを、
自らの経験からの多くのエピソードで語ってくれます。
本書は、子ども時代の家族の愛、
教師時代に経験したこと、
自分が父親になって感じたこと、の
3つを軸にした自伝的な論説です。
巻末には、精神科医の泉田閑示さんとの対談が収録されています。
わかりやすい文章でもって、
落ち着いて語ってくれている内容がとても沁みます。
読んでいて、納得と共感、そして心が開ける気持ちゆえの
笑みや感動が生まれます。
主に、よりよく子どもが成長していくための心理面での補助は
どういう風にしたらいいのか、というのがテーマです。
それはさっきの書いたように、大きくいえば自己肯定感を育むことなのですが、
その中の細かいいろいろなものにページを割いて簡素に説明してくれています。
きっと、読む人によっては、自身の心の暗部や、
親や教師や他人を恨んでいた気持ちの理由がわかることにもなると思います。
そうであったとしても、ちゃんと乙武さんの気持ちになって読めば、
すがすがしく前を向いてやっていこうと、
心を新たにすることが出来るのではないでしょうか。
そういう気がしながら、そして自分の中のそういうものも少なからず感じながら
読み終えました。
それにしても、乙武さんって手足がないというハンデをほとんど感じさせない人。
生来の向こうっ気の強さがポジティブに働いているのでしょう。
手足がないゆえにどうしてもできないことや助けを必要とすることがあって、
そういうことに負い目を感じるわけではないとは思うのですが、
「自分はこういうところが至りません」としっかり認識しているのが、
人格に好影響を及ぼしているんじゃないかと思ったりしました。
本人は家族の愛情と育て方が良かったと書いてはいるのですが。
いわゆる健常者には、「やろうと思えばできるよそんなこと」
と言いながら何もしない人ばかり。
それって、やれないことの自覚がないゆえに、
やれるやれないの自己分析が足りてないのと、のぼせているのとがあるのでは。
健常者は健常さにのぼせる、かもしれない。
僕も、自分の至らないところ、できないところなどをしっかり見つめ直して、
出来るところを活かして、何をするべきかを分析しないとなと思いました。
とっても好感を持ててためになる、読みやすい本でした。
『自分を愛する力』 乙武洋匡
を読んだ。
先天的に手足がない乙武洋匡さん。
彼は、そんな境遇でも自分を否定したことは一度もないといいます。
ずっと自分を肯定してきた、つまり明るく生きてきた。
そして、現代人にはその自己肯定感が足りないのではないかとして、
自己肯定感とはどういうものかを、
自らの経験からの多くのエピソードで語ってくれます。
本書は、子ども時代の家族の愛、
教師時代に経験したこと、
自分が父親になって感じたこと、の
3つを軸にした自伝的な論説です。
巻末には、精神科医の泉田閑示さんとの対談が収録されています。
わかりやすい文章でもって、
落ち着いて語ってくれている内容がとても沁みます。
読んでいて、納得と共感、そして心が開ける気持ちゆえの
笑みや感動が生まれます。
主に、よりよく子どもが成長していくための心理面での補助は
どういう風にしたらいいのか、というのがテーマです。
それはさっきの書いたように、大きくいえば自己肯定感を育むことなのですが、
その中の細かいいろいろなものにページを割いて簡素に説明してくれています。
きっと、読む人によっては、自身の心の暗部や、
親や教師や他人を恨んでいた気持ちの理由がわかることにもなると思います。
そうであったとしても、ちゃんと乙武さんの気持ちになって読めば、
すがすがしく前を向いてやっていこうと、
心を新たにすることが出来るのではないでしょうか。
そういう気がしながら、そして自分の中のそういうものも少なからず感じながら
読み終えました。
それにしても、乙武さんって手足がないというハンデをほとんど感じさせない人。
生来の向こうっ気の強さがポジティブに働いているのでしょう。
手足がないゆえにどうしてもできないことや助けを必要とすることがあって、
そういうことに負い目を感じるわけではないとは思うのですが、
「自分はこういうところが至りません」としっかり認識しているのが、
人格に好影響を及ぼしているんじゃないかと思ったりしました。
本人は家族の愛情と育て方が良かったと書いてはいるのですが。
いわゆる健常者には、「やろうと思えばできるよそんなこと」
と言いながら何もしない人ばかり。
それって、やれないことの自覚がないゆえに、
やれるやれないの自己分析が足りてないのと、のぼせているのとがあるのでは。
健常者は健常さにのぼせる、かもしれない。
僕も、自分の至らないところ、できないところなどをしっかり見つめ直して、
出来るところを活かして、何をするべきかを分析しないとなと思いました。
とっても好感を持ててためになる、読みやすい本でした。
わかりやすい文章でもって、落ち着いて語ってくれている内容がとても沁みます。読んでいて、納得と共感、そして心が開ける気持ちゆえの笑みや感動が生まれます。主に、よりよく子どもが成長していくための心理面での補助はどういう風にしたらいいのか、というのがテーマです。大きくいえば自己肯定感を育むことなのですが、その中の細かいいろいろなものにページを割いて簡素に説明してくれています。きっと、読む人によっては、自身の心の暗部や、親や教師や他人を恨んでいた気持ちの理由がわかることにもなると思います。そうであったとしても、ちゃんと乙武さんの気持ちになって読めば、すがすがしく前を向いてやっていこうと、心を新たにすることが出来るのではないでしょうか。そういう気がしながら、そして自分の中のそういうものも少なからず感じながら読み終えました。