読書。
『象工場のハッピーエンド』 村上春樹・文 安西水丸・画
を読んだ。
村上春樹さんのエッセイのような短編のような文章を楽しみながら、
安西水丸さんの絵を見るような本かなぁと思って手に取ると、
逆に、安西さんの絵を楽しみながら村上さんの文章を読むようでもありました。
絵のほうが分量が多いですが、村上さんと安西さんが対等にそれぞれやっている
という感じがします。
巻末の対談でも、安西さんは村上さんの書いたものを知らずに絵を書いたと
言っておられますし。ただその中で、ウイスキーのカティー・サークだけは
被ったみたいなんですよね。それは偶然の一致。
この巻末のお二人の戯れ対談みたいなのが面白くてゆるくて良かったです。
本書全体の印象も、ゆるーい感じがして30分くらいで読めてもしまいます。
それでやっぱり村上さんの文章のほうが気になってしまうのですが、
羊男と双子の美少女がでてくるのがあります。
彼の初期の作品の主要キャラクターですよね。
それで、彼らは春の日差しの降り注ぐ庭で、手を繋いでスパゲッティの歌をうたうんです。
これがねぇ、平和で幸せで、読んでいて嬉しくなりました。
こういうライトなテーストの本当に短い短編を書いて、
今世に出すとしたら、けっこうな挑戦になるような気がします。
ライトすぎて、ただの突き抜けた嘘みたいなものが並んでますからね。
僕もこういうのを楽しみのために書きたくもなってきます。
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『象工場のハッピーエンド』 村上春樹・文 安西水丸・画
を読んだ。
村上春樹さんのエッセイのような短編のような文章を楽しみながら、
安西水丸さんの絵を見るような本かなぁと思って手に取ると、
逆に、安西さんの絵を楽しみながら村上さんの文章を読むようでもありました。
絵のほうが分量が多いですが、村上さんと安西さんが対等にそれぞれやっている
という感じがします。
巻末の対談でも、安西さんは村上さんの書いたものを知らずに絵を書いたと
言っておられますし。ただその中で、ウイスキーのカティー・サークだけは
被ったみたいなんですよね。それは偶然の一致。
この巻末のお二人の戯れ対談みたいなのが面白くてゆるくて良かったです。
本書全体の印象も、ゆるーい感じがして30分くらいで読めてもしまいます。
それでやっぱり村上さんの文章のほうが気になってしまうのですが、
羊男と双子の美少女がでてくるのがあります。
彼の初期の作品の主要キャラクターですよね。
それで、彼らは春の日差しの降り注ぐ庭で、手を繋いでスパゲッティの歌をうたうんです。
これがねぇ、平和で幸せで、読んでいて嬉しくなりました。
こういうライトなテーストの本当に短い短編を書いて、
今世に出すとしたら、けっこうな挑戦になるような気がします。
ライトすぎて、ただの突き抜けた嘘みたいなものが並んでますからね。
僕もこういうのを楽しみのために書きたくもなってきます。
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