読書。
『夜にはずっと深い夜を』 鳥居みゆき
を読んだ。
女性ピン芸人・鳥居みゆきさんの連作短編小説集です。
ときに、詩的だったりもする散文たち。
ブレインストーミング的に自由で壊れた想像を彼女らしい言葉で
紡いでいくような感覚に感じるんですけれど、
その、表面には出てこない深いところには、
ちゃんと彼女なりのしっかりした計算があるんだろうなぁと、
解説も読んでそう思いました。
計算というか様式美を持っているんじゃないかって気になりました。
そして、ぎりぎりの精神で、それは病むか病まないかを意識していて、
そういう「場」から物語を作っています。
そこには彼女の挑戦があるのか、精神を病むことの怖れがあるのかは
わかりませんが、彼女の芸風としてそういうのを扱っているようです。
物語の一編一編は短くて、すぐに改行もされる文章なので、
文字数はさほど多くなくて、読書慣れしていない人たちでも、
一冊200ページ弱を、苦労なく読み終えることができると思います。
ギミックといって良いのかわかりませんが、
いろいろと、物語と物語の間に仕掛けというか、
繋がりを持たせていたりもしますので、
さらーっと読み飛ばしながら読むようなことをしたら、
この本の面白みには気付けなくなります。
そこは注意して読んで、深い夜を楽しむといいのではないかな。
僕は鳥居みゆきさんのDVDを持っていたりして、
興味を持っていることもあって、
面白く読めました。
芸人さんのひょろっとした表面の裏をうっすらと感じさせられたりします。
『夜にはずっと深い夜を』 鳥居みゆき
を読んだ。
女性ピン芸人・鳥居みゆきさんの連作短編小説集です。
ときに、詩的だったりもする散文たち。
ブレインストーミング的に自由で壊れた想像を彼女らしい言葉で
紡いでいくような感覚に感じるんですけれど、
その、表面には出てこない深いところには、
ちゃんと彼女なりのしっかりした計算があるんだろうなぁと、
解説も読んでそう思いました。
計算というか様式美を持っているんじゃないかって気になりました。
そして、ぎりぎりの精神で、それは病むか病まないかを意識していて、
そういう「場」から物語を作っています。
そこには彼女の挑戦があるのか、精神を病むことの怖れがあるのかは
わかりませんが、彼女の芸風としてそういうのを扱っているようです。
物語の一編一編は短くて、すぐに改行もされる文章なので、
文字数はさほど多くなくて、読書慣れしていない人たちでも、
一冊200ページ弱を、苦労なく読み終えることができると思います。
ギミックといって良いのかわかりませんが、
いろいろと、物語と物語の間に仕掛けというか、
繋がりを持たせていたりもしますので、
さらーっと読み飛ばしながら読むようなことをしたら、
この本の面白みには気付けなくなります。
そこは注意して読んで、深い夜を楽しむといいのではないかな。
僕は鳥居みゆきさんのDVDを持っていたりして、
興味を持っていることもあって、
面白く読めました。
芸人さんのひょろっとした表面の裏をうっすらと感じさせられたりします。