読書。
『レンブラントとフェルメール』 岡田昌幸
を読んだ。
読書の秋と、芸術の秋の一石二鳥。
17世紀オランダの巨匠、レンブラントとフェルメールを扱った本です。
まず、レンブラントは多作で知られ、存命中から巨匠となった画家です。
ぼくの印象だと、宗教画なども多く、
画風も昔の絵だよなぁという気がするのですけど、
なかなか動的で、生命力を宿しているような絵が多いです。
ただ、黒とか茶とかそういう色合いが多い。
続いてフェルメールですが、
これはもう、存命中は売れなくて画商をやっていたらしいです。
残した作品も30数点で、19世紀の後半に再発見されて、
それまでは無名の画家だったのだけれど、巨匠となった人だそう。
「真珠の耳飾りの少女」が有名ですが、ああいう、魅力のぐっと詰まって
心が惹かれる作品よりも、静的で、
詩的かつ私的な感じの構図が多いと思いました。
それに、「真珠の耳飾りの少女」の青いターバンもそうですが、
使われている青の静けさと落ち着きが印象的。
この二人の巨匠に共通するのは、
二人とも破産していることです。
いや、フェルメールは、彼の死後に家族が破産申告をしたのだったか。
いまもそうかもしれませんが、画家が生きていくのは大変だったのかな。
レンブラントは銅版画も数多く残したようで、
それらも本書には収録されています。
銅版画ってこういうものかっていうのがわかりますね。
彼の銅版画はぼくは好きでした。
『レンブラントとフェルメール』 岡田昌幸
を読んだ。
読書の秋と、芸術の秋の一石二鳥。
17世紀オランダの巨匠、レンブラントとフェルメールを扱った本です。
まず、レンブラントは多作で知られ、存命中から巨匠となった画家です。
ぼくの印象だと、宗教画なども多く、
画風も昔の絵だよなぁという気がするのですけど、
なかなか動的で、生命力を宿しているような絵が多いです。
ただ、黒とか茶とかそういう色合いが多い。
続いてフェルメールですが、
これはもう、存命中は売れなくて画商をやっていたらしいです。
残した作品も30数点で、19世紀の後半に再発見されて、
それまでは無名の画家だったのだけれど、巨匠となった人だそう。
「真珠の耳飾りの少女」が有名ですが、ああいう、魅力のぐっと詰まって
心が惹かれる作品よりも、静的で、
詩的かつ私的な感じの構図が多いと思いました。
それに、「真珠の耳飾りの少女」の青いターバンもそうですが、
使われている青の静けさと落ち着きが印象的。
この二人の巨匠に共通するのは、
二人とも破産していることです。
いや、フェルメールは、彼の死後に家族が破産申告をしたのだったか。
いまもそうかもしれませんが、画家が生きていくのは大変だったのかな。
レンブラントは銅版画も数多く残したようで、
それらも本書には収録されています。
銅版画ってこういうものかっていうのがわかりますね。
彼の銅版画はぼくは好きでした。