Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

それは本当に「矛盾」?

2020-01-25 23:22:39 | 考えの切れ端
最近おもうんです。

「筋が通っている!」とか「矛盾してないね!」とかって、
まあ、その度合いによりけりなんですけども、
表面上、そうやって上手に合一したがために切り離しているものがあって、
その切り離し方が多くの場合、性急ではないかと。
一見、矛盾するものでも、その行間を考えると、
その矛盾のまま飲みこんだほうがベターなんじゃないかな、だとかないですか。

その矛盾の行間を見てみると、
どうやら完全に相反していない矛盾だったと感じるんだけど、
それを今すぐ言葉で表現して説明できないし、
かといってうまい言葉をみつけるには30年かかってしまいそう、
みたいなこともあると思うんですよ。経験上そうです。
で、「直観が大事」っていう主張であり言説でありが世の中にはありますが、
それってこういう場合なのではないでしょうか。

「なんでも言葉で説明してみろ、説明できないことなんか認めないよ」という態度は、
会社なんかではふつうだけれど、
それは会社だからそういう守りの姿勢でいなければならないというのはわかるような、というか。
でも、そういう牛歩的あゆみだと飛びこせないものがあるんですよね、という話なんです。

「言葉で表現できる論理が、基本であり絶対」では、
木を見て森を見ず、みたいになってることがあるということです。
それをやるとスピードは遅くなりますが、
行間があることに気づくのと、行間をじいっと眺めてみることは、
「ほんとう」をわかるために大切ではないでしょうかねえ。
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