Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

カタールW杯での日本代表の健闘を讃えながら。

2022-12-07 20:51:30 | スポーツ
とてもよくがんばっているなあと感激しながらW杯を見ていました。
あのドイツに逆転勝ちし、コスタリカ相手にはひどかったですが、グループリーグ最終戦でまたしても強豪のスペインを相手に逆転勝ち。観ていて、何度震えたことか!  これが見たくて代表戦をみてきたんですから。それも本番中の本番であるW杯で下した、というのはとても大きかった。VIVA!日本代表! ベスト8のかかったクロアチア戦で、ご存じのようにPK戦での敗退となりました。でも、よくやったなあ、と拍手をいつまでも送りたい気持ちでした、もちろん、苦味を感じながら。

で、これ以上の成績を上げられるための強さはなにか、と考える。もっともっと、代表が高みに上っていく姿をみたいのです。彼らは国民を多く巻き込み、一体となることを「力」ととらえていました。これはずっとそうですよね。それ自体はまず、いいとして。

前回の敗退で国民から「グッド・ルーザー」と言われて、そこに違和感を感じたと言っていた選手がいました。悔しさもみんなで共有したかったわけで。それで、僕はそこだ! と思った。そこなんですよ。そこまでの一体感を求めるのは、過度なんです。「グッド・ルーザー」と言われたそこのところでのズレを感じたときに、まずチーム内、そしてできれば個々人で抱え込め、と思った。

大勢と共有しないと耐えられない、のであれば、逆にそこは強くなるためのチャンス。共有できないと落ち着かないだとか力が湧きにくいだとかの状態を克服するため、一体になれない辛さを孤独として持ち続けること。孤独を飼いならす。そういった精神性の問題だと思います、もうここまで代表が強くなれば。女子代表のほうは、というか、日本の女子ってそういうとこできてるでしょう、多くの場合。男子はすぐに「みんなで!」と本気で言っちゃいます。

日本人の女子たちが、つよくて美しくて素敵で、っていう人が多いのは、男子に比べてそういった孤独面での違いがあるように思いました。それがサッカー男子選手のなかでも育まれていくと、……というか、社会全体として変化が見えてくれば成績はあがるのではないか、と僕は考えます。

以上でした。
(でも、代表、よかったです)
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