Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

vs韓国

2011-08-10 22:06:16 | スポーツ
札幌ドームで行われたサッカー日本代表のキリンチャレンジカップ、韓国戦。
札幌でやるとわかっていれば、チケット買いに走ったのに…。

さて、試合は、コンパクトかつ流動的に攻めていく
有機的な攻めで3-0の勝利でした。
あれだけのサッカーをやれるのは、
香川選手と本田圭選手という傑物がそろっているからですね。
さらに、遠藤選手と長谷部選手のレベルも高ければ、
岡崎選手や李選手も負けていない。
サイドバックも良いし、センターバックも読みと敏捷性などに優れていますね。

パスやトラップそして体力面など、たとえば2006年ドイツW杯後にはいろいろ
考えさせられて、そういう基礎的な部分を鍛えなければいけないし、
さらにそこから連携や創造的な組み立て方などを模索していかなければいけなかったわけです。
本当に一からオシム監督は立て直し、そして良い選手が出てきて、
ザック監督の指導力も素晴らしく、やっと日本代表は
「想像力を駆使するサッカーをするスタート地点」に立てたんだと僕は見ています。
たぶん今の日本って、2006年時代のイタリア代表を相手にしても良い勝負をすると思う。
昨年のスペイン代表のサッカーに近くなってきている。
スペインも、日本と同様に身体が小さい選手が多い中で、W杯を制しました。
このあいだのなでしこJAPANだって、身体が小さいながらも、技術力の高いパスサッカーで世界を制しました。
その流れに、どうやら日本代表もいるようです。

ここからの日本のサッカーの進化する道はよく見えません。
なぜなら、前人未到の領域を開拓する先駆者の領域にいるからです。
これまでだったら、あれが悪い、これが悪い、ここがいいからこうしよう、というのが、
素人目にもなんとなく見えていた。
それが克服されて、ここからが本当に日本のサッカーを建設していくんだっていう時代に入っています。

先人たちの汗と涙をしっかりと糧として、後輩たちが育ってきたんだなぁと、遠い目になってしまったりもします。
先日亡くなられた松田直樹選手は日韓W杯のときに活躍した選手でした。一対一に強かった。
彼や、今日のテレビのゲストに来ていた中山選手や、カズ選手、中田ヒデ、俊輔らを見てきた選手が、
彼らを乗り越えた世界にいるんですねぇ。
こりゃ、感慨深いですよ。

今日の試合でとくに目についたのは香川選手でした。
蝶のように舞い蜂のように刺すといっても、遠からずなプレースタイル。
軽やかかつしなやかに、そしてしっかりと要所を締めるプレーは、
同じく小柄ながら世界最高の選手であるメッシとはちょっと別の世界で頂点に立とうと
しているようにも見えてきます。
敏捷性に、読み、判断力の速さ、体重移動のうまさ、そしてこれが驚いたのだけど、
パスセンスも向上しています。
そんな香川選手を筆頭に、本田圭もそうですし、今回は怪我で帯同しなかった長友選手や、
内田選手や岡崎選手など、今後が楽しみな選手にあふれています。

これだけ、見守る楽しみに満ちた代表ですからね、
ブラジル大会では、あっとおどろく結果を残してくれるかもしれない。

これだけ元気をくれる代表を、これからも応援していきます。
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