読書。
『パン屋再襲撃』 村上春樹
を読んだ。
新年の読書始めはこの短編集からでした。
久しぶりの小説です。
きっと、この頃から(85年頃)の村上春樹さんの文章が、
いわゆる村上春樹的と言われるような文章と内容なんだと思います。
これとか、高校一年だったかに読んだ『カンガルー日和』だとか、
その最初の感じですね。
表題作の「パン屋再襲撃」からずっと、最後の「ねじまき鳥と火曜日の女たち」まで、
ずっと奇妙な感じがあります。
ずっと出てくる、渡辺昇という名前も、「またか」と顔をゆがめて笑ってしまいました。
「ファミリー・アフェア」のような、軽いトーンでの諧謔作品はいいよねぇなんて思ってしまう。
愚弄される渡辺昇的人間にしてみれば、面白くないとは思うのですが。
そうそう、この作品に登場する主人公の、傲慢で偏狭だとされる性格が、なんだかうちの親父に似ているような
気がして、苦笑いしてしまいました。
「見せつけがましくスパゲティを残す」ところだとか、やりそうなんですよね。
「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は、その後『ねじまき鳥クロニクル』という長編に発展しています。
なんか、読んだことがあるんだよなぁと、既視感まではいかないのですが、
記憶がくすぐられながらも新鮮に読んでしまいました。
どうも僕は、村上春樹さんの小説作法をを知ろうとして読んだようなところがあります。
読みやす過ぎるとか、翻訳文的だとか、批判もされるのですが、その内容とか、
情景の飛び方とか、発想のユニークさだとか比喩とかは多くの読者をひきつけるゆえんだと思うので、
客観的に読んでみて勉強になっているようにも思います。
時間もあることだし、そのうちまたへんてこりんな短編でも書いてみようかなと思ったりも。
そう書いたとたんに、いつになることやらと頭の中にこだまする言葉。
とにかく、新年らしく、面白くユニークな感じで読書始めをできました。
面白かったです。
『パン屋再襲撃』 村上春樹
を読んだ。
新年の読書始めはこの短編集からでした。
久しぶりの小説です。
きっと、この頃から(85年頃)の村上春樹さんの文章が、
いわゆる村上春樹的と言われるような文章と内容なんだと思います。
これとか、高校一年だったかに読んだ『カンガルー日和』だとか、
その最初の感じですね。
表題作の「パン屋再襲撃」からずっと、最後の「ねじまき鳥と火曜日の女たち」まで、
ずっと奇妙な感じがあります。
ずっと出てくる、渡辺昇という名前も、「またか」と顔をゆがめて笑ってしまいました。
「ファミリー・アフェア」のような、軽いトーンでの諧謔作品はいいよねぇなんて思ってしまう。
愚弄される渡辺昇的人間にしてみれば、面白くないとは思うのですが。
そうそう、この作品に登場する主人公の、傲慢で偏狭だとされる性格が、なんだかうちの親父に似ているような
気がして、苦笑いしてしまいました。
「見せつけがましくスパゲティを残す」ところだとか、やりそうなんですよね。
「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は、その後『ねじまき鳥クロニクル』という長編に発展しています。
なんか、読んだことがあるんだよなぁと、既視感まではいかないのですが、
記憶がくすぐられながらも新鮮に読んでしまいました。
どうも僕は、村上春樹さんの小説作法をを知ろうとして読んだようなところがあります。
読みやす過ぎるとか、翻訳文的だとか、批判もされるのですが、その内容とか、
情景の飛び方とか、発想のユニークさだとか比喩とかは多くの読者をひきつけるゆえんだと思うので、
客観的に読んでみて勉強になっているようにも思います。
時間もあることだし、そのうちまたへんてこりんな短編でも書いてみようかなと思ったりも。
そう書いたとたんに、いつになることやらと頭の中にこだまする言葉。
とにかく、新年らしく、面白くユニークな感じで読書始めをできました。
面白かったです。
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