Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

2009-03-13 15:04:49 | 映画
今日は休みだったので、映画を観にいってきました。
デビッド・フィンチャー監督の最新作でブラッド・ピット主演の
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』です。
これ、『華麗なるギャツビー』のスコット・フィツジェラルドの短篇が
原作なんですねぇ。
短篇が原作なのにもかかわらず、2時間45分くらいもある長編でした。
でも、観ていて飽きませんでしたよ。

演出なり、ストーリーの展開なり、一つの場面なり、キャラクターなり、
柔らかく作られているなぁという印象。
いや、画面の色調とか、おおまかな流れとかは硬い感じがするんです。
硬軟おりまぜた感じがしました。

突飛な物語なんだけど、それはそれとして、気にならずに観ることができました。
途中、なんどか出てくる、「雷に打たれた男」がツボでした。
ああいうの好き。
ここで一つ邪推。雷に打たれたというのは、サギにあったという比喩だね。
俺は、7回雷に打たれたというのは、7回サギにあった…という。
何故こんなことを書くのかといえば、昨日ミクシィで、
サギにあうことを喩えて、雷に打たれると書いたからです。
うわ、シンクロニシティ。
僕はシンクロニシティが多いわりに、セレンディピティがおこらない人です。
なんか、損。

それはさておき、この映画はちゃんと最後までみせてくれて、しまいのしまいに
きっちりと涙を誘発させられる映画です。計算されているのかねぇ。
終わってから振り返ると、なんとも言葉にしづらい感慨が去来します。
良い映画でした。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サギ被害 | TOP | ウットオシイ »

post a comment

Recent Entries | 映画