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“STAP 細胞”  ‘14-4-15 

2014-04-15 07:44:03 | Massy's Opinion

<Opinion>

小保方さん記者会見 今、トップの話題は理研の小保方博士のSTAP細胞の論文問題だろう。先日、テレビで約3時間近い中継を余すこと無く見た。其れに伴うテレビや新聞も良く見た。色々考えさせられる事が多いが、感想を書こう。

小保方さんは所謂「リケジョ」理科系の女子だ。経歴を見れば納得が行く。頭も良いのだろう。性格も良いと思う。然し、何と言っても30歳、社会経験の無さ、組織経験の無さは否めない。

学者の先生方は、やる気のある若い人を掘り出さなければならない。その点から、彼女のSTAP細胞に掛ける情熱は先輩先生方を引き付ける物が在ったのだろう。それが、彼女の比較的短時間の間に留学その他の遍歴を生んだのだろう。

幾多の先生方が彼女の研究に後押しをしたと思うが、皆が中途半端に終わって仕舞ったのだろう。然し、理研の「不正」「改竄」と言うのは、自分の組織内の人間だし、「トカゲの尻尾切り」の感は強い。記者会見では、彼女は自分の主張すべきことは、余り具体的ではなかったが、それなりにハッキリ言って居たと思うし、2冊以外のノートや200例に及ぶ実験成果はいずれ委員会なり裁判なり次の段階で明らかに成るだろう。問題発生以来不服申し立てにあれだけの弁護士が付いて居るのだから次の展開の対応策は立てられていると思う。

さて、話は変わるが、北京から慶応工学部大学院に留学し、その頃から付き合って居る中国人が居る。フロンを専攻にしていて、卒業後、「日本の会社で働きたい」と言う希望があり、成績も優秀なので就職できるだろうと思って居た。処が意外にバリアーが高く、結局中国人の経営する在日のIT関係の会社で10年位働き、北京へ帰った。その間に同じく北京から明大に留学していた女性と結婚。女の子を産み、この3年矢張り日本で働きたいとAdobeに入り東京に戻って来た。半年に一度位のペースで我が家へ遊びに来る。先日も親子3人で遊びに来たが、正確には生後34ヶ月の子供が片言で話をする。中心は北京語、3割位が日本語である。僕らの時代には全然考えられなかったバイリンガルである。テレビのリモコンはいじるし、Iphoneはいじる。兎に角、子供の環境が違うのである。将来国際間の交流が進むと子供たちの育つ環境が変わって来てボーダーレスに成って来る。 話を戻して、今回の小保方問題のスタートで「Copy & Paste」が「コピペ」と言われてきた。昔、僕たちの時代は、「ノートの貸し借り」である。借りたノートを読みながら自分のノートへポイントを書いて行く。僕は人からノートを借りた事は無いが、随分ノートは貸したもんだ。その為にノートを読み易く書くことにした。小保方さん博士と雖も30歳、兎に角、「コピペの時代の産児」あの画像の整理の仕方も正にコピペを前提にした事、そこで、大事なのは人の書いた物には版権が有ると言う事。正に、「倫理観」の教育だろう。 僕は、最近学校の先生方のサラリーマン化が本当に気に成って仕方がない。PCの利用の最たる効用は「コピペ」機能だと思う。僕も、原稿書きで何時もコピペを使う。然し、使い方には十分に気を付けているし、原稿の整理の仕方なんかも「次のプレーを考えて...」日付をキーにして全部整理している。小保方さんのニュースが出た時、『「コピペ」は仕方が無いな。彼女はコピペが悪い事なんて感覚全然ないだろうな。博士と言ったって、未だ30歳誰も基本と整理を教える先生に出会って居なかったんだろうな』とワイフと話をした。 最近、僕は今までPC嫌いの女性が、ある事を機会にPCを使わざるを得なくなって、PCを持って我が家へ来ることになって居る。僕はPCを教えるほど使いこなせない。唯、データ管理のベースは知って居る積り...今回の問題、小保方さんが良い先輩に出会って彼女の願いどおり良い研究が出来るように願って居る。まだまだ若い。周りにいる先輩、先生も大いに反省して欲しい。流動する世界の中で、幼子を持つ親の再教育が必要か?