massy-academy

advice for consumer

”イチローと祥平“    ’18-7-10

2018-07-09 20:08:11 | Massy's Opinion

★Massy’s Opinion

・7・3 日本時間 エンジェルスVSマリナーズのMLB実況放送があった。まあ、日本人には、馴染みのチームで、僕自身には、たまらないカードだ。しかも、大谷祥平選手が約一月ぶりにベンチ入りすると言う嬉しいニュース。兎に角、「大谷君は今シーズンどれだけやれるかな?」と言う事が一番の期待であった。その間、ピッチャーとバッターの掛け持ちについて、張さんの「喝!」論議。僕自身も「我、もし監督ならば...如何するだろう?」って言うような考えから本当に興味深々であった。日ハム栗山さんは、短い期間であったが、非常に巧い使い方をしていたと思う。

でも、大リーグへポスティング制度を使って移籍することを前提に大谷を使って居たと思う。日本で見ていた当時は、「凄い素質に恵まれた選手だな」と言う感じで何しろあの体格だからちょっと初めから離れた目線で見ていた。今度は、MLBで本格的にプレーする訳で、「本当に2刀流が良いのか?一刀流が良いのか?」結論付けなくてはなるまい。

・さすがに3日のバッティングは三振2個打つボールが狙い外れだったような見逃しだの詰まり気味の打球だった。4日は4打席2安打思ったより早い対応で、彼の非凡さを見せてくれた。これで、いくと「指名打者」でヅ~っと使われてしまうのではないだろうか?

・やがてこの一刀流、二刀流の判断は、祥平が自分自身で付けなくてはなるまい。今の祥平を見ていると、マダマダ体は子供、筋骨隆々の大リーガーの中ではひ弱さが残っているように感じられる。先日、張さんが「もっと走りこめ」と言っていたが、これも体つくりをしろと言う意味だと思う。江本さんが何かに同じようなことを言って居たが、さすが、「エモやんも国会議員をやっただけあって、今までの野球選手出の議員の中では「良い話し方」をしているなと思った。今日の試合前の練習時に、祥平がイチローの所へ挨拶に行っていたが、勿論、「どうする?」「こうする」と言う話なんぞ出来る訳もない。

・ドクターの最終診断結果が出て、「投手としてやれるのか?」「高額なギャラが欲しいのか?」「野球が好きだから一年でも長くMLBにいたい」「何か記録を作りたい...」のか?「投手と打者と両方で記録を作りたいのか?」本人が考えるだろう。

・僕は、イチローの意見を尊重するべきだと思う。(当然でしょうー)しかし、祥平の今回の負傷は、僕は思ったより、早く回復したなと思っている。イチローが「如何してバッター専門になったか?」故仰木監督、中田コーチ二人とも居なく成ったが二人の意見をお聞きしたいものだ。

右投げ、左打ちは「右ひじを一番使うのである。要するに、右ひじに負担が掛かる」そこの負傷だけに心配するのである。祥平君に聞きたいが、「何時から左打ちになったの?右でも打てる?」「右投げ左打ちの人もゴルフは右が殆ど...」「バッティングを右打ちにすれば右ひじへの負担は減ると思うよ。フアーストまでのスピードは君の脚力ならあまり影響はないのでは?」今、慶応のショートに瀬戸西君と言う選手が居る。彼は「左右打ち」で登録をされているが、春のシーズンは左投手でも左打席に立っていた。何か理由があるのだろう。勿論、彼の打力は強くない。

旧文になるが、向井万紀夫先生の一文に「右投げ、左打ち」の事が書いてある。僕のブログに載せてあるが、参考までに添付しよう。僕らの同期榊原君の発案で20年前に「21世紀の会」と言う会を作った。昨年、その会に元ベイスターズの山下大輔君が入会してきた。彼は、ベイ一筋、今度退任したが、コーチでドジャースに一年行っている。「向井先生と山下大輔君」にトークショウをやって貰ったら面白いなと思っている。タイトルは「イチローVS祥平」右投げ、左打ち将来どうするの祥平君?

P,S

“Letter to 向井万起男先生”  ‘16-11-22

★Massy’sOpinion

’16-11-16朝日新聞の夕刊に向井先生の連載記事で「大リーグが大好き」「唯一無二の打法を駆使する男」(下)が出ていた。その文中に...「右利きの人が左打者になると体各部の軸を巧く回転させてスイングすることが出来なくなる場合がある。左利きの左打者(の一部)に特有の優美なスイングが出来る右利きの左打者は極めて少ない」(中略)「右投げ左打ちのイチローは大リーグ史上、唯一無二の打法を駆使していると私は思う」(以下略)と言う一文が書かれている。向井先生が大リーグ好き、イチロー好きなのは良く解かっているが、何言おう此の僕も全く同じである。

さて、僕が右投げ左打ちになったのは中学2年の頃かな?初めてアメリカの3Aのプロチーム,オドール監督率いるサンフランシスコシールズが来日したが、その時の一塁手スタインハウアーを見たときに憧れて左打ちに成ったのである。成蹊中のチームは僕を含めて3人の右投げ、左打ちが居て、当時としては相当キザで割合と強いチームだった。一人は早稲田のスーパーOB伊丹安広さんの息子さんだった。後に慶應高校の野球部では、同級生で、復活早慶戦時のキャプテン、三田倶楽部会長を勤められた山岡鎌太郎さんのご子息が右投げ左打ちだった。どうも、二人とも「野球は左で打つもの」と初めから教えられたようだが、親御さんとすれば「一塁へ速く着く」と言うことで、野球を始めた時から左打ちを教えたのではないか?大学へ入ると2年上級生に一人、1年下には、富山、西辻、山田(皆出身校の4番である)等が居た。処が当時の監督阪井さんは、どうも右投げ左打ちがきらいだったようだ。2年上の人たちは左利き(左投げ)が多く、皆、ピッチャーで4番の人ばかりで、外野を兼務していた。勿論、プロに進んだ人が一人、ノンプロで活躍した人ばかりである。その中で鐘紡へ行った多胡さんは監督の信用が厚く、左のキャッチャーだの、セカンドを練習させられた事もあった。その位、バッティングが良かった、と言うよりは巧かったのである。特にレフトへの流し打ちは、右利きの左打ちは一般的に巧くない。(今は練習方法も量も違うので、左に綺麗に打つ人も多いが...)正に、向井先生の言われる如く、美しさと言うことは、先ず感じられない。僕もイチローは好きだし、昔の阪急が大好きだった。同期の中田君が阪急に入っていたが、「おもろい奴が来たぞ...直ぐ一軍に上がるは...」(当時、二軍監督?)と言って、野球帽とイチローのサイン入り色紙を持って来てくれた。彼もイチローがこれ程の成績を残すとは思っても見なかっただろう。「右投げ左打ち」と本来の「左利き左打ち」との違いを取り上げた向井先生の記事には鋭い鑑識眼に敬意を表したい。兎に角、野球もゴルフも面白いもので、その人、固有の打球が描く飛球線は、みんな違う。前記の富山君、野球は左打ち、ゴルフは右打ちだけど快打は両方とも綺麗な45度の線を描いて飛んで行く。