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"コロナ~矛盾~未来”   ’20-5-19

2020-05-18 21:57:32 | Massy's Opinion

Massy’sOpinion

・早いもので、5月も半ばを過ぎる。 コロナ問題が起らなければ、六大学野球、春のシーズンの真っ盛りだろう。屹度、神宮のネット裏で、球友たちと顔を合わせ馬鹿っ話で、盛り上がっていた事だろう。此の休みの間、選手はそれぞれ自主トレに励んでいると思う。如何に真剣に自主トレを遣ったかの成果が秋には現れるだろう。

 

・僕は、3月のワイフの怪我から全く、今迄に経験した事の無いような暮らしを味わって居る。先ず3月、4月、5月の今日まで吉祥寺に一度行っただけ...渋谷にこんな期間行かなかった事は生まれて初めてだ。又、4月初め、ワイフが退院して来てからは、全く自由度が無くなった。やれ、マスクをしろ、手を洗え、日に当たれ、人は家の中へ入れるな...等異常に神経質に成って居っる。

 

・片一方では、銀行は浜田山支店で間に合わせているが、契約書等は全部「テレワーク」で済ましている。相手方も支店に行かずに「在宅勤務」パソコン、タブレット1台持たされて、これもかなり色々制約があるらしい。片一方ではワイフのリハビリは木、土の週二日、一日45分のskype megumiのコーチを受けている。否応なしにコロナ問題の落ち着いた後には世の中に大きな変化が訪れるだろう。今政府や行政が言って居る問題も「矛盾だらけだ」この3ヶ月の暮らしの中で将来を見通して色んなことを考えて見た。

 

・先ず、在宅勤務の所謂「半減出勤」だ。自分の家で仕事が出来るなら、企業は交通費を一ヶ月分払わなくて済むし、事務所のスペースも狭くて済む。更に進んで行けば、仕事は「委託」「請負」の形に成って行くだろう。年功序列型賃金は崩れて行く。今「仕事の仕方改革」と言って居るのは、「残業を減らそう」「休日を増やそう」と言う意味だと思うが、「請負」となれば自らの「稼ぎたいと言う欲」「能力」によって真逆の「労働強化」になって来る。

 

「契約業務」は日常の営業活動で根幹をなす業務だが主に実印と言う登録されている印鑑が重要であり、これがサインに変わるように成るだろう。此の為には、会社法、登記法等の関連法律の整備も必要だ。

 

・色々な会社は此れから徹底的な合理化と縮小をしなければ成らない。今乱立している超高層ビルは、賃料も高く入居者希望者は減って来るだろう。そして、不動産価格の格差は広がって行く。

 

・年功序列型、終身雇用制は既に終わりつつあるが、これからの若い人は、本当に自分が遣りたい仕事を十分に考えて、その道に合った勉強をしておかなくてはいけない。もう本当は大学受験の時には考えて置かなくてはいけない事だ。僕は、社会人に成った時からそう言う考え方で、部下にもそう言う指導をして来た。現実に営業に不向きな部下には、司法書士の資格を受けさせて、合格した。その後、自動車デイ―ラーには司法書士の設置が必要になり定年すぎても属人の資格が必要で会社に残って居た連中が二人いた。

 

・この2ケ月街の中を色んな角度から眺めて見た。夕食を食べに行くためだが、殆どの店が営業時間を短縮したり、テイクアウトにしたりしている。大体、飲み屋や中華料理屋も人数が一人でも多く入る様に席は「密着」している。銀行の待合席は一つ置きにテープが張ってあり密着をしないようにしてある。これから飲み屋なんかどんな席の作り方をして行くのだろう?飲み屋は対面で密着して話し合う中で人間関係が出来て行くんだから...

コロナが下火に成ったとしても、3は続けなくてはいけないだろう。ライブハウスやナイトクラブは無くなって仕舞うのか?或いは値段が高くなるのか?劇場はどうなるのか?

スポーツ・ジムはどうなるのだろう?日本では、健康保険が発達しているせいか、すぐ医者に飛び込んでしまう。アメリカでは、健康な体を維持するために、日頃から健康維持に自分でお金を払う。スポーツ・ジムのロッカーなんかはどうなるのだろう?本当に無味乾燥な街に成って仕舞うのか?いずれにしても社会が変わる事は間違いないだろう。

 

・自宅でテレワークと言っても、IT,AI等の知識もみんなが十分にあるとは思えない。この2ヶ月間ある意味では、時代に少し前に出た経験をしたので、いろんな事を考える。オリンピックは華美になりすぎて居る、この間テレビで、デーブ・スペクターさんが「オリンピックは止めた方がいい」と言うような発言をしていた。安倍さんも給料のカットをした。でも、程度が全然違う。安倍さん一人が無給宣言をすればいいのだ。取り巻きの忖度議員は周りの動向にキョロキョロするだろう。一人10万円の支給も一ヶ月なのか、コロナの終末迄なのか、解らない。消費税の全面カットが一番公平で永続性があるだろう。経済活動がコロナ以前に戻るのに3年は掛かると思う。根本的な国の予算の在り方を考える人は居ないのかなあ...

小池さんも解りやすいキャッチフレーズ「三密」で巧くマスコミに乗せたが、このコロナ終息の後の「未来の暮らし方」をどんな方向にしようとしているのか?明快にしてほしい。