1年生に正負の数をまた教えることになった。今回は教科書の内容を生徒に伝えることを目的に、正負の数について解説的な授業にした。
正負の数の導入は
1.「符号のついた数」で、温度計を例にして、「プラス」「マイナス」という言葉を教え、正負の数を導く。
次に、収入、支出を例にして、収入を+、支出を-と決める。また、海抜、海面下でも+-を使う。
2.ある地点Aから東の移動を+、西への移動を-と決める。
天気予報の例で、各地のその日の最高気温の予想と前日の最高気温の比較から+ -を決める
1、2の違いは何か・・・。
教科書は段階的に正負の数を導入している。
1と2では「基準」の0が違っている。
1の基準は客観的に「絶対」である。たとえば温度は0度を基準に+-を定めている。0度はどこでも0度という意味で絶対。
海面を0mとする。一応海面はどこでも0m。
収入、支出も、収支0円は0円。
ところが、2となると・・・。
地点Aはどこの地点かというと、分からない、どこでも良い。とにかく地点Aから東西で+-が決まる。+-も多い少ないではなく東西だ。
ここでは0の意味も+-の意味もかなり抽象的になっている。
「いろんな場所があるけど、地点Aから移動しなければ0m」ということだ。
「移動しなければ0m」というのは、「収支0円」と似ている。しかし、違うのが東西である。東西には多い少ないという量の考えがない。
単に+-に「変化」という意味を持たせている。
そして、最高気温の比較で、0がもっと進化した。
ここでの0は昨日と変化がないとき0と決めた。「変化がない」=0
そしてそれより高いという予想なら+、低ければ-である。
基準にあたる0が北は北海道の札幌から、南は沖縄の那覇まで0が存在する。
それぞれの前日の最高気温が0になる。
(変化)=(予想最高気温)-(前日の最高気温)となる。
気温の+-とは違った量を定義している。
一般に、(変化)=(変化後の量)-(変化前の量)と考えられる。
教科書は正負の数を「変位量」として導入しているようだ。
正負の数の導入は
1.「符号のついた数」で、温度計を例にして、「プラス」「マイナス」という言葉を教え、正負の数を導く。
次に、収入、支出を例にして、収入を+、支出を-と決める。また、海抜、海面下でも+-を使う。
2.ある地点Aから東の移動を+、西への移動を-と決める。
天気予報の例で、各地のその日の最高気温の予想と前日の最高気温の比較から+ -を決める
1、2の違いは何か・・・。
教科書は段階的に正負の数を導入している。
1と2では「基準」の0が違っている。
1の基準は客観的に「絶対」である。たとえば温度は0度を基準に+-を定めている。0度はどこでも0度という意味で絶対。
海面を0mとする。一応海面はどこでも0m。
収入、支出も、収支0円は0円。
ところが、2となると・・・。
地点Aはどこの地点かというと、分からない、どこでも良い。とにかく地点Aから東西で+-が決まる。+-も多い少ないではなく東西だ。
ここでは0の意味も+-の意味もかなり抽象的になっている。
「いろんな場所があるけど、地点Aから移動しなければ0m」ということだ。
「移動しなければ0m」というのは、「収支0円」と似ている。しかし、違うのが東西である。東西には多い少ないという量の考えがない。
単に+-に「変化」という意味を持たせている。
そして、最高気温の比較で、0がもっと進化した。
ここでの0は昨日と変化がないとき0と決めた。「変化がない」=0
そしてそれより高いという予想なら+、低ければ-である。
基準にあたる0が北は北海道の札幌から、南は沖縄の那覇まで0が存在する。
それぞれの前日の最高気温が0になる。
(変化)=(予想最高気温)-(前日の最高気温)となる。
気温の+-とは違った量を定義している。
一般に、(変化)=(変化後の量)-(変化前の量)と考えられる。
教科書は正負の数を「変位量」として導入しているようだ。