いよいよ自然数の4乗和を求めることにする。
自然数の2乗和を求めるときと同じようにする。
(自然数の4乗和-4参照)
1^4=1
1^4+2^4=17
1^4+2^4+3^4=98
1^4+2^4+3^4+4^4=354
1^4+2^4+3^4+4^4+5^4=979
・・・・・・
以下を表にまとめると
n --+ 4乗の和 + 素因数分解
----+-------+--------
1 1
2 17
3 98 2*7*7
4 354 2*3*59
5 979 11*89
6 2275 5*5*7*13
7 4676 2*2*7*167
8 8772 2*2*3*17*43
9 15333 3*19*269
10 25333 7*7*11*47
11 39974 2*11*23*79
12 60710 2*5*13*467
13 89271 3*3*7*13*109
14 127687 7*17*29*37178
15 178312 2*2*2*31*719
16 243848 2*2*2*11*17*163
17 327369 3*7*7*17*131
18 432345 3*5*19*37*41
19 562666 2*13*17*19*67
20 722666 2*7*41*1259
ここで今までの公式を振り返る。
自然数の和 n(n+1)/2 ・・・2次式
2乗和 n(n+1)(2n+1)/6 ・・・3次式
3乗和 {n(n+1)/2}^2 ・・・4次式
さて、4乗和はたぶん5次式で、因数にn、n+1 があると予想される。
そこで素因数を観察すると・・・。nが素数のときの4乗和の素因数を
見ると、
n=5のとき、因数nはないが、たぶん約分されているはず。
n=7、11、13、17、19のとき、
素因数に7、11、13、17、19がある。
このことから、和の公式に因数nがあることがわかる。
次に、因数n+1があるかを調べる。n+1が素数になる場合は
n=1、2、4、6、10、12、16、18のとき
1,2,4では約分されている。
n=6、10、12、16、18 のとき
素因数に7、11、13、17、19が見つかる。
このことから、和の公式に因数n+1があることがわかる。
さて、次の予想は、因数2n+1があるかを調べる。
2n+1が素数になるのは
n=1、2、3、5、6、8、9のときだが、
n=1,2では約分されているのでないが、
n=3、5、6、8、9のとき
2n+1=7、11、13、17、19が見つかった。
このあとさらに、n=11、14、15、18のとき
2n+1=23、29、31、37が見つかった。
自然数の4乗和の次数は5次であることを考慮すると、
(自然数の4乗和)=n(n+1)(2n+1)×(nの2次式)×(定数)
ということが予想される。
このあとは(nの2次式)×(定数)の部分を調べてみることにする。
続く
自然数の2乗和を求めるときと同じようにする。
(自然数の4乗和-4参照)
1^4=1
1^4+2^4=17
1^4+2^4+3^4=98
1^4+2^4+3^4+4^4=354
1^4+2^4+3^4+4^4+5^4=979
・・・・・・
以下を表にまとめると
n --+ 4乗の和 + 素因数分解
----+-------+--------
1 1
2 17
3 98 2*7*7
4 354 2*3*59
5 979 11*89
6 2275 5*5*7*13
7 4676 2*2*7*167
8 8772 2*2*3*17*43
9 15333 3*19*269
10 25333 7*7*11*47
11 39974 2*11*23*79
12 60710 2*5*13*467
13 89271 3*3*7*13*109
14 127687 7*17*29*37178
15 178312 2*2*2*31*719
16 243848 2*2*2*11*17*163
17 327369 3*7*7*17*131
18 432345 3*5*19*37*41
19 562666 2*13*17*19*67
20 722666 2*7*41*1259
ここで今までの公式を振り返る。
自然数の和 n(n+1)/2 ・・・2次式
2乗和 n(n+1)(2n+1)/6 ・・・3次式
3乗和 {n(n+1)/2}^2 ・・・4次式
さて、4乗和はたぶん5次式で、因数にn、n+1 があると予想される。
そこで素因数を観察すると・・・。nが素数のときの4乗和の素因数を
見ると、
n=5のとき、因数nはないが、たぶん約分されているはず。
n=7、11、13、17、19のとき、
素因数に7、11、13、17、19がある。
このことから、和の公式に因数nがあることがわかる。
次に、因数n+1があるかを調べる。n+1が素数になる場合は
n=1、2、4、6、10、12、16、18のとき
1,2,4では約分されている。
n=6、10、12、16、18 のとき
素因数に7、11、13、17、19が見つかる。
このことから、和の公式に因数n+1があることがわかる。
さて、次の予想は、因数2n+1があるかを調べる。
2n+1が素数になるのは
n=1、2、3、5、6、8、9のときだが、
n=1,2では約分されているのでないが、
n=3、5、6、8、9のとき
2n+1=7、11、13、17、19が見つかった。
このあとさらに、n=11、14、15、18のとき
2n+1=23、29、31、37が見つかった。
自然数の4乗和の次数は5次であることを考慮すると、
(自然数の4乗和)=n(n+1)(2n+1)×(nの2次式)×(定数)
ということが予想される。
このあとは(nの2次式)×(定数)の部分を調べてみることにする。
続く