夜の学習教室で、中学生を教えているが、中に小学校の算数がよくできない生徒がいた。支援者の人から紹介されて指導に入った。
まずは160÷40というようなわり算だったが、2桁でわるわり算の指導は初めてだったので少しまごついた。1桁で割るわりざん、
例えば
852÷3
などの場合は85224=800+50+2として、「3等分する」ということでタイル算で教えることができる。
1は小さな正方形のタイル□
10はそれが10個集まった棒状のタイル。
100は10がまた10個あつまった大きな10×10の正方形のタイル。
852=100×8+10×5+2 だから、3等分するには、まず100が8個あるのでこれを3等分するには
例えば3人で分けることにすると100を2個ずつ分ける。すると200ずつ3人に分けたので、800のうち
600は3人に配ったことになる。
852-600=252
252を3人で分けるのだが、これは252=10×25+2 であるから、10をひとまとまりにして
10の「棒」が25本と、1のタイル2個が残っていることになる。
そこで25本の10を3人に分けると8本ずつ、つまり80×3=240配ることになる。
252-240=12
のこりは12個なので、12を3人に分けるのに一人4個ずつだから
12-4×3=0でちょうど余りなく分けられる。
すると一人当たり、100が2個、10が8個、1が4個ということで
852÷3=284
という結果となった。これを図にしてタイルなどを書いて説明した。
一桁で割る場合、分ける人数がすくないからいいのだが、
たとえば8520÷30 などのように「30でわる」などというときは
困る。そこでこのときは話しを「8520を30人で分ける」のではなく
「8520のなかに30は何人分あるのか」という話しにするのだが
困ったのは「位取り」である。
つづく
まずは160÷40というようなわり算だったが、2桁でわるわり算の指導は初めてだったので少しまごついた。1桁で割るわりざん、
例えば
852÷3
などの場合は85224=800+50+2として、「3等分する」ということでタイル算で教えることができる。
1は小さな正方形のタイル□
10はそれが10個集まった棒状のタイル。
100は10がまた10個あつまった大きな10×10の正方形のタイル。
852=100×8+10×5+2 だから、3等分するには、まず100が8個あるのでこれを3等分するには
例えば3人で分けることにすると100を2個ずつ分ける。すると200ずつ3人に分けたので、800のうち
600は3人に配ったことになる。
852-600=252
252を3人で分けるのだが、これは252=10×25+2 であるから、10をひとまとまりにして
10の「棒」が25本と、1のタイル2個が残っていることになる。
そこで25本の10を3人に分けると8本ずつ、つまり80×3=240配ることになる。
252-240=12
のこりは12個なので、12を3人に分けるのに一人4個ずつだから
12-4×3=0でちょうど余りなく分けられる。
すると一人当たり、100が2個、10が8個、1が4個ということで
852÷3=284
という結果となった。これを図にしてタイルなどを書いて説明した。
一桁で割る場合、分ける人数がすくないからいいのだが、
たとえば8520÷30 などのように「30でわる」などというときは
困る。そこでこのときは話しを「8520を30人で分ける」のではなく
「8520のなかに30は何人分あるのか」という話しにするのだが
困ったのは「位取り」である。
つづく