TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

小学校の算数で5

2013年08月28日 00時14分05秒 | 数学
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縦と横に同じ数の球を並べようとしたら8個足らず、
縦、横とも1列ずつ減らすと3個余る時、球は何個あるか、
という問題です

方程式を使えば解けますが、小学生が受ける中学受験の問題です

式は8+3-1=10
10÷2=5 5×5+3=28で、最初の式の意味がわかりません。

つるかめとか、いろいろありますが、どの計算にあたりますか?
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 方程式を使うと、小学校の算数のやり方の式が出て来ることが
ある。しかしこのまま、「縦横n個に並べる」では
8+3-1=10
10÷2=5 5×5+3=28
という式は出てこなかった。



そこで問題を次のように逆に考える。
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縦と横に同じ数の球を並べようとしたら3個余る。
縦、横とも1列増やすと8個足りない。
球は何個あるか、
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で、図を使ってやってみよう。

「縦と横に同じ数の球を並べようとしたら3個余る。」

こんな感じ。縦横の列は不明だから、・・・で表しておく。

「縦、横とも1列増やすと8個足りない。」
1列を右と下に増やしてみた。

いま増やすために、余った3個を並べてみた所。

このとき8個足りない。


増やす部分だけの図で考える。
1列増やすと、3個と8個がこのように並ぶはず。


つまりここで8+3=11個が「Lの字」に並ぶことになる。


ここで元の列の縦横に何個並ぶのかを求めるには
11個から角の1個を引いて2で割れば良い。

11-1=10
10÷2=5
ということで、初めに5個が縦横に並んでいたことが分かった。


あとは 5×5+3=28 で球の数は 28個。


質問を繰り返すと・・・
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式は8+3-1=10
10÷2=5 5×5+3=28で、最初の式の意味がわかりません。
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これで解決。

おわり


コメント
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