TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

面積迷路で数学3

2013年08月31日 01時45分19秒 | 数学

 面積迷路第1集100番の問題。


 これを小学校の算数で解くのは難しかった。解答を見たらなんと「禁じ手」を使っていた。
図形についての性質を知らないと解けないのだ。

こんな性質。

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「長方形を縦横に垂直な線で区切ったときできる4領域について、4領域のうち2領域の面積の合計が
その長方形全体の面積の半分であれば、縦横どちらかの直線は長方形の中心を通る。」
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 解答をみて私なりに解釈をして文言を工夫してみたらこうなった。
例として、この影をつけた2領域の面積の合計を示す。

この場合は明らかに横の線が長方形の中心を通っていることが分かる。


この問題の場合は左上と右下に影の部分が。


この性質を使うと


上の図で、32+45=77、  11×15=154 訂正! 11×14=154 です。(2016.12.14)
154÷2=77 となっているので、この条件に当てはまる。

したがって、問題図の横の線はこの長方形の中心を通る。
 
左下の?の面積はその上の面積と同じ。

よって答えは 32平方cm 

では
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「長方形を縦横に垂直な線で区切ったときできる4領域について、4領域のうち2領域の面積の合計が
その長方形全体の面積の半分であれば、縦横どちらかの直線は長方形の中心を通る。」
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この性質は小学校の算数を使って、どうやって確かめたら良いのだろうか?

こちらは明らかだが・・・。


この場合はどうなのだろうか

これについて算数の範囲で説明しよう。


つづく

コメント (5)
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