TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

因数分解をめぐって4

2014年06月20日 00時23分06秒 | 数学

少し飛ぶが、公式を使った因数分解に移る。

まずはこれから

例 143を素因数分解せよ。
   143=11×13
ここで10=x とおくと、
143=100+40+3  十進法だから
   =10^2+4×10+3
   =x^2+4x+3 

11=x+1、  13=x+3 であるから

  143=11×13 と素因数分解されたように
 x^2+4x+3=(x+1)(x+3) と因数分解される。
このときx^2+4x+3の因数はx+1、x+3であると確認する。
このようにして、因数分解の意味を教える。
「展開の逆が因数分解である」の考え方を一歩進めた形になる。

ではどうしてx^2+4x+3が(x+1)(x+3)と因数分解されるのだろうか。

「展開の逆が因数分解である」では

x^2+4x+3=(x )(x ) とやって、「数あて」の指導になる。

ここに疑問を持つ生徒がいることに注意したい。

つづく

コメント
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