少し飛ぶが、公式を使った因数分解に移る。
まずはこれから
例 143を素因数分解せよ。
143=11×13
ここで10=x とおくと、
143=100+40+3 十進法だから
=10^2+4×10+3
=x^2+4x+3
11=x+1、 13=x+3 であるから
143=11×13 と素因数分解されたように
x^2+4x+3=(x+1)(x+3) と因数分解される。
このときx^2+4x+3の因数はx+1、x+3であると確認する。
このようにして、因数分解の意味を教える。
「展開の逆が因数分解である」の考え方を一歩進めた形になる。
ではどうしてx^2+4x+3が(x+1)(x+3)と因数分解されるのだろうか。
「展開の逆が因数分解である」では
x^2+4x+3=(x )(x ) とやって、「数あて」の指導になる。
ここに疑問を持つ生徒がいることに注意したい。
つづく