図はもう一つあった。
この図。
この図は、前述の六面体を半分にしたものだ。
マンガが江戸時代になっているので、
「ろ」は原文の「O」、「い」が「P」となる。
以下原文
#「いき」の構造
さらに読んで行くと、図が必要な箇所に出くわす。
この図もマンガで判った。
「 「さび」とは、 O、上品、地味のつくる三角形と、 P、意気、渋味のつくる三角形とを両端面に有する三角※[#「※」は「つちへん +壽」、 46-2]の名称である。わが大和民族の趣味上の特色は、この三角※[#「※」は「つちへん +壽」、読みは「ちゅう」、 46-2]が三角※[#「※」は「つちへん +壽」、読みは「ちゅう」、 46-2]の形で現勢的に存在する点にある。 「雅」は、上品と地味と渋味との作る三角形を底面とし、 Oを頂点とする四面体のうちに求むべきものである。」
—『「いき」の構造』九鬼 周造著