TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

主任教諭制度

2009年04月19日 10時12分44秒 | 日記
 全国に「主任制」が導入され「主任手当」が出るようになったのが30年前。私が東京都の採用試験を受けたとき、このことが話題になり、面接試験できかれた。
「あなたは主任制についてどう思いますか」きわどい質問。
私は「学校現場で主任は必要だが、教育はお金で仕事をするだけではないから、手当を出すことには疑問を感ずる」と答えたと思う。無難な答だったらしく、試験には合格できた。

 それから東京では主任制反対闘争があり、東京都庁へも動員で出かけたり、デモにも行ったことがある。結局、日教組全体としては押し切られ、東京でも主任「手当」制度が実行されることになった。

 私は主任になるのが遅かったので、あまり感じなかったが、転勤して何年かすると進路指導主任や学年主任の番が回ってきた。都教組では「拠出」で対応したので、私も主任手当は組合に寄付という形で拠出した。

 さて、東京では全国に先駆け「主任教諭制度」が導入されたと聞く。これは「手当」で給与に差をつけるのではなく、「給与表」で給与に差がつく。
 主任は校長が任命し手当が出た時代は終わり、一定の審査を受け合格した者が「主任教諭」となり、「教諭」より高い給与を受け取ることになった。
 主任手当は5000円ほどだったが、主任教諭と教諭の給与差は2万円ほどになる。これはとんでもない制度だと思ったが、主任にならなければ、校内で主任の地位につけないことが出てくる。学校を民主的に運営する企画なども出せなくなるということで、組合員は主任教諭制度には原則反対だが、やむなく主任試験に応募した者も少なくはない。

 4月15日はこの制度での最初の給料日。教諭職の人たちの給与は3000円ほど低くなっていたと聞いた。
 実は私も主任教諭に応募して合格。進路指導主任に任命されている。給与は2万円弱だが増えた。何のことはない、進路指導部の先生方から3000円ずつ出してもらっているような複雑な気持ちであるが、退職後の教諭職としては最後の一年だ。やれるだけのことをやって、学校に財産を残していきたいと思っている。









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πとeの話

2009年04月18日 10時13分52秒 | 数学
 地元の図書館で「πとeの話」という本を見つけた。さらさらっと目を通すと、無限級数がや数式がちょこちょこ載っていて、空白が多い本だった。ちょっと面白そうなので借りたが、一週間ほど読まないで放っておいた。
 夜中に目が覚めたとき、少しだけ詳しく読んでみたら、面白くなった。
始めの方は
 1+1/2+1/3+....>∞

か何かのっていて、そのうちにπやeの無限級数が出てくる。

 私が面白いと思ったのは、πに関するいろいろな無限級数が紹介されていた事までは良くある数学読み物なのだが、収束する級数について、すべて証明が紹介されていることだった。「買いだ」と思い、Amazonで手に入れた。

 一読をお勧めする。










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モグラ生活の次は窒息?

2009年04月17日 17時05分43秒 | 日記
 モグラ生活が続いている。自宅の外壁の塗り直しで家の周りに足場が組まれ、周りはシートで覆われている。先日第一次工事が終わった。外壁のタイルのつなぎ目の所に充填材をうめて水漏れを防ぐ工事だった。
 今度は外壁を塗るために、家全体を薄いビニールで覆う。ゴミ袋の素材の大きいビニールだ。これで覆われている。こんどは、家の窓にもビニールが貼られてしまった・・・。窓を開けることができない。ビニールが破けるからだ。
窒息しそうだ。風通しが悪い。これが一週間続くのだそうだ。あー
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免状申請のお知らせ

2009年04月15日 17時58分23秒 | 将棋
 「将棋世界」の昇段コースへ応募し2段の点数がたまったので、卒業申請をしようと思ったとたんに、将棋連盟から「免状申請のお知らせ」がきた。
 5月31日までに免状を申し込むと、今の免状の段より一つ上の段の免状が取れますということだ。私は三段を持っているから四段の申し込みをすれば、四段コースを卒業しなくても四段がもらえるというのだ。何のことはない「寄付」すれば段をもらえるのだ。
 渡辺竜王が初代の「永世竜王」になった記念のキャンペーンだって。将棋連盟はときどきこういうことをする。この記念のキャンペーンは「3月中に免状を申請した人には、免状の他に記念の金杯を贈ります」ということだった。
 だから昇段コースで規定の点数を取った人だけが対象だったんだが、それが、
「ご好評につき期限を5月31日までに延長します。」だって。
 で、今度はその上に、免状を持っている人は、一つ上の段もいいよ、ということだ。要するに寄付だな。この不況の中では免状を申し込む人も少ないので、たぶん金杯がだぶついているんじゃないかと邪推したくなる。将棋連盟さん失礼なこと言ってごめんなさい。
 
 ということだが、将棋連盟にもお世話になっているから、私は免状を申請して、金杯もいただこうと思っている。何つったって将棋ファンだからね。
 でも私は言葉に甘えて四段の申請はしない。ここはあえて二段の免状をいただくことにする。だって、三段認定もたった1回の20問中の9問「当たった」だけだからまぐれだと思っている。認定が甘いとは思いたくないが。「将棋世界」を買い、毎月毎月往復ハガキを出してやっと二段の点数がたまったのだ。

 そして、二段をいただいたら三段に挑戦し、三段の得点をためるつもり、三段の得点がたまったら三段の卒業認定をしてもらう。三段の免状はもっているから、免状の申請はしないで、四段コースに挑戦することにする。

 実は四段の申請しようかどうしようかといろいろ迷ったのだが、このように着実に昇段するのが一番だと考えた。本当は道場へ通えばいいんだけどね。頑張るぞっ!








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モニターもお陀仏か?

2009年04月14日 21時05分52秒 | コンピューター
 たたいて直していたモニターも、ついにたたいても直らなくなってしまった。青の信号が出ないで、画面は真っ黄色。
いよいよ液晶モニターの導入か・・・。
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ルベーグ積分

2009年04月13日 18時55分36秒 | 数学
 確率の授業をやっていると、「測度」の問題を考えることが出てくる。
「測度」とは

 例えば、数直線で0以上1以下の区間の「長さ」は普通「1」と言われる。
 このように、区間(集合)を数(長さ)に対応させるものを「測度」という。(不正確かも・・・)

 では、数直線で0以上1以下の区間から、1点を除いた残りの区間の長さはというと・・・。1点の長さは0と考えられるから、
 残りの区間の長さは1であると考える。

では1000個の点を除いた残りは  (1)
10000個の点を除いたら? (2)
こういうことを考えるときに使われるのが「測度」という概念だ。

われわれが普通常識で考えている区間の長さを求める場合に使われる測度を
「ジョルダン測度」というそうだ。

ジョルダン測度では、(1)(2)いずれの場合でも、長さは1だという。

「ジョルダン測度」に基づく積分をリーマン積分というそうだ。
高校までの微積で出てくる積分はすべてリーマン積分。
とおいうことは大学時代に学んだが、実はリーマン積分は非常に条件が厳しくて、
項別積分や極限をとるときにいろいろな条件が必要だという。

 この欠点を改善したのが「ルベーグ積分」といい、ルベーグ測度に基づいて考案された積分だそうだ。
ルベーグ積分は「確率論」で使われる。学生時代はよく分からなかったが、最近になって本を読み返してみると、何だか面白そうに思えたので、ちょっとだけ調べてみようと言う気になった次第。何か分かったら、また記事にします。





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もぐら生活?

2009年04月12日 10時19分31秒 | 日記
 ただいま自宅の外壁を塗り直し中。家のまわりには足場が組んである。家はシートで覆われている。足場があるので外から2階まで上がれてしまうので、防犯のために、二階の雨戸は閉め切っている。このため暗い。これをわが家では「もぐら生活」と呼んでいる。
 ふとんも干せないし、洗濯物も外には干せないので不便。自宅は築15年なので、メンテナンスはしなくてはいけない時期だからしょうがないが・・・。
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卒業生

2009年04月11日 10時15分13秒 | 日記
 卒業生関連の記事

 4月10日からドイツに留学する卒業生がいる。パソコンを日本から持っていって、あちらでメールを送ってくれるそうだ。あちらからのメールが楽しみ。海外からインターネットでメールが届くのは嬉しいこと。
 
 6月にまた別の卒業生とのクラス会の連絡があった。こちらは、先日の「ひのえうま世代」。
 教え子の活躍を知るのが楽しみなんて、いよいよ本格的な「引退」に向かっているのか・・・。


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二段コース卒業

2009年04月10日 20時34分45秒 | 将棋
 「将棋世界」二段コースの四月号の得点が200点となり、合計1300点となった。二段の規定の点数1200点を突破したので、これで二談コースは卒業だ。
 私は「特別認定」初段から三段に昇段認定されたので、二段の免状はどうなるのか将棋連盟に電話したところ、「二段に申し込んでくれれば嬉しいが、四段コースを目指す権利がある」との返事だった。
 つまり、二段の免状もいただけるということだ。4万2千円だったかな。
今、申請するとキャンペーンが延長れているので、特典がある。
将棋連盟も商売が上手いと思った。
 1300点の得点はがきを送って、卒業認定を受けてから免状は考えることにする。
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忙しい!

2009年04月09日 17時34分17秒 | 日記
 新学期で忙しい!
 学年だよりの編集、保護者会の資料作り、選択の授業内容をまとめて生徒用の資料作り、進路指導部の確認事項の原案作り・・・。
 道徳の年間計画も。

 何年たっても新学期は忙しい!
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