イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「日本人の遊び場」読了

2007年08月17日 | Weblog
開高健「日本人の遊び場」読了
読みたいと思っていた本が文庫本で出版された。古本の全集の中には入っているのだがやっぱりこっちのほうが読みやすい。

この本は1963年7月から9月まで週間朝日に連載されたものをまとめたものである。
僕が生まれる直前の日本人の遊び場のルポルタージュである。レジャーという言葉がまだ新しかった頃の話だ。
(今では田舎の釣具屋さんしか使わない言葉だろうが。)

高度経済成長がぐんぐん加速している頃に一般大衆はどんな遊びをしていたかを取材しているのだが、小説家は哀れみをもって日本人の奇妙な行動、みんながやることをみんながして、与えられたものの中で満足しているのかどうかさえも自分でわかることなくすごしている姿を描いている。
その一端にしがみついて生活費を得ていることになるのであろう自分もまた哀れである。

小説家は別の本で、「人間は移動した距離に比例してその大きさが決まる。」「自分のお金で遊びなさい。」と言っているが、すなわち、自分で考えて自分の方法で遊びなさいと言っているのである。
僕もこの言葉をキモに命じて遊びを続けたいと思っている。
と、言いながらこのあとパックツアーで旅行に出てしまう僕もやっぱり右から左へ受け流されていることになるんだろうな~。
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紀ノ川河口釣行

2007年08月17日 | Weblog
場所:紀ノ川河口
条件:中潮 8:30満潮
釣果:タコ 1匹

もうすぐ僕の自由になる夏の休みがなくなってしまう。
まだ釣り残しているタコを狙いに午前5時に出港。
今日はテンヤの針先も研いで準備万端。

風はほとんど吹いていない。紀ノ川河口で釣りができる。
早速エネルギーセンターのすぐ下手のテトラからスタート。
なかなかアタリが出ない。テトラにもう少し近づいてみる。水深がどんどん浅くなり危険だが1匹を取るためにはしょうがない。
テトラのまわりをうろうろすると大きな盛り上がりを見つけた。
テンヤをおろすとすぐにタコが乗ったようだ。慎重に引き上げてくるとタコが乗っている。うれしい瞬間だ。
とりあえず1匹確保。これでこの夏の忘れ物はなくなった。
2匹目を求めて上流へ戻るがテンヤががっちり根に引っかかってしまった。
船の向きを変えて引っ張ってみるが抜けない。とうとう道糸から切れてしまった。
予備の仕掛けを持っていないので残念ながらこれで終了せざるおえなくなってしっまった。午前6時30分。
残念だが一匹釣れたことで満足としておこう。


もう立秋を過ぎたが世間は猛暑である。
しかし、雲の形は心なしか秋の雲のような感じがする。
目にはさやかに見えないけれども少しづつ季節は動いているようである。

朝のすがすがしいひと時であった。


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