イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

献血初体験

2008年01月22日 | Weblog
午前中、レンタルビデオやに行ったら、駐車場で献血をやっていた。
新聞で血がたりないと言っていたし、ダイエット中の健康状態も知りたいと思い午後から行ってみた。

目の前にオー○ワの本社があるのでそこの社員らしきひともたくさんいた。問診では海外の得渡航経験なんかを聞かれ、去年グァム島に行っといてよかったなどと思いながら順番待ちをしていた。
同時に血圧、血液型と比重を調べて献血OKのお達しをもらった。
これから400CC抜くことになる。
本番の針は爪楊枝ほどもある太さだ。ちょっとビビル。しかし、もうあとへは引けないので我慢、我慢。
思ったより早く、約10分で終了。小一時間かかるのかと思っていたがあっと言う間に終わってしまった。

今日の夕食は回転寿司だ。血液は栄養素の固まりだから少なく見積もっても800キロカロリーはあるだろう。これで5皿は余分に食えると油断してしまい、14皿も食ってしまった。
(あとで調べたら1CCあたり1キロカロリーくらいのようだ。ドラキュラ伯爵はけっこうたくさんの血を吸わないと餓死してしまうぞ。)

いつも世間背を向けて生きたい思っているが、少しは世間のお役に立てただろうか。
コメント (2)
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「開高健 自選短編集」読了

2008年01月22日 | Weblog
開高健 「開高健 自選短編集」読了
開高健の初期の短編を収めたものだ。
流亡記だけは読んだことがあるがほかははじめて読むものばかりだ。こんな作品があったのかという題名の知らないものもいくつかあった。
ベトナムが舞台のものやサントリー時代らしいもの、SFっぽいものまで多彩であった。
かなり楽しめた一冊であった。

流亡記の扉にはF.K.に捧ぐと書いてある。フランツ・カフカのことである。
今までは、小説を読むと、「この人はこの本を通して何を語りたいのか。」と考えてしまうのだが、半分以上は何を言っているのかわからない。
特に開高健はわからない。でも引き込まれていってしまうのであるが、僕は本当にこの人の本を読む資格があるのかなどと思っていた。

先日の朝日新聞の記事に、「小説とは読後に意味をうんぬんするようなものでなく、一行一行を読むという時間の中にしかない。」という言葉が出ていた。
小説は論文ではないので、音楽を聴くことやスポーツを見ることと同じことだそうである。今読んでいるその行で何が起こっているかを見ればいいのだそうである。
これを読んで少しはホッとしたのである。
これからは小説を読みながら「これはいったい何を言いたいんだろう。」と悩まなくてもいいのだ。その場にある文字を追いかければいいのである。
どんどん難解な本を読んでいこう。
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