イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「日本の釣り文学1~釣りひと筋~」読了

2009年06月12日 | Weblog
「日本の釣り文学1~釣りひと筋~」読了
この本は全11巻のシリーズ本の1巻目だ。
1冊2800円もするのだが、はたしてどれくらいの人が全巻買ったのだろうか。
釣りにまつわるエッセイや小説を断片的にまとめたものであるが、古いものは明治の頃のものがあり、表現が古くて読みづらいことこの上ない。
以前に「つり本の周辺」と言う本を読んだことがあるが、日本人はかなり古くから釣りにまつわるもろもろの物語を書いていたというのには驚きだ。海外でもアイザックウオルトンは300年前に「釣魚大全」を書いているから、魚釣りというのは人にとってやっぱり特別ななにかなのかもしれない。
と、いってもゴルフをする人はするひとでそれなりの思い入れをもっているのだろうから趣味というのはそういうものなのかもしれない。ただ、釣りというのはそうとう昔から人のまわりでおこなわれてきたことろがほかの趣味とは違うのだろう。

この本の中に孔子の言葉として、「釣りすれども網せず」ということばが何回か紹介されている。いろいろ解釈はあるようだが、釣りとは単に魚を釣るということを目的とせず、もっと心の奥にあるなにか深いものを求めるような意味で捉えられている。
そんな境地になれるから数百年間も続けられてきたのだろう。
それに比べると僕はまだまだだ。釣りひと筋という言葉など恥ずかしくて口にできないのだ。
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