今日も朝から強い風が吹いている。
海には出られないので山菜を採りに再び生石山へ行ってきた。
ゴールデンウイークを過ぎて採られつくしたとはいえ、ワラビは次から次へと生えてくるから少ないながらも収穫があった。
寒くて数も少ないので辺りを物色しながら、ワラビの処世術とはいったい何なのだろうなどとわけのわからないことを考えていた。
早く地面から出てきたら僕たちみたいな人間や各種動物に採られたり食われたりする。彼らの本懐は立派に大きくなって子孫を残すことだろうから、藪が深くなって人が来なくなる頃を見計らって土から目をだすと多分、大きくなって胞子を飛ばすことができるだろう。しかし、そうなってしまうと「どうだ、俺様は美味しい山菜だぞ!!」などと自慢できなくなる。
自己主張ができないわけだ。
途中で見たタラノメは後者の道をとったようで、大きく葉を茂らせていた。

どっちがいいのかということを考えていると、わがサラリーマン人生とだぶって見えてくる。会社で何かいっちょうやってやろうと頑張ってみると変に目立ちすぎて横槍が入る。出る杭は打たれるわけだ。かといって、藪の中でこっそり生きていても面白くない。給料だけもらっていて何が面白いのだろうと思って見てしまう対象がどれだけ多いことか・・・。
しかし、最後までつつがなくサラリーマン人生をまっとうしようと思えば・・・。
それじゃあ、面白くない。面白くない。
などと心地よい大自然のなかで考えている僕もサラリーマンの世界にどっぷり浸かってしまっているのだ。
海には出られないので山菜を採りに再び生石山へ行ってきた。
ゴールデンウイークを過ぎて採られつくしたとはいえ、ワラビは次から次へと生えてくるから少ないながらも収穫があった。
寒くて数も少ないので辺りを物色しながら、ワラビの処世術とはいったい何なのだろうなどとわけのわからないことを考えていた。
早く地面から出てきたら僕たちみたいな人間や各種動物に採られたり食われたりする。彼らの本懐は立派に大きくなって子孫を残すことだろうから、藪が深くなって人が来なくなる頃を見計らって土から目をだすと多分、大きくなって胞子を飛ばすことができるだろう。しかし、そうなってしまうと「どうだ、俺様は美味しい山菜だぞ!!」などと自慢できなくなる。
自己主張ができないわけだ。
途中で見たタラノメは後者の道をとったようで、大きく葉を茂らせていた。

どっちがいいのかということを考えていると、わがサラリーマン人生とだぶって見えてくる。会社で何かいっちょうやってやろうと頑張ってみると変に目立ちすぎて横槍が入る。出る杭は打たれるわけだ。かといって、藪の中でこっそり生きていても面白くない。給料だけもらっていて何が面白いのだろうと思って見てしまう対象がどれだけ多いことか・・・。
しかし、最後までつつがなくサラリーマン人生をまっとうしようと思えば・・・。
それじゃあ、面白くない。面白くない。
などと心地よい大自然のなかで考えている僕もサラリーマンの世界にどっぷり浸かってしまっているのだ。