場所:下津沖
条件:小潮6:34干潮
釣果:ハマチ 3匹
さて、今日の休みはどこへ行こうかと思案していたら、いつもコメントを書き込んでくださるちからさんから、下津の荒崎沖でメジロが釣れているらしいとの情報をいただいた。
今日は和歌祭の日でもあるので、神輿が参道の階段を駆け下りるのも見てみたいと思い、短時間で勝負がつくかもしれない、下津沖での青物狙いとプランを決定した。
釣法は初めての挑戦となるテッポウ仕掛けだ。この春に引退を宣言したおじいさんから譲ってもらった仕掛けだ。
朝は早く出ようと、午前3時50分に家を出たが、出港する準備を整えた頃には完全に明るくなってしまっていた。これからは当分午前4時の出港を目安に家を出なければならない。夏至を過ぎるまではけっこうこれが辛い。
今日の天気は前回の釣行と違い、上々の天気だった。
行きは鮮やかな朝焼け、
帰りは鏡のような水面。

本当の春の海が広がっていた。
現地に到着して仕掛けを下ろしてゆくが、全長は約40メートル。それも人の作った仕掛けだ。からまりそうでなかなか下ろしにくい。そしてどのくらいの棚を引けばいいのか、どのくらいの速度で引けばいいのか、さっぱりわからない。
やっと仕掛けを下ろし終えると船の上はこんな感じである。自転車屋さんでもらってきた自転車のチューブで仕掛けを固定してひたすら前進あるのみだ。

加太では底を引けと聞いたことがあるので、仕掛けの入っている角度と大体の糸の出た長さで目安をつけて下津ピアーランドの沖からコンビナート跡にかけて引いてみるがいっこうにアタリはない。さすがに付け焼刃での釣法ではダメかと思っていると、コンビナート跡のパイルのそばでナブラが出た。魚はいるようだ。
ナブラが出るくらいだからかなり棚は浅いぞと判断して一気に仕掛けを巻き上げて再び仕掛けを引きはじめた。そのとき、かなり小さいが、船の前方にナブラが出た。これはチャンスだと思いその方向に進路を向けるとアタリが出た。
午前7時30分。釣れちゃった。何かはわからないけど、魚が掛かっている。それもかなり強い引きだ。仕掛けが長いので、もつれないように慎重に仕掛けを回収してゆくとハマチが掛かっていた。それも1匹ではなさそうだ。最初の1匹は残念ながらタモ入れの前にバラしてしまったが、魚は次から次へと上がってくる。タモで掬いつづけると仕掛けがもつれそうだが、ここは魚の確保を優先してすべての魚をタモで掬って合計3匹。
針をはずしたり、仕掛けを投入しなおしたりで手間取って魚が弱ってしまったので即〆てしまった。やはりはじめての仕掛けはどうも段取りがわからない。
その後、8時半まで粘ったが、明るくなってしまってからでは釣果も落ちるだろうし、和歌祭を見たいので、今日はこれで終了。
家に帰って燃料の補給を兼ねて和歌祭を見学。神輿が階段を下りるシーンは迫力があって何よりだが、

時代行列はどうも・・・。これを見ていて、よさこい祭りというのが人気の出るわけだと改めて納得した。
港を出て左に行こうか、右に行こうか・・・それを判断するのは自分だが、僕はいろいろな人に教えを乞うて、過去の経験と今得られる情報を自分なりに分析して今日は左に舵を取ることを決めた。
たかだか遊びでもそれだけの情報分析はしているつもりだ。翻って先日の会議では、新しい店舗の運営方法を決めるのに、OOちゃんはこのブランド好きだからな~、仕方ないな~。とは・・・。一体どういう了見なのだろう。会社の行く末がひとりの社員の好き嫌いで決まってしまうとは・・・。それも、その発言者が全体を統括している部長であるというのが冗談にもほどがある。
紀州よさこい祭りの主催者が和歌祭を競合だと思っているのかどうかはわからないが、明らかに、観客(顧客)のニーズと和歌祭(競合)のギャップに気付いているように見えてならない。観客(顧客)のニーズはここではきっとスピードとパフォーマンスの完成度だろう。信号待ちをしながらの行列ではスピード感がないし、地元の有志だけではさすがにパフォーマンスに欠ける。和歌祭には390年の伝統があるらしいが、ある意味この祭りの一番のKSFであるはずのその伝統もいささか怪しい。なんでご当地アイドルの神輿が突然出てくるのか?使われている道具類もいかにも手作り感丸出しでは盛り上がりに欠ける。
それに比べて、紀州よさこい祭りのほうは、次から次へと現れるチームのスピード感と練習を積み重ねたであろうパフォーマンスは見ごたえがある。コンテスト形式を採用しているのもそれにリアリティーを付け加える結果に役立っているようだ。
きちんと自分たちのポジションと成功するための戦略を考えてる。
高知か北海道の運営方式をそのままコピーしているだけなのかもしれないが、祭りだけでもこれだけの分析をしながら(多分・・・)魅力を高める努力をしているようだが、当の部長さんは、そういう分析を、「また、そんな難しいことを言っている・・・。」と一言で終わらせてしまう。
自分の会社だけしか知らず、勘と経験と好き嫌いで未来を決める・・・。
今日の祭りを見ていて、自分の行く末がおそろしくなってしまった。
条件:小潮6:34干潮
釣果:ハマチ 3匹
さて、今日の休みはどこへ行こうかと思案していたら、いつもコメントを書き込んでくださるちからさんから、下津の荒崎沖でメジロが釣れているらしいとの情報をいただいた。
今日は和歌祭の日でもあるので、神輿が参道の階段を駆け下りるのも見てみたいと思い、短時間で勝負がつくかもしれない、下津沖での青物狙いとプランを決定した。
釣法は初めての挑戦となるテッポウ仕掛けだ。この春に引退を宣言したおじいさんから譲ってもらった仕掛けだ。
朝は早く出ようと、午前3時50分に家を出たが、出港する準備を整えた頃には完全に明るくなってしまっていた。これからは当分午前4時の出港を目安に家を出なければならない。夏至を過ぎるまではけっこうこれが辛い。
今日の天気は前回の釣行と違い、上々の天気だった。
行きは鮮やかな朝焼け、


帰りは鏡のような水面。

本当の春の海が広がっていた。
現地に到着して仕掛けを下ろしてゆくが、全長は約40メートル。それも人の作った仕掛けだ。からまりそうでなかなか下ろしにくい。そしてどのくらいの棚を引けばいいのか、どのくらいの速度で引けばいいのか、さっぱりわからない。
やっと仕掛けを下ろし終えると船の上はこんな感じである。自転車屋さんでもらってきた自転車のチューブで仕掛けを固定してひたすら前進あるのみだ。

加太では底を引けと聞いたことがあるので、仕掛けの入っている角度と大体の糸の出た長さで目安をつけて下津ピアーランドの沖からコンビナート跡にかけて引いてみるがいっこうにアタリはない。さすがに付け焼刃での釣法ではダメかと思っていると、コンビナート跡のパイルのそばでナブラが出た。魚はいるようだ。
ナブラが出るくらいだからかなり棚は浅いぞと判断して一気に仕掛けを巻き上げて再び仕掛けを引きはじめた。そのとき、かなり小さいが、船の前方にナブラが出た。これはチャンスだと思いその方向に進路を向けるとアタリが出た。
午前7時30分。釣れちゃった。何かはわからないけど、魚が掛かっている。それもかなり強い引きだ。仕掛けが長いので、もつれないように慎重に仕掛けを回収してゆくとハマチが掛かっていた。それも1匹ではなさそうだ。最初の1匹は残念ながらタモ入れの前にバラしてしまったが、魚は次から次へと上がってくる。タモで掬いつづけると仕掛けがもつれそうだが、ここは魚の確保を優先してすべての魚をタモで掬って合計3匹。
針をはずしたり、仕掛けを投入しなおしたりで手間取って魚が弱ってしまったので即〆てしまった。やはりはじめての仕掛けはどうも段取りがわからない。
その後、8時半まで粘ったが、明るくなってしまってからでは釣果も落ちるだろうし、和歌祭を見たいので、今日はこれで終了。
家に帰って燃料の補給を兼ねて和歌祭を見学。神輿が階段を下りるシーンは迫力があって何よりだが、

時代行列はどうも・・・。これを見ていて、よさこい祭りというのが人気の出るわけだと改めて納得した。
港を出て左に行こうか、右に行こうか・・・それを判断するのは自分だが、僕はいろいろな人に教えを乞うて、過去の経験と今得られる情報を自分なりに分析して今日は左に舵を取ることを決めた。
たかだか遊びでもそれだけの情報分析はしているつもりだ。翻って先日の会議では、新しい店舗の運営方法を決めるのに、OOちゃんはこのブランド好きだからな~、仕方ないな~。とは・・・。一体どういう了見なのだろう。会社の行く末がひとりの社員の好き嫌いで決まってしまうとは・・・。それも、その発言者が全体を統括している部長であるというのが冗談にもほどがある。
紀州よさこい祭りの主催者が和歌祭を競合だと思っているのかどうかはわからないが、明らかに、観客(顧客)のニーズと和歌祭(競合)のギャップに気付いているように見えてならない。観客(顧客)のニーズはここではきっとスピードとパフォーマンスの完成度だろう。信号待ちをしながらの行列ではスピード感がないし、地元の有志だけではさすがにパフォーマンスに欠ける。和歌祭には390年の伝統があるらしいが、ある意味この祭りの一番のKSFであるはずのその伝統もいささか怪しい。なんでご当地アイドルの神輿が突然出てくるのか?使われている道具類もいかにも手作り感丸出しでは盛り上がりに欠ける。
それに比べて、紀州よさこい祭りのほうは、次から次へと現れるチームのスピード感と練習を積み重ねたであろうパフォーマンスは見ごたえがある。コンテスト形式を採用しているのもそれにリアリティーを付け加える結果に役立っているようだ。
きちんと自分たちのポジションと成功するための戦略を考えてる。
高知か北海道の運営方式をそのままコピーしているだけなのかもしれないが、祭りだけでもこれだけの分析をしながら(多分・・・)魅力を高める努力をしているようだが、当の部長さんは、そういう分析を、「また、そんな難しいことを言っている・・・。」と一言で終わらせてしまう。
自分の会社だけしか知らず、勘と経験と好き嫌いで未来を決める・・・。
今日の祭りを見ていて、自分の行く末がおそろしくなってしまった。