イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口~水軒沖釣行

2024年11月12日 | 2024釣り
場所:紀ノ川河口~水軒沖釣行
条件:中潮9:08干潮
釣果:ボウズ

今日はいい天気なのだが母親を病院へ連れていかねばならない。




幸いにして予約時間は午後12時なので釣りに行く時間はある。とりあえず近場でやってみようと考えた。
近場で一番有力なのはやっぱりタチウオだ。土曜日に大物が釣れたので期待をしている。おまけに昨日はタチウオの日だったそうだ。これは釣れるだろう・・。11月11日でタチウオが立って泳ぐ姿にちなんでいるいというがなんともベタな選定理由だ。

しかし、1日ずれていたことが悪かったかまったくアタリがない。エソさえも来なかった。

この後はコウイカ調査だ。



例年ならそろそろ釣れそうな時期なのだと思ったがこれもまったくアタリはない。(去年は確かに釣果があった。
毎度のことだが、釣りに関しては形而上は目に見えるが形而下がまったく予想ができないという哲学とはまったく逆の現象が起こる。潮の流れは釣れそうな雰囲気だが形而下である水面下にはコウイカはいないようだ。アシストフックに引っ掛かってきた小さなエソだけが生体反応だった。
しかし、エソの後には間違いなく魚である大きなアタリがあった。きっとマゴチであったのだろう。運がよかったらヒラメだったのかもしれない。この魚を的確に釣り上げる方法はないものだろうか。小アジを確保することができればそれにこしたことはないが疑似餌か生エサで釣る方法はないものかと歯ぎしりをしてしまう。

海水に手を突っ込んでみると、気温との差もあるのだろうが、生ぬるい。これではコウイカはまだまだ接岸していないだろうと午前8時前に終了・・。


タチウオの日の11月11日には小船の検査を受けていた。
検査員には当たりはずれがあるというのは船を持っている人たちの中では知られた話だが、今回はハズレを引いてしまった。
当たった検査員は背の低いひげ面の男で、界隈ではそれなりに知られた検査員らしい。航海灯の電球の規格が合っていないとか、浮き輪と水汲みバケツに紐を繋いでいないとか、エンジンのアイドリングの回転数が高すぎるとか、とにかく細かい。厳密にいうとそれはマズいことなのかもしれないが、エンジンは動けばよいし、航海灯の電球がどうのと言っても暗い中ではきちんと見えるだろう。事故が起こったときに不利になると言われたが、2年前にすでの事故に遭っているのでもう2度とは巻き込まれないと思っている。かといって、デッキの排水口のネジは差し込んだだけで固定していないというのは見抜いてはくれなかった。
結局、なんとなく自己満足だけで仕事を進めていて公平でも厳密でもない検査員だったと僕は思う。そして、僕も含めて、世間の人の大半はこんな仕事のやり方をしているのだと少しは自分を正当化もできるものだなとひげ面の男に感謝をしたのである・・。


コメント
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