ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ガッツリフレンチ「シェ大竹」@人形町

2018-04-15 19:05:49 | レストラン&店
久しぶりに、人形町の「シェ大竹」でプライベートの食事&ワイン会。

ここはまだ2回めの訪問ですが、初めてお邪魔した際に、メインに肉をドーンと出されたのが印象的だったんです。

今回も、メインの肉料理はボリュームたっぷり~


仔羊のロースト

ラム肉というと、背肉のローストが多いですが、ここのは違いました。
部位はもも肉?
肉に厚みがあり、相変わらず量もたっぷり!
食べ切れるか?と心配になりましたが、火の入れ加減も絶妙で、結局ペロリ。




順番が逆になりますが、最初に出てきたのは、何人前?という盛りのサラダでした。
これで一人前。
食べても食べてもなくなりません!



お次は、イカとキノコのソテーです。
イカは新鮮でプリプリ~で、イカとバターのうま味を吸ったキノコが美味でした。

この後に、メインのラムが来ました。





ちまちま出てくるフレンチが多い中、ここは、一皿がガツンとしています。
少食の女性にはキツイかもしれませんが、私はここのスタイルは好きです。

シェ 大竹 Chez Otake
東京都中央区日本橋人形町1-5-8
http://www.chez-otake.com/



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルゴーニュのスイーツ

2018-04-14 19:55:51 | お出かけ&旅行
先月出かけていたフランスのグランジュール・デ・ブルゴーニュの試飲会では、ランチタイムにブッフェが用意されていました。

そして、フランスだけに、スイーツ類が出された会場も多く、もちろん、ここぞとばかりにいただきましたよ(笑)



スイーツてんこ盛り♪

全部食べたい!
それは、さすがに無理でしたが(笑)



ほかには、車を走らせていて、おやつで食べたタルトとか、



高速のサービスエリアの売店のワッフルとか、

なにかと食べてました



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ワイン&グルメ ジャパン 2018」で飲むべきワイン

2018-04-13 10:27:59 | ワイン&酒
本日、4月13日まで、東京ビッグサイトで開催されている「ワイン&グルメ ジャパン」で飲むべきワインを紹介します。

アズマコーポレーションのブースでは、ヨーロッパ東寄りの国のワインが、手に入れやすい価格で紹介されていました。




左)ゼニット 2016 ヴィンツェーレ (ハンガリー)
中)ラ・ドンセラ・シャルドネ 2016 ボデガス・ファミリア・コネサ(スペイン)
右)リズリング・ヴラシュスキー 2016 メチル・ウヘレク(チェコ)



ゼニットはブドウ品種の名前で、ハンガリー西部ショプロンという産地の白ワイン。
ほっこり、ジューシーな辛口で、色々なフードとの相性が良さそうです。



輸入元希望小売価格は1,820円。
ハンガリーはトカイワインの印象が強く、甘口は非常に高価ですが、トカイの辛口ワインも高価で、それは土地柄なのかもしれません。
オーストリア国境に近い西部のハンガリーワインは、もっと親しみやすいタイプが多いので、最初に飲むなら、このゼニットのようなローカルなワインを飲むのがオススメです。




チェコのワインの品種はリズリング・ヴラシュスキー(ウェルシュリースリング)100%で、産地はモラヴィア。



果実味とミネラルと酸のバランスが取れ、ジューシーでおいしい白ワインです。
チェコの産地はまだ未知で、モラヴィアと言われても、なかなか把握しにくいかと思いますが、チェコ東部に位置し、その南部はオーストリアやスロバキアとの国境があります。

画像真ん中のスペインのシャルドネも品質の高いワインでした。



Hide's Wine 639 (Germany)

ドイツブースで目立っている「639」ワイン
左端の「Hde's Black」は、先ごろ、ANAの国際便ファーストクラス(ドイツ航路)に採用されました。
ファーストクラスのワインを飲んでみたい方は、ぜひ(笑)



Hide's Wineはラインヘッセンのリースリングです。




ドイツブースのセレクションカウンターで「いま飲むべきドイツワイン」20点が紹介されていますので、こちらも要チェック!




フランスのオーガニックワインの「TKフィールド」の担当者さんイチオシというロワールのナチュラルワイン。
左は泡のあるタイプ。



どちらも果実味がチャーミングで、特に右のピノー・ドニスはイチゴ!
デメター認証のロワールの生産者で、ここのシュナン・ブランも気に入ってます。




同じつくり手、私イチオシのシュナンブランのアンジュ・ブラン。
滋味でおいしいんです。



会場はそれほど広くはないですが、ひとつをじっくり見ていると時間がかかります。
今日が最終日。
まだの方は、お急ぎを~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワイングラス飲み比べ@ワイン&グルメ ジャパン

2018-04-12 18:35:06 | ワイン&酒
4月11日から13日までお台場の東京ビッグサイトで開催されている
「ワイン&グルメ ジャパン」の2日目に行ってきました。

第一の目的は、もちろんワインですが、こういう機会じゃないと体験できない、ワイングラス違いのテイスティングを、「PLUMM」グラスのブースで体験してきました。



まずは、基本となる右のグラスで白ワインのシャルドネを飲み、同じワインを、形状の違う口が広くて背が低いグラスに入れて飲み比べます。

到着早々で、暑かったし、ノドも渇いていたので、ベーシックなグラスでキュッと飲む白ワインがおいしい!
いえ、本来は、もうひとつのグラスのシャルドネが開いていく感じを確認しなければいけなかったのですが、それは少し放置しておいたら、明確な違いが出てきました。

一般的には、グラスは大きければ大きいほどいい、と言われることが多いですが、状況によって変わることもある、ということです。



カベルネ・ソーヴィニヨンは大きなグラスの方がいい感じ。
1500円以下のカベルネが、グラス1杯1,000円以上する味わいに変化!



ピノ・ノワールは、口の部分にカーブがあるチューリップ型との飲み比べ。
大振りのチューリップ型は、目の前に出てきただけで、ラグジュアリー感が漂います。
見た目も大事ですよね。



明日、ワイン&グルメ ジャパンに行かれる方は、東3ホール3P-122ブースで体験してみてください。



このグラスを扱っているのは、ヴィレッジ・セラーズさんで、今、グラスレンタルに力を入れています。

大振りのゴージャスなグラスがお手頃価格でレンタルできますので、飲食店はもちろん、イベントやパーティーの際にも柔軟に対応してもらえます。

当然、グラス購入も可能です。
ベーシックなグラスと大振りグラスが同じ販売価格というから、驚きです。

プライスリストは下記を参照してください。
※ケースバイケースで相談に乗っていただけます

プライスリスト → コチラ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/21-22は「イタリア・アモーレ・ミオ!」へ行こう!

2018-04-11 17:13:04 | お出かけ&旅行
春はイベントの、多い季節です。
陽気がいいですから、オープンスペースでのイベントもたくさん開催されますよね。

日本人が大好きなイタリアのあれこれを楽しめるイベント
「イタリア・アモーレ・ミオ 2018!」が、4月21日22日の2日間に渡って、東京・天王洲アイル/キャナルサイドで開催されます。




イタリアの素晴らしさ、イタリアの美味しいもの、イタリアが第一線を行くさまざまな分野を紹介する日本最大級のイタリアフェスタで、2016年に誕生し、今年で3回目を迎えます。

イタリアの若い世代で構成され、新しいフレッシュなイタリアを語るためのイベントですが、ファミリーや大人も楽しめるコンテンツが盛りだくさん揃っています。

♪♪♪♪♪

また、イタリアを代表するトップアーティストが来日し、さまざまなライブパフォーマンスを行なうのですが、これらはすべて無料で観られます。

注目は、イタリア人女性アーティストとして最も愛されている一人、エンマさん。
私は知りませんでしたが、かなり凄いアーティストみたいです。

日本のゲストは、道端アンジェリカさんと、パンツエッタ・ジローラモさん。
トークショーや、映画の日本プレミア上映などに登場します。

対岸のビルに映画を投影する「運河上の映画館」という企画も観覧無料で、イタリア車の展示も多数あるようです。



「食べる、飲む」では、30を超えるイタリアフードが運河沿いのボードウォークに並び、ピッツァやパニーニ、ステーキにジェラート、もちろんワインもあります。

事前予約制の限定ポップアップレストランもオープンしますので、要チェックです。
ミシュランのスターシェフや、イタリアのマンマが作る郷土料理や伝統料理が楽しめます。




「美を建てる」という今年のテーマの下、日本を代表する建築家が集結した討論会なども行なわれます。

たくさんありすぎて書ききれませんので、公式サイトをチェックしてくださいね。



ITALIA amore mio!

日時:2018年4月21日―22日 10:00~21:00

会場:天王洲アイル/キャナルサイド(東京都品川区東品川2ー1ー1)

入場:無料 ※有料のコンテンツもあり

主催:在日イタリア商工会議所

公式サイト:https://italia-amore-mio.com/


今回のイベントは東京で開催されますが、
7月21-22には名古屋、11月3-4には大阪でも開催される予定です。




3月22日に在日イタリア大使館で発表会が行なわれ、イタリア大使ジョルジョ・スタラーチ閣下(左)も臨席されました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エストニアの極上シードル発見!

2018-04-10 10:26:52 | ワイン&酒
3月にドイツのデュッセルドルフで開催された「ProWein」では色々な収穫がありました。
ポーランドのワインと並び、非常に印象的だったのが、エストニアのシードルハウス 「Jaanihanso」(ヤーニハンソ)です。

美しいボトルが並んでいるので、ワインだと思ったら、リンゴのシードル
クラフトシードルのメーカーだといいます。

ブースにいた若い女性にお願いし、色々と試飲をさせてもらいました。




左)Jaanihanso Rosé Méthode Traditionnelle
右)Jaanihanso Brut Méthode Traditionnelle

ロゼは本当に色がキレイです。
リンゴを野生酵母でアルコール発酵させたものを、瓶に詰め、瓶内二次発酵を6カ月以上行ない、発泡させています。
ワインのシャンパーニュと同じ“メトッド・トラディショナル”です。

ワインで「リンゴのような香り」と表現することがありますが、これは本当のリンゴからつくられていますから、自然にリンゴの風味がします。
ちょっと甘いDenmiSecで、アルコール度数は6.0%。
ほっこりします。

右は、辛口のBrut(ブリュット)。
姿はもう、ワインにしか見えませんが、これももちろんリンゴが原料です。
ロゼと同様、野性酵母で発酵させ、瓶内二次発酵6カ月以上でつくられます。
アルコール度数は8.5%。軽やかでですが、芯がしっかりしています。



Jaanihanso Craft Cidre  ― Estonia/ Eesti

いやいや、恐ろしくおいしいです、ここのシードル!
泡のキメが細かく、すべらかでしっとりしています。
ナチュラルな味わいがスーッと沁み込み、どれを飲んでも感動がありました。

エストニアはリンゴの栽培が盛んで、リンゴを原料にしたアップルワイン、シードルは、エストニアでは定番の飲み物だそうです。

ヤーニハンソのある場所は、北緯59度。
スウェーデンのストックホルムとほぼ同じくらいです。



左)Jaanihanso HQ Brut Méthode Traditionnelle
右)Jaanihanso Christmas Méthode Traditionnelle

HQ Brutは、リンゴのシードルにカリンとハチミツを加えた、お祭り用の特別なキュヴェとのこと。
アルコール度数は、意外にも9%あります。

Christmasは、その名前の通り、クリスマス用の特別キュヴェで、シナモン、カルダモン、ナツメグを加えています。
味わいはエキゾチックで、やや甘口に仕上げ、アルコール度数は5.8%。

シーンや季節に合わせた、スペシャルなシードルがあるとは驚きです。
しかも、どれを飲んでも、相変わらずおいしい!

素晴らしい!と感動していたら、「アイスワインタイプがあるけど、飲みますよね?」と言われました。
― ええ、もちろん!



Jaanihanso Organic Ice Cider 375ml

冬の寒さが厳しくなり、収穫を遅らせた、凍ったリンゴを使っています。
凍ったブドウ同様、凍ったリンゴもエキス分、糖分が凝縮し、完熟した深み、複雑味のある味わいで、甘さが濃い!
アルコール度数は12%もありました。
これは極上のデザートワインとして楽しめますね。




本当に、どれを飲んでも素晴らしく、ここのシードルハウスのレベルの高さを思い知らされました。
そんじょそこいらのワインじゃ、ここのシードルの足元にも及びません。

これだけ高品質のシードルがエストニアで造られていることに驚きました。

これが日本で飲めるようになれば、と思いましたが、
Ice Ciderが17ユーロ(375ml)、ロゼが6本で50ユーロ(1本あたり約8.5ユーロ)という具合ですから、価格的に厳しいかもしれません。

ただ、上等なワインを扱う専門ショップとか、勢いのある某グロッサリーチェーン店などなら、そこそこのお値段のシードルでも売れそうな気はしますが。。。

ともかくも、これだけ上質なシードルに、しかも、エストニアという国のシードルに出合えたことは、非常に大きな収穫でした。
さすが、世界最大規模を誇る「ProWein」ですね。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーガニックなシャンパーニュ「フォリアージュ」@Fine

2018-04-09 10:00:00 | ワイン&酒
ナチュラルライフを提案するライフスタイル誌「Fine」2018年5月号 (4/10発売)で、私が執筆している連載のオーガニックワイン記事が紹介されています。

今回は、仏シャンパーニュの 「シャトー・ダヴィズ」です。



シャンパーニュで唯一のビオディナミコンサルタント、エルヴェ・ジェスタンが満を持して生み出した シャンパーニュ・デュ・シャトー・ダヴィズ「フォリアージュ」を紹介しています。


「Fine」 2018年5月号 (4/10発売) 680円 (日之出出版)

※ P22-23をご覧ください



あと、今月号は、ちょっと面白い記事がありました。



赤羽や立石の飲み屋街!          入り口がわかりにくい謎な飲食店!

かなり気になるお店があれこれ載ってまして、行ってみたくなりました(笑)



【参考】
vol.1 コノスル@チリコチラ

vol.2 ツィント・フンブレヒト@フランスコチラ

Vol.3 フィーナ@イタリアコチラ

Vol.4 ヨハン・ヴィンヤーズ@アメリカコチラ

Vol.5 ジオ バッファ@イタリアコチラ

Vol.6 ルシャレル@スペインコチラ

Vol.7 スクライブ@アメリカコチラ

Vol.8 グリーン ソングス@ニュージーランドコチラ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドイツのスーパーで「パンの自動販売機」発見!

2018-04-08 15:31:17 | パン
先日出かけていたドイツで、スーパーに入ったところ、これは何?というものがありました。



なんと、パンの自動販売機

欲しいパンの写真の下にある青いボタンを押すと、パンが取り出し口の横からピューッと出てきます。
もうひとつ欲しい時は、もう1回押し、別のパンがほしい時は、別のボタンを押します。
この時にお金は不要で、後でレジで支払います。



取り出し口の下にパンを入れる紙袋があるので、自分で入れてレジに持って行きます。
この写真では見えていませんが、紙袋の下の方に、間違って出してしまったであろうパンを入れる場所がありました。

ボタンを押しても音声が流れ、パンが出てこないことがありました。
ドイツ語なのでわかりませんでしたが、おそらく「品切れ」なんでしょうね。




私が買ったのは、ユニークな形の Brezel(ブレッツェル)
1個0.29ユーロという超お買い得プライス

ドイツに到着した日に、駅のパン屋でもブレッツェルを買いましたが、たしか1.4ユーロくらいだったと思います。
それと比べると、スーパーの自動販売機は、なんてお安いんでしょう~

味の方も、スーパーのブレッツェルの方がむっちりとしておいしかったんです。
これはまたぜひ利用したいですね

マシンの右側の方には「クロワッサン」もありますが、ブレッツェルよりお高めでした。
なので、ブレッツェルがオススメです。



以前、ドイツのスーパーで感動したのが、ペットボトル回収精算マシーンです。



ペットボトルに課金されているボトル代のデポジット精算をしてくれるものなのですが、初めて見た時は、使い方がわかりませんでした。
が、使って、なるほど!
詳細は、下記のリポートをご覧ください。

パンの自動販売機といい、ドイツはスーパーも色々合理的ですね(笑)

[参考]
ドイツのペットボトル回収精算マシーン → コチラ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポルトガルのロゼワイン「MATEUS ROSE」

2018-04-07 12:33:45 | ワイン&酒
昨日はクオリティワインのポルトガル生産者を取り上げましたが、ある年齢以上の方には、最初に飲んだポルトガルワインといえば、これだったのではなかったでしょうか?


MATEUS ROSE (Portugal)

はい、独特の形のボトルに入っているマテウス ロゼです。
第一次世界大戦の兵士が持っていたフラスコの形が由来だそうです。

世界64カ国からのワイン、飲料が集まった“ProWein 2018”でも、華やかなブースが構えられていました。




ピンク色でコーディネートされたブースでは、美しいお姉さんがピンク色のマテウスをサービスしてくれました。
写真で彼女が注いでいるのは、発泡の強いスパークリングワインの方です。

マテウスロゼは、ほんのりとした甘さのある微発泡ワインです。
販売サイトでは「スパークリングワイン」と書いている店舗も見受けられますが、発泡はほんのりなので、「スパークリングワイン」では誤解を招くと思います。

以前は緑色のボトルに入っていましたが、現在は透明ボトルに入り、その美しい色を外からも楽しめるようになっています。

発泡の強いスパークリングワイン(Mateus Rosé Brut Sparkling)もラインナップに追加されているので、華やかなシュワシュワを楽しみたい方にはうってつけ。
ただし、こちらの方は日本市場には、入っていなさそうです。



日本で発売された時(1973年)、オシャレな「マテウスロゼ」は人気を博しました。
現在は、当時とは比べものにならないくらいに、世界各国のさまざまなワインが日本に輸入されていますから、マテウスは影が薄くなってしまったかもしれません。

ですが、懐かしい~と思って手に取る人もいるでしょうし、改めて飲んでみると、フルーティーでやさしい味わいで、ほっとします。

ProWeinのブースでは、女性たちが群がっていました。

マテウスロゼは、ワインを飲み慣れない人にも飲みやすいですし、見た目もキレイなので、選択肢として覚えておくといいワインでしょう。

なんたって、テーブルが華やかになりますし、価格もお手頃ですからね。

※輸入元:サントリー


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チーフワインメーカーDavidさんと試飲する上質ポルトガルワイン「ESPORÃO」

2018-04-06 15:01:21 | ワイン&酒
昨日出かけた試飲会で、ポルトガルの生産者が来ていたので、話を伺いなから試飲ができました。


David Baverstock  ― ESPORÃO Chief Winemaker

ポルトガルのワイナリー「エスポラン」のチーフワインメーカーであるダヴィッド・ベイバーストックさん。

オーストラリアのアデレード出身のオーストラリア人で、ポルトガルにやってきてもう25年だそうです。

アデレード出身だけに、セミヨンとシラーズに思い入れがあり、彼の左手にある水色のラベルのボトルは、セミヨン100%の白ワインです。

「セミヨン100%のこんな妙なワインを造るのは、この辺では自分くらいなもの」と、ダヴィッドさん。

ESPORÃO Private Selection White 2015
20年前から造っているワインで、フレンチオークの大樽100%。
もちろんセミヨン100%。
コクがあり、うまみの乗った白ワインで、樽のニュアンスがほんのりあります。
※輸入元希望小売価格:3,500円(税抜)

ESPORÃO Reserva White 2015
ダヴィッドさんが右手に持っているのがレゼルヴァ ホワイト。
アンタン・ヴァス、アリント、ロウレイロといった地場ブドウを使ったブレンドワインです。セミヨンも10%加えてイルト、ダヴィッドさんの談。
樽のニュアンスを感じますが、樽の使用率は40%だそうです。
こちらもよくできているワインで、柑橘の皮の苦みがアクセントになっていると思います。
※輸入元希望小売価格:3,000円(税抜)

どちらの白ワインも、これまでに何回も試飲していますが、どのヴィンテージを飲んでも、いつもうまく造っているなぁと感じます。
価格的にもバランスがいいので、ぜひ覚えておいてください。



赤ワインも4種紹介してもらいました。



左)ESPORÃO Vinho de Talha Vinhas Velhas 2016
右)ESPORÃO Colheita 2015

コリェイタ 2015 はオーガニック栽培のブドウ(トゥーリガ・フランカ、カベルネ・ソーヴィニヨン)で造られた赤ワインです。
オーガニックは3、4年前から始め、どんどん拡大中だとか。
アルコール14%ですが、スーッと口に入る軽快なワインで、価格も軽やか。
※[参考品]輸入元希望小売価格:2,300円(税抜)

ヴィーニョ・デ・ターリャ ヴィニャス・ヴェーリャス 2015 は、なかなか発音しにくく、覚えにくい名前ですが、ヴィニャス・ヴェーリャスは古木の意味です。フランスだとヴィエイユ・ヴューニュと同じ。
60年以上の古木が混植された畑のブドウを使っています。
内側を樹脂コーティングしたアンフォラで醸造していますが、3カ月間スキンコンタクトを行ない、それによりタンニンをソフトにしているそうです。
独特のスパイス感があるワインで、使われているブドウも地場品種でユニーク。
色も明るく、それほど重たくないので、「ランチタイムにオススメ」とダヴィッドさん。
※輸入元希望小売価格:5,500円(税抜)



左)ESPORÃO Reserva Red 2014
右)ESPORÃO Private Selection Red 2012

レゼルヴァ赤 2014は、アラゴネス、トリンカデイラ、カベルネ・ソーヴィニヨン、アリカンテ・ブーシェのブレンド。
口当たりがスムースで、コクがあり、プライス的に満足度の高い1本だと思います。
3000円以内で間違いないワインを選びたい時、お役立ちです。
※輸入元希望小売価格:3,000円(税抜)

プライベート・セレクション赤 2012は、アリカンテ・ブーシェ、アラゴネス、シラー他のブレンド。
なめらかでうま味が乗り、酸もしっかり残り、いい熟成を重ねています。
これはおいしい!さすがです!
「もう2012年だからね。和牛ビーフにオススメだよ」とダヴィッドさん。
それは素晴らしいに違いありません(笑)
※輸入元希望小売価格:6,500円(税抜)



スーパープレミアムクラス「プライベート・セレクション」の白と赤の2本で1万円、プレミアムクラスの「レゼルヴァ」白赤2本で6,000円。
上質ワインがこの価格で楽しめてしまうのは、ポルトガルならでは。

「ESPORÃO エスポラン」の名前、しっかり覚えておいてください。

でも、知られ過ぎて価格が高騰しないことを祈りたいですが(笑)




ほかにもさまざまなポルトガルワインが紹介されました。
輸入元は、ポルトガルワインといえばココ!という木下インターナショナルさんです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルメニアのワイナリーと「ProWein2018」で再会

2018-04-05 11:50:04 | ワイン&酒
3月18~20日の3日間にわたってドイツのデュッセルドルフで開催された世界最大級のワイン&飲料展示会「ProWein 2018」では、64の国から6870を超える出展があり、6万人が来場しました(主催メッセ・デュッセルドルフのプレスリリースより)。
※2017年は62カ国、6615の出展、来場者数は58500

年々拡大、発展を続けている展示会ですが、とにかく出展数が多くて、なかなか回りきれないのが悩ましいところです。
それでも、出展国ブースは一通りザッと見て回りました。

そんな中で ここは寄らねば!と思っていたのが、アルメニアのブースです。


Armenia (ProWein 2018)

この日のちょうど10日前に、幕張メッセで開催された「FOODEX JAPAN 2018」で来日されていたアルメニアのワイナリーがあり、デュッセルドルフの「ProWein」にも出展すると聞いていたからです。



OLD BRIDGE  Khalatyan family

左端が父でdeputy directorのArmenさん。
お隣の奥さまもFOODEX JAPANにいらしていました。
右の男性2人は彼らの息子さんで、右端がマーケティングディレクターのMusheghさん。

Armenさんとドイツでの10日ぶりの再会を果たすことができました。



OLD BRIDGE Wine Cellars (Armenia)

6000年のワイン造りの歴史を持つアルメニア。
アルメニアの中でも最古の産地とされているアレニ村で見つかった地場品種アレニ・ノワール(黒ブドウ)を使ったワインをオールド・ブリッジでは造っています。

FOODEX JAPANで初めて飲んだときは、凝縮感があり、非常によくできている高品質ワインだと感心しましたが、改めてここドイツで飲んでも、相変わらずの安定感です。

ボトルの肩に貼られているシールは、「MUNDUS VINI」という国際アワードの受賞シールです。



ProWein会場でも「MUNDUS VINI」受賞ワインのテイスティングコーナーが大々的に設けられていました。



アルメニア という国自体、まだまだ私たち日本人には馴染みがないかもしれませんが、古い伝統を持つ固有品種がたくさんあり、個性的なワインが造られています。
そして、国際コンクールで受賞する高品質ワインも出てきています。

ちょうど1年前、知り合いのインポーターが輸入を始めたアルメニアのワインで、仲間内でワイン会を開催しましたが、参加者の驚き&満足度は高かったと思います。
※下記にリポート記事のリンクを貼り付けます




会場は本当に広く、64カ国制覇は非常に困難でした。
世界の色々なところでワインがつくられている、というのを実感しました。

ここのところ、ワイン産地としてジョージアが注目されていますが、ジョージアと隣接するアルメニアのワインにも注目してみてください。


[参考]

「FOODEX JAPAN 2018」で見逃せないアルメニアワイン → コチラ

土着品種が面白いアルメニアのワイン! → コチラ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーストリアの若手生産者が造る「ペットナット」―微発泡ワイン

2018-04-04 19:03:07 | ワイン&酒
今年の3月上旬に、幕張メッセで開催された「FOODE JAPAN 2018」のオーストリアパビリオンに立ち寄った際、このところずっと大人気の微発泡ワイン「ペットナット」(ペティアン・ナチュレル)がありました。


Fuchs & Hase Pet Nat Vol'2 2016  Austria

グリューナー・フェルトリナーをベースに、ゲルバー・ムスカテラーの果皮のみを加えた辛口のペットナットです。

マスカットの風味がありますが、酸がしっかりあり、味わいは完全な辛口です。
残糖は0.7g/lしかありません。
アルコール度数は10.4%、酸度は6.9g/l。

エチケットラベルが可愛らしく、ルックスも素敵ですよね。


別のブドウを使ったペットナットもあると聞き、そのうち飲めるかなぁ~と思っていたところ、先週、このワインの生産者が来日し、会うことができました。


Martin Arndorfer / Alwin Jurtschitsch   from Kremstal

カンプタールの生産者で、どちらもそれぞれのワイナリーを持っていますが、友人同士の2人が、ペットナット専門の新会社「Fuchs & Hase」(フックス&ハーゼ)を立ち上げました。



左)Pet Nat Vol'2  右)Pet Nat Vol'3

Vol'3 は、ウエルシュリースリングをベースに、リースリングの果皮を加えています。
こちらの方がやや甘みを感じ、残糖は2.5g/l。
フルーティーで心地よく、ワイン初心者なら、こちらの方が飲みやすいかもしれません。



ペットナットを挟み、左側はマーティン、右側はアルヴィンのワインです

ペットナットは、発酵中のワインを瓶詰めし、残りの発酵を瓶内で行なうものです。
彼らのブドウはオーガニックで、発酵の際に培養酵母を加えませんので、ペットナットを造るには、実はリスキーです。

それでも、カジュアルに飲めるワインが造りたい、と、会社まで立ち上げました。
価格はどちらも4100円(輸入元希望小売価格、税抜)と、あまりカジュアルではないのですが、若手生産者の新プロジェクトとして注目したいと思います。

※輸入元:エイ・ダヴリュー・エイ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドイツの「小さい」料理は小さくない!

2018-04-03 17:07:20 | お出かけ&旅行
先日出かけていたドイツで食べた料理で衝撃が…

レストランのディナータイム、それほどお腹が空いていなかったので、メニューに普通サイズ(normal)小さいサイズ(klein)がある料理の中から、klein(クライン)サイズの ドイツ版のローストポーク「Schweinebraten」(シュヴァイネブラーテン)を選んだところ、こんなのがやってきました!



Schweinebraten  -klein size

付け合せは、じゃがいも団子と赤キャベツ。

この一皿だけではわかりにくいでしょうから、下のワイングラスの大きさと比較してみてください。



Dornfelder QbA (halbtrocken)  Rheinhessen

しっかりした大きさのあるワイングラスですよね?
中身は、ちょっと甘さのあるドルンフェルダーの赤ワインです。




私の手のひらサイズの大きさで、厚みもしっかりある肉が2枚。
赤キャベツがてんこ盛りで、じゃがいもと小麦粉の団子(クヌーデル)は、電球くらいの大きさがあります。

これで「小」サイズですよ?!
しかも、お値段10ユーロ以下。

ボリュームがありすぎて、当然、途中でギブアップ。
1枚食べるのがやっとでした。
付け合せの赤キャベツは甘く、もったり。これは酸味がほしかった。

恐るべし、ドイツの「小」サイズ!
「ノーマル」を選んでいたら、とんでもないことになってました(笑)



斜め向かいに座った30歳前後のカップルは、4人分くらいかと思うような色々な料理が盛られたお皿を、一人一皿ずつ食べていました。

ドイツ人は男女ともガタイがいい人が多いですが、これなら納得でしょうか


とにかく、小サイズ、小サイズ!

そうインプットしておいたので、出かけたProWeinのプレスルームで「スープ小」を注文したところ、これは本当に「小」でした(笑)



「スープ小」とビールで、この日のランチ完了!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春と桜とロゼワインと重なるご縁と

2018-04-02 16:18:57 | ワイン&酒
桜吹雪が舞ったこの週末は、晩酌でロゼワインを楽しみました。


Château de la Vieille Tour Bordeaux Rosé 2017 
(France, Bordeaux)

Vignobles Boissonneauのロゼワインで、マルベックとメルロのブレンド
エビチリを作ったので、色で合わせてみました。



3日かけて飲みましたが、キリリと冷やし過ぎても、やや細身の白ワイングラスを使っても、このワインの魅力を発揮できなかったので、セラーから出した状態の温度で、このグラスで飲んだところ、ふっくらとした果実の味わいが楽しめました。





ボワソノーのロゼワインは、もう何回飲んだことでしょう。
最初の出合いは2016年の春。
SAKURA AWARDの受賞ワインということで紹介されていたのですが、キレイでふっくらとしたフルーツの味わいに魅了されました。

その年の9月、取材で訪問したボルドーの生産者の中に、このワインを造るPascalがいました。
ワイナリーを訪問したリポートのリンクは下に貼り付けておきます。

そして、同じ年の11月に東京で開催されたVINEXPO TOKYO 2016でも再会と、なにかと縁のあるPascalですが、今年3月に幕張で開催された「FOODEX JAPAN 2018」でまた来日していました。



Pascal Boissonneau (2018.3.8 Tokyo)

この時は、ボルドー&ボルドー・スペリュールのプロモーションということで、都内のビストロでいくつかの生産者のプレゼンテーションが行なわれました。
試飲しながら色々話をしていると、3月18日からドイツのデュッセルドルフで開催される「ProWein 2018」に出展するとのこと。
「じゃあ、またすぐ会えるね





ProWeinの初日、教えてもらったブースに行くと、10日前に会ったばかりのパスカルがいました。


Nicholas & Pascal Boissonneau (2018.3.18 Düsserdorf)

お隣はパスカルの兄弟のニコラ。
パスカルの両親にはボルドーのワイナリーで会っていますが、兄弟は初めて会いました!



彼らのブースは、French Oganic Wines というコーナーにあり、フランス各地のオーガニック生産者のワインが紹介されていました。



パスカル&ニコラ兄弟のワインもオーガニック。
2006年に転換しています。




私の好きなロゼワインも並んでいました。

不思議な縁を感じながら、帰国した自宅で彼らのロゼワインを開けました。
色はもちろん、このロゼの味わいの大ファンです。



さて、次はどこで彼らにまた会えるでしょうか?(笑)

[参考]

カジュアルに楽しむ ― 最旬ボルドー赤ワイン → コチラ

【ボルドー取材記】本場ボルドーワインの魅力的な生産者たち → コチラ

VINEXPO TOKYO 2016 report → コチラ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

超ハードVS超ソフト@パン・ド・カンパーニュ

2018-04-01 15:11:08 | パン
素朴でシンプルなハードパンが好きなので、バゲットやパン・ド・カンパーニュ、ライ麦入りパンをよく買いますが、先週買った パン・ド・カンパーニュ が超ハードでした。


パン・ド・カンパーニュ (Joel Robuchon)

渋谷ヒカリエの中の「ロブション」で買ったのですが、見た目がゴツくて、色も黒々しています。いや、かなり焦げていますねぇ…
パンナイフを入れようとしても、ノコギリを引くような力が必要でした。
うーん、ハードなパンが好きとはいえ、これはハード過ぎる~!



中は悪くありませんが、とにかく外皮が硬く、それに、ちょっと焦げすぎでしょ。
炭っぽくなって苦い部分がかなりあり、それは外して食べました。
空洞になって箇所もかなりあり、パン自体はおいしいですが、この焼き加減&状態のものを店頭に並べるのは、ちょっと厳しかったかもしれません。




パン・ド・カンパーニュ (Mont-Thabor)

麻布十番の「モンタボー」で買ったパン・ド・カンパーニュの外観は、超色白。
外皮が特徴的で、ちょっと見、メロンパンのように見えます。



スライスしている時にこの皮がポロポロ剥がれてくるのですが、およそフランスパンの外皮とは思えないやわらかな質感です。中もとってもソフトでした。

生地は全粒粉を使っていると思いますが、ふにゃっとしたやわらかさでした。
パン・ド・カンパーニュらしいコシがなく、外皮といい、中の生地といい、私にはちょっと物足りなかったです。
でも、ソフトなパンが好きな方には好まれるかもしれないですね。



偶然ですが、1週間で正反対のタイプを食べ比べたことになりました(笑)

ロブションは超ハード(焼き加減の問題かと思いますが)だし、モンタボーは超ソフトだし、パン・ド・カンパーニュといっても、メーカーによって色々ありますね。

私の好みは、おそらく、ほどよい焼き加減ロブションの方だと思います

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする