MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

児童書の新刊紹介で悩み相談

2015年06月12日 | 講演会や勉強会
今日は今年になって初めて、図書館主催の児童書新刊紹介(1)へ参加しました。

明日は樋口一葉研究会があるので、今日は明日に響かないよう過ごす予定だったのですが、
どうしても先日の読み聞かせボラでのモヤモヤが解消されなかったため、(2)
司書の方に相談をしてみようと思ったのです。

久し振りに図書館に新しく入った絵本を何冊か紹介してもらったところ、
「この本は今度1年生に読もう」「あの本は3年生の時がいいな」
「これは絶対息子が気に入るぞ!」と思う絵本がいくつかあり、早速借りました。

そのあと、児童書担当の司書の方に相談をしたところ、
「ここにいる方たちに聞いてみては?」と提案してくださったので、
ずうずうしくも、相談に乗ってほしいことを参加者の方々に伝えたところ、快くOKしてくれました。

先日読み聞かせボラで、科学絵本を読んでいた時に、
つい読み手である自分が、今まで絵本を見て読んでいたというのに、
同意を求めるところで、子ども達の顔をいきなり見てしまったこと・・・


みなさん私の気持ちに寄り添いながら、さまざまなアドバイスをしてくださいました。


「子ども達は意外と引きずらずに忘れちゃうかも」

「読む側は子どもの表情って記憶に残るから気になっちゃうよね」

「黒子に徹してきたら、最後まで黒子の方がいいかも」

「自然にコミュニケーションをとりながら読んでみたら違和感ないかも?」

「科学絵本っていろんな読み方ができるから、いろんな読み方があっていいと思う」

「今度は違う読み方をして、比べてみたらどう?」


参加者の方たちと話を深めていくと、私の中にあるひっかかりが取れていき、
そのかわりに、いくつもの道が目の前に広がっていくのがわかります。

一人の読み手の考えを尊重して、意見してくださっていることが、
とてもよく伝わってきて、先日子どもの本研の講座で、山の木文庫さんの荒木さんが
「スタッフとお互いを高め合う」と言っていたことを思い出し(3)
「お互いを高め合うってこういうことを言うんだ!」と実感することができました。


読みきかせの悩みは一人で抱え込まないで、
同じような境遇の仲間にできるだけ相談しよう!


自分は一人のようで、一人じゃないと思いました。

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【注】

(1)(1)月に1回、図書館に入った絵本等を司書の方が図書館利用者に紹介してくれる集まりに参加している。
最近は子ども関係のことが忙しく、なかなか参加できなかった。
過去ログ 「久し振り!児童書の新刊紹介に参加」 「児童書の新刊紹介で意見交換」 「児童書の新刊紹介での楽しみ」 等参照。

(2)過去ログ 「読み聞かせボラ一人反省会?!」 参照。

(3)過去ログ 「みなと子どもの本の学校研究会 ―山の木文庫での実践と実演」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ あまんきみこ 作・垂石眞子 絵 『わたしのかさはそらのいろ』 福音館書店、2015年(こどものとも絵本)。
「梅雨時期にピッタリな絵本。幼稚園~小学校低学年。集団読み聞かせに向いている。」(178/200 絵本)

★ とだこうしろう 『とけいのえほん』 戸田デザイン研究所、1995年。
「娘のお気に入り。時間の流れを絵を見ながら楽しめる絵本。」(再読)

読み聞かせボラ一人反省会?!

2015年06月12日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
先日小学校で読み聞かせボラをしてきたときの感想と反省です。

(準備の記事はこちら

いつもは一つのクラスに一人で入り、絵本を2冊ほど読むのですが、
この日は新しくはいった方と一緒に入り、1冊ずつ絵本を読みました。

いつもなら時間配分にはかなり気をつかうのですが、
この日は先生から少し時間がオーバーしても大丈夫と許可をもらっていたので、
ゆっくり丁寧に読んでしまったところ、1冊目を終えた時点で、
残り時間がほとんどなくなってしまい反省・・・

2冊目を自分で読む場合は、1冊目を読み終えた段階で時計を見て、
残り時間が少ないときは短い時間で読める絵本に変更をするのですが、
この日は2冊目は他の方が読むので、変更が難しい環境だったので、
もっと時間を気にするべきでした。

家でゆっくり丁寧に読んだ場合、どのくらい時間がかかるかを、
計りなおしておけばよかったです。

次に読む絵本の変更が難しい場合や、誰かと一緒に入る場合は、
今後はいつも以上に時間にゆとりを持たせようと思いました。

あとは、読み手が聞き手の顔を見てしまうことについて・・・

私は最近は聞き手の顔を見て読むのでなく、絵本を見て読むようにしているのですが、
(聞き手が読み手の顔を見ていると、聞き手が絵本に集中できないと思うので)
今回は、地の文に聞き手へ同意を求めるところがあったからか、
子ども達の顔を見て、同意を求めてしまいました。

そこで、突然子ども達の顔を見たので、子ども達も
急に私が振り返ってみんなの顔を見たので少しびっくりしており、
あの時振り返らえらなければよかった・・・としきりに反省しました。

全体的な読みは割と安定しており、選書もよかったと思うのですが、
この2点が自分の中でひっかかってしまい、どうもスッキリしません。

こんな時、聞き手の顔を突然見て、聞き手を驚かせてしまったことを、
読み聞かせメンバーに相談できるといいのですが、相談をしたところで

「そこまで気にしなくていいんじゃない?考えすぎだよ。」

と言われる可能性が高いので、相談しにくいのです。

以前はストーリーテリングの練習に参加していたので、
その時に絵本の読み聞かせをしている方に、相談をしていたのですが、
今年度はお休みしているので、質問をする機会があまりないのが残念でなりません。

とはいっても、できるだけ孤立しないで、この人なら質問に答えてくれるかも?
という人をみつけて相談したいと思います。

※この記事の続きは「児童書の新刊紹介で悩み相談」または「読み聞かせボラでの反省点、一部解決!」 参照。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ マーガレット・ワイズ・ブラウン文 /スティーヴン・サヴェッジ 絵 さくまゆみこ 訳 『おとうさんおかえり』 ブロンズ新社、2011年。
「繰り返しが心地いいので、2歳ぐらいから楽しめそう。お父さんを待ちわびる子ども達に。」(177/200 絵本)

★ 那須正幹 作・西村郁雄 絵 『コロッケ探偵団4 誘拐大作戦』 小峰書店、2000年。
「ズッコケ3人組に作者が書いた児童書。小3でも親が読んであげれば内容を楽しめる。」(34/50 児童書)