MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

親子のスキンシップに読み聞かせがオススメ

2015年06月17日 | 講演会や勉強会
昨日子育て関係の講演会が近場であったので、
子ども達が学校や幼稚園へ行っている間に参加してみたところ、
「親子のスキンシップには読み聞かせがいい」という話が出て、嬉しくなりました。

「絵本の読み聞かせをしよう!」という講演タイトルだったら、
読み聞かせに関心がない人は来ないと思うんです。

けれど、別の講演タイトルなのに、講演の中で読み聞かせをさりげなくすすめていると
「読み聞かせがオススメ」という印象で、抵抗なく聞くことができました。

子育て中のお母さんって、ただでさえ忙しく、
これ以上家事や育児の量を増やしたくないと思うのが、自然だと思います。

読み聞かせは絶対ではなく、親子のコミュニケーション手段の一つだと思うので、
手段の一つとして考えておくと、気持ちが楽だなぁと感じました。

専門家としての発言よりも、子どもを育てたことのある方の子育て体験談の方が、
生活に密着しており、参考になるんです。

あとは、抽象的なことに関しては、難しい言葉で説明するよりも、
目に見えてイメージしやすい例をあげてみることなども参考になりました。

講演内容もよかったのですが、講演の仕方に興味がいってしまうのは、
私に分析癖があるからでしょうか(笑)

今回の講演はたまたま隙間時間を利用して行けたので、
かまえないで気軽に聞いていたのですが、その聞き方が私にはよかったようです。

かしこまって話す(聞く)よりも、何気ない会話の中に、
読み聞かせの話題が入る方が、読み聞かせへの敷居が低く感じるのでしょう。

講演を聞いた後、聞き手に「自分は全然できていないダメ母だわ・・・」
といった印象を与えるよりも、
「今日からやってみようかしら?」といった、印象を与える方がいいです。

そこで、良質な絵本がどうこうと言われると、ウンザリすると思うので、
まずはお金をかけないで、家にある絵本や図書館の絵本などで・・・
と言ってもらえる方が、気楽さがさらに上がると思います。

そうした絵本でも、親子のコミュニケーションはとれるので。

コミュニケーションという意味では、絵本の質にはさほどこだわらなくても
いいと思うのですが、良質な絵本の絵や文は、子どもの想像力が膨らむので、
子どもの想像力などに関心がある方は、絵本の質にこだわってみるのもいいかもしれません。

世の中のお母さん(お父さん)たちが、絵本の読み聞かせを、
子育ての負担が減るツールの一つ、コミュニケーションの一つくらいに考えて、
ちょっとやってみようかなと思ってもらえると、とても嬉しいなと思いました。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ ト―ベン・クルーマン 作 /金原瑞人 訳 『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』 ブロンズ新社、2015年。
「息子のお気に入り。本の作りや絵に作者のこだわりを感じる。小学校中学年以降の、自宅での読み聞かせにおすすめ。(特に男の子)」(179/200 絵本)

★ モーリス・センダック 作 /じんぐうてるお 訳 『まよなかのだいどころ』 冨山房、1982年。
「ハッチンスやセンダックの絵本が好きな娘がよくもってくる絵本。寝る前に兄弟で楽しめる絵本。(再読)