地図の
左は足柄峠の目印となる矢倉岳で 右は六浦の港に成り、最短距離の直線を引きました、此処に道を造るのが朝廷の意向となります。
私が探すのは、大化の改新(西暦646年)で作られた初期の路面幅9mある古代駅路です。
現代の研究書やWebで検索すると、この年代の考慮無しに古代駅路の研究発表をしています。
古代駅路(東海道、東山道)は、前期と後期が有るとされており、前期は中路規格の道幅9mの道路であり、後期は6m以下に縮小されたり、別路に付け替えされたとなっています。
他の資料と比較は、駅路の年代を考慮された記述か?注意して読んでください。
(道幅6mや3m程度でも駅路の痕跡であるとしたり、直線性が破られていても駅路の痕跡と、無茶な理屈を付ける書物が散見します。このHPで扱うのは、初期の古代東海道です。)
古代東海道の通過経路の想定を青ラインで直線を引き、実際の駅路遺構や痕跡の違いは? と言う事です。
その程度が不明なママ、、古代駅路は「直線である」と強調されても単なる憶測であり、自然を甘く見た研究です。
山、川、その他の障害物の存在があるので、、直線道路造成が無理となる訳です。
道幅9mの直線道だけでも困難な上に、自然環境の障害に勝てる程の土木技術は無い時代です。
上の図に自然地形の障害に成る山と川等の空中写真を加えます。
如何でしょうか?
この平塚の平野と足柄平野の間に在る山は、大磯丘陵と呼ばれます。
丘陵に直線道路を造れば、、どの場所を通るのか?
現代の技術で山の少ない場所に直線を通した例が小田原厚木道路です。トンネルと陸橋なしには実現できない。
(ご興味のある方はどの様に困難な丘陵なのか高速道路を走って起伏を実感してください。困難な場所を迂回して造られて居ますが、限界があるとトンネルで切り抜けます。)
大磯丘陵の真ん中に道を作るのは困難ならば、、、
どこに道を造りましょうか?