ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

ドライブ

2019-09-17 15:59:23 | 日記

三連休は、夫が運転する車でドライブへ行った。

目的地は決めず、とりあえず南へ向かって車を走らせた。

千歳を抜けた辺りで、今まで行ったことがなかった厚真町・安平町へ向かうことにした。

厚真町といえば、昨年9月の地震で震度7の揺れがあった場所で、隣町の安平町も震度6と、どちらも非常に強い揺れがあった場所だ。

地震によって、上空から見ると、まるで規則正しく並んだ模様のように山が崩れた。その映像は、当時何度もニュースで流れていたが、一年が経った今も、山肌がむき出しになった場所が数多く見られる。

そして、あちこちで今も工事が続けられている。

ところで地震から一年が経ち、色々なことが分かってきたそうだ。

多くの山崩れは、雪崩のように表層3メートルが崩れ落ちたケースがほとんどだったが、厚真町幌内地区では、なんと巨大な「山」そのものが、そのまま南へ400メートルも移動していたことが判明したそうだ。

山がそのまま動く・・・一体、どれほどの力で動いたのか想像もつかないが、実は一万年近く安定していた地層が、今回の地震で崩れたという、縄文期からここに住む人間が、初めて経験するような地震だったということだ。

過去にさかのぼると、一万~一万五千年ほど前にも、今回と同規模の地震が起こった可能性があるそうだが、とにかく一万年くらい安定していた場所が、今回動いたということだ。

ところで余談だが、実は我が家も地震後、南に向かって土が盛り上がっていた。

すごい力で南へ押されたかのようで、家ごと移動していなくて本当によかったと思う・・・

「地球は生きている」というのはわかっているつもりだったが、このようなことを知ると、まさに地球は生きているのだと実感する。

さて、初めて訪れた町、厚真では、ちょうど厚真神社のお祭りで、昨年地震で中止になった子ども神輿が出ていた。

また厚真や安平は、お蕎麦も美味しいとのことで、町内の老舗そば店でお蕎麦を頂いた。休日のお昼時だったせいか、店内は満席。しばらく待ってから食べたお蕎麦は格別においしかった。

隣町の安平では、今年の春に新しく道の駅がオープンして、こちらも大勢の人でにぎわっていた。

何事もなかったように笑顔で神輿を担ぐ子どもたち、美味しそうにお蕎麦をすする人たち、道の駅で幸せそうにアイスクリームを食べる人たち。

人間は、遠い昔から、こうして何度も立ち上がって生きてきたんだなぁと思う。

どうか今回の台風災害で苦しまれている方々にも、早く笑顔が戻りますようにと願ってやまない。





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