二日間降り続いた雪はやっと止んだが、除雪が進まず相変わらずバスは止まったままで、道路の渋滞もひどい。
昨日に続き、今朝も家族を地下鉄駅まで車で送って行ったが、昨日と同じくいつもはバスで30分で着くところ、1時間半もかかってしまった。
どこも渋滞で進まない為、渋滞していない住宅街の細い道を選んで行ったにもかかわらず1時間半。
これが通常ルートで行ったら、少なくてもあと1時間は余計にかかっていたのではないかと思われるほど、車列は動いていなかった。
排雪が追いついていなくて、道路沿いの道は人の背丈以上に雪が積まれ、道幅も狭くなっている。
その狭い道を、排雪に向かう大型トラックと通勤の車がすれ違うものだから、あちこちで事故も起きていた。
「これはもう災害だ」と言っている人がいたけれど、そうかもしれない。
交通が地下鉄以外、殆どストップしたので日常生活を送ることができないのだから。
猛吹雪もあって仕事に行けず、家族は一日だけ仕事を休んだが、さすがに雪が止んだ昨日からは、なんとかして行かねばと言うので送って行ったが、狭くて横滑りのするデコボコ道を運転するのはかなり緊張した。
それにしても、この時期は雪が降るのが当たり前で、これまでも大雪が降ることはあった。
しかし自分が会社勤めをしていた頃は、バスが止まって仕事に行けないということは無かったように思う。
それが最近は、なぜこうも止まるのかと思ったら、排雪に対応する大型ダンプの数が減っているのと、都市化が進み雪捨て場が遠くなったことが原因だそうだ。
この雪害と言われている事態は、過去最高の大雪ということばかりでは無くて、排雪に対応する力が弱くなったことが一因だった。
昔より数が減った札幌市内のダンプだけでは対応できず、道内の雪の少ない地域から応援が来ているそうだ。
そういえば他の地域のナンバーをつけたダンプがよく走っている。
この前は、なんと関東のナンバーをつけたダンプが、雪を積んで走っているのを見かけた。(遠い所からありがとうございます)
ところで、ここまで雪による不便さを語ってきたものの、バスが止まることは嫌だが、実は雪はそれほど嫌ではない。
雪かきも続くと身体がきついが、最近は頑張らずに休みながらのんびりやっている。
冬はどうしても運動不足になるので、雪かきで運動不足が解消されてよいと思うようにしている。
それにしても朝起きてカーテンを開けた時、目の前に広がる白銀の世界の美しさ。息をのむほどに美しいと思う。
昇って来た太陽に照らされて、雪がキラキラと輝いている。
でも日が高く昇ると、春の日差しが見え隠れして、春がすぐそこまで来ていることがわかる。
色とりどりの花が咲き誇る春。一番待ち遠しい季節かもしれない。
春が過ぎると次は夏。夏は青い空と白い雲の美しさ。
そして秋は紅葉の季節。赤や黄色が美しい・・・と日本の四季の変化は、本当に美しいと思う。
またこうして四季を楽しませてくれる大自然と平和にも感謝が湧いてくる。
こんなに楽しませてもらっているのに、大雪いやだ~とか言っていられないなと思うことも、若い頃には思ってもいなかった心境の変化かもしれない。
前の記事で、キツネのお尻部分しか撮れていなかったが、今度は全身が撮れた。
こんがりキツネ色のかわいいキツネです・・・