ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

長男の結婚

2020-06-30 17:39:54 | 日記

長男がついに結婚することになった。

お相手は以前、家に連れてきて紹介してもらった人。

今年の秋に入籍をしたいとのことで、もう相手のご両親にはご挨拶に行ってお許しをもらったそうだ。

そこで次は、我が家へ報告をする為に彼女と二人で来るという。

実は、彼女はまだうちのふたりの娘に会ったことが無かった。

長女の障害のことはすでに話してある。またお相手のご両親にも、長男から伝えたそうだ。

彼女の人柄からして、きっと長女を受け入れてくれるだろうと思っていたが、実際に彼女は長女に会っていなかったのでやはり不安はあったと思う。そして、それは彼女のご両親も同じだと思う。

彼女に会うにあたり長女は人見知りが強いので、初めて会う彼女に対して恥ずかしさのあまり拒絶してしまうのではないかということだけが心配だった。

しかし、そんな心配も無用だった。

長女は緊張しつつも、とびきりの笑顔で挨拶をしてくれた。

彼女もそれで安心してくれたようで、あとは次女とお互いの仕事の話をしたり、たこ焼きを食べたりして和やかに過ごした。

たこ焼きというのは、昼食に用意したメニューなのだが、初めて彼女がうちで食事をするのにたこ焼きはないでしょう~とも思ったが、みんなで黙々と食べるより共同作業でたこ焼きを作って食べた方が盛り上がるのではないかと思ってたこ焼きにした。

狙い通り、みんなで竹串片手にたこ焼きを作りながらはけっこう盛り上がった。

さて長男の結婚。私も夫も本当に嬉しくて仕方がない。

「式はどうするの?」と聞いたら、披露宴はせず入籍だけをして、来年ハワイで両方の親や兄弟姉妹のみで簡単な式を挙げたいのだそうだ。コロナ次第だが、、、

今の若い人は形式にとらわれず結婚式も自由に行うことが多いようで、それはとても好ましいことだと思う。

わが身を振り返れば、結婚式はもう二度とやりたくないと夫が言ったほど大変だった。バブルの時代、義理と人情と形式の世界でヘトヘトになった。

さて結婚することが決まったとなれば、早めにお相手のご両親にご挨拶に行かねばなるまいと夫が言った。

これは形式と言うより向こうのご両親も、そして我が家も相手がどのような人達なのか知りたいと思うので早めにご挨拶をしたい。

そう言ったら、息子たちはホテルで食事をしながら会うのはどうかと言った。

ホテルで食事でもお相手の家に訪ねて行くのもオッケー。どちらでもいいから任せるよということにした。

息子たちの話からホテルで食事という案が濃厚だが、初めて会う方たちで、しかも息子のお相手のご両親である人と向かい合って食事なんて緊張するわーーーと思う。

ホテルならたこ焼きは出てこないだろうし、、、なんてお馬鹿なことを考えつつも嬉しくて待ち遠しい。

 

 


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端午の節句

2020-06-26 15:40:23 | 日記

昨日6月25日は、端午の節句だったそうだ。

と言っても、それは中国の話。

日本では5月5日が端午の節句で菖蒲湯に入って、ちまきや柏餅(北海道では、べこ餅がよく食べられる)などを食べる風習がある。

昨日が中国の端午の節句だったとはつゆ知らず、いつも通りに家事をしていたら玄関のチャイムが鳴った。

出て見ると外に立っていたのは、ご近所のワンさんだった。

そしてワンさんは、美味しそうなちまきを載せたお皿を持っていた。

「今日は端午の節句だからちまき作りましたねー。食べてクダサイ」

ワンさんが森へ入って採ったという笹を使ったちまき。

笹の葉の良い香りがしておいしそうだった。

それにしても6月に端午の節句とは、国が違えば違うものだ。

「やっぱり中国でも子どものお祝いをするんですか?」と聞いた所、ワンさんは「違います。子どもの日は別にありますねー」と言った。

そして、ワンさんが教えてくれた端午の節句にまつわる話とは、中国の戦国時代にさかのぼるものだった。

今から約2300年前、春秋戦国時代に楚(そ)という国があり、国王の側近で詩人でもあった屈原(くつげん)という人が、国の将来を憂い川に身を投げて自殺してしまった。

民衆の人望が厚かった屈原の投身自殺を知った民衆は船を出して、彼の亡骸を一生懸命さがしたのだが、その時に亡骸が魚に食べられないようにと魚のエサとして川にちまきを撒いたのが、端午の節句の始まりだとか。

屈原を偲ぶ祭りであった端午の節句は、その後この時期は寒暖の差が激しく病気が蔓延しやすいことから、薬用酒やちまきを食べて、厄除けの菖蒲を軒に挿して無病息災を祈願する風習に変わっていったそうだ。

ちなみにこの風習が日本に伝わったのは奈良時代らしい。

しかし日本では屈原を偲ぶというのではなくて、5月の田植えの時期に厄災を祓って穢れを浄化するという意味で、菖蒲やよもぎを軒に挿したそうだ。

さて、ワンさんが作ってくれたちまきだが、中にチャーシューが入っていて、微かに中国の香辛料の香りがして、とても美味しかった。

「砂糖をすこし付けて食べてクダサイ」と教えてくれたので、砂糖をつけて食べてみたら、これまた美味だった。

コロナがまだまだ蔓延しているので、ワンさんのちまきを食べて私も無病息災を祈りましょう。

 


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今を味わう

2020-06-24 20:11:26 | 日記

時間が過ぎるのが早くなったと思うが、ここ最近ますます早くなったと感じる。

一週間が4~5日くらいの感覚。

そんな毎日だが、来る日も来る日も家族の為にごはんを作り掃除洗濯をする。ほとんどやる事は変わらない。

ところで最近すこし料理のレパートリーが増えた。

新しいレシピはネットからいただく事が多いが、気に入った料理家さんのレシピは本を購入している。

最近買ったのは大友育美さんの「無限レシピ」

どれも5分くらいで出来てしまう簡単な料理ばかりだが、作ってみるとどれも美味しい。野菜を多く使うレシピばかりなので野菜好きの私にはうれしい限り。買ってよかったと思うレシピ本。

それから料理ブロガー、スガさんの「やさしい作り置き」もよかった。

本を参考に作り置きをしているが、時間の無い朝食時は助かっている。

また新しく作った料理が思いがけず美味しくできた時には、本当に嬉しい。

それから掃除では、こんな良い洗剤がでていたのか~と感動した洗剤を最近見つけた。

それはお風呂洗剤の「ルックプラス バスタブクレンジング」

なんでもこの洗剤をシュシュっと吹きかけて60秒待つと、水をかけただけでこすらずとも湯垢が落ちるのだとか。

さっそくやってみました。

う~ん、落ちると言えば落ちるのだが、やはり水をかけただけではすっきりとまではいかない。

お風呂掃除は手で撫ぜてみて、つるつるになっていないと✖というこだわりがあるため水で流すだけでは物足りなく、洗剤を吹きかけた後に少しスポンジでこすっている。

すると他の洗剤を使っていた時とは雲泥の差で、力を入れずに撫でるだけできれいになる。力を入れてゴシゴシこすっていた頃はなんと大変だったかと思うほど、断然お風呂掃除が楽になった。

さて家事が終ったら散歩へ行く。

最近の楽しみは、動物たちに会うこと。

お散歩中のわんことは以前から会っていたのだが、最近会う、、、というのか見かけるのは、鹿とキタキツネ。

道路の横がすぐ森林になっているので、たまに見かける。

鹿さんはいつも二頭一緒で、どうも親子ではないかと思う。大きな雌鹿と一緒の小鹿が可愛い。

またキタキツネは、森林の日当たりの良い草むらの中で休んでいることがある。そして私に気づくと大きなあくびをして、ゆっくり森の中へ消えて行く。

平凡な毎日だが、たまに遭遇する小さな発見が楽しい。

人生わずか80年、頑張っても100年程度。どちらにしてもあっという間だ。いつか必ずみんな死ぬ。

人生の折り返し地点をずいぶん前に越えてしまったからなのか、死というものを意識する様になった。

死を意識すると、「今」を意識するようになる。

今を深く味わう。いつも今しかない。

だから今を存分に楽しみたいと思う。

 

 

 

 


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旭岳温泉

2020-06-18 20:55:43 | 旅行

一泊で旭岳温泉に行ってきた。

旭岳は大雪山連峰の中でも北海道最高峰の山で、旭岳温泉はその麓にある。

旭岳温泉は国立公園の中にある為、温泉街によくあるお土産屋などは一切ない。数軒の宿泊施設が大自然の中に静かに佇んでいるだけだ。

標高が高いので、この時期でもホテル周辺にはまだ雪が残っており、札幌ではとっくに見られなくなった小さなふきのとうが土から顔を出していた。

また私の好きな青いフキも至る所に生えていた。

でも今回の目的は山菜採りではなくて温泉に入ること。

何より気温が低く寒くて仕方がなかったので、早く熱いお湯に浸かりたかった。

ところで今回は旭岳のある東川町がコロナによって減ったお客を呼び戻そうと宿泊補助を出してくれて、道民限定だったが通常料金より安く泊まることができた。

しかし、まだコロナが終息したわけではないのでフロントで色々と説明を受けた。

まずお風呂は密を避ける為にサウナ及びいくつかの設備を中止していること、またウエルカムドリンクや夜のラウンジなども中止。

そして、自分の部屋以外はマスクを着用をすること。(お風呂の中は外してもよい)

バイキングの食事の時はマスクとビニール手袋着用など、色々な面で通常とは違ったが、コロナが流行して以来、温泉地に泊まっていなかったので今回はとても楽しみにしていた。

期待していた通り広々とした大浴場は、とても気持ちがよく身体の芯までぽかぽかになった。

さて、ホテルの部屋に入ってから窓を開けて景色を見ようと思った。

窓を開けると、目の前は森林。

木々が密生しており、その中から美しい鳥たちのさえずりが聞こえてくる・・・ってどこかで見たような景色だわ。

もしやデジャブ?と思いきや、これは我が家の窓の外の景色とそっくりじゃないの。

ウチの窓から見える景色が旭岳麓の景色にそっくりだったなんて、嬉しいような悲しいような・・・(せっかく三時間近くもかけて来たのに)

とはいえ、森林というのはみんなこんな感じなのかもしれない。

特に同じ道内であれば生息している植物も同じなので、旭岳とウチの裏山が似ていたとしても不思議はない。

それにしても旭岳まで来る途中、車道まで迫って来るような植物たちにずっと圧倒されていた。

しかし怖さは全くなく、逆にこの中に入って休みたいと思いながら見ていた。森の中に居ると心が安らぐ。まさに森林浴の効能だろう。

人は食べる物も大切だが、心の安定は食べ物と同じくとても大切なものだ。

心が不安定だと身体に不調が現れる。私などはすぐ胃腸にくる。

森林は心の安定と、薬草など身体に良い食べ物もまた与えてくれるのだと思いながら窓の外を眺めていた。

ところで日本は国土の7割近くが森林なのだとか。

以前、東京に行った時には大都会なのに緑がとても多いことに驚いたことがあった。

地球の砂漠化が進んでいる中、日本はまるでオアシスではないかと思うのは私だけだろうか。

 

 

 

 

 

 


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植物の効果

2020-06-13 15:27:10 | 日記

「春の山菜は毎年すこし食べるといいんだよ。一年の間に身体の中に溜まった毒を消すことができる」と教えてくれたのは、亡き母だった。

当時は若かったので山菜を食べるといいと言われてもピンとこなかったが、年をとると共に山菜の味が好きになった。

今は山菜はどれも好きだが、中でも好きなのが蕗。

蕗は煮物にしたり味噌汁の具にしたり、きんぴらにしたりして毎年春の味覚を楽しんでいる。

しかし、そろそろ山菜の時期も終わる。

今年最後にもう一度、蕗が食べたくて採りに行ってきた。

蕗は道端などどこにでも生えていているのだが、残念ながら食べられない赤い蕗がほとんどで、食べられる青い蕗は水辺のある山に行かなければ採れない。

その青い蕗は裏山にもあるのだが、今回はすこし車で行った所にある場所へ行ってきた。

ここは今年の春に車で通りがかって偶然見つけたのだが、湿地の中に蕗が密集して生えている。

道路の近くで、何が出てくるか分からない山の中にわさわさと入らなくてもよいので、手軽に八百屋へ蕗を買いに行く感覚で採ってくることができる。

というわけで今回も食事一回分、食べるだけの蕗を採って来た。

茹でてあく抜きをしている蕗は、後日さつま揚げ、にんじん、こんにゃくなどと一緒にきんぴら風に調理しようと思っている。楽しみだわ。

ところで庭仕事をしていたら、ご近所に住む中国人のワンさんに会った。

いつものように世間話をしたのだが、ワンさんは最近薬草に興味を持っているそうだ。

中国では西洋医学のお医者だったので、現場で薬草を使うという事はしなかったそうだが、ワンさんのご主人が癌になった時には漢方を飲ませたそうだ。

確かに漢方薬も薬草が多い。

また今回のコロナで、中国では漢方薬を治療に取り入れて効果があったとか聞いた。植物の力、恐るべし・・・

「アレも薬草ですね~」とワンさんが指を差して教えてくれたのが、庭に生えていたミヤマオダマキだった。

ミヤマオダマキの根は消炎、鎮痛に効き、花や葉のしぼり汁は関節炎によいのだそうだ。

「それからこれも・・・」と教えてくれたのはスギナ。

スギナは根が広く土の中に張って抜いても抜いても出てくる強い雑草なのだが、薬効もまた強力なのだとか。

そういえば子供の頃にスギナを干して作ったお茶を飲まされたことがあったっけ。かなりマズかったことしか記憶にないが、あれは何に効いたのだろうか??

そして最近ワンさんが興味を持っているのが日本の山菜だそうで、中国では食べたことがなかった蕗やウドを採って食べているそうだ。

しかし考えてみれば、植物には何かしらの薬効がある。野菜然り、山菜然り。そしてミヤマオダマキのような草花もそう・・・

毒セリのように食べると命にかかわるような毒を持つ植物も多いが、植物には人の身体を治す効果があったから、中国の漢方や西洋のホメオパシーのように古くから薬として使われてきたのだろう。

そのようなことを考えると、植物に対する考え方が変わる。

いつも親の仇のように抜きまくっていたスギナにも感謝の気持ちが湧き上がる。

というわけで、採ってきた蕗ちゃんも感謝しながら頂こうと思っている。

 


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楽しめ楽しめ

2020-06-10 20:00:51 | 日記

玄関のチャイムが鳴ったので出てみると、両手にいっぱいの野菜を抱えたご近所さんが立っていた。

「うちの家庭菜園で採れた野菜。新鮮だから生のまま食べられるよ」

そういって野菜を手渡してくれた。

採れたての春菊と小松菜が山盛り。

この方は前に新しい山道を教えてくれたご近所さんで、つい最近まで乳がんの再手術を受ける為に入院をされていた。

畑から帰ったままの泥の付いた長靴を履いて、手術を受けたばかりとはとても思えない。

「もう大丈夫なの?」と聞くと、「うん大丈夫!」と言って笑った。

「そう、よかった」と言うと、「食べて。じゃあね」と言って足早に去って行った。

退院して三日目で、もう庭仕事をやっているなんて彼女の体力には驚かされるが、元気そうな様子で本当によかった。

やっぱり大好きな庭仕事をしている時の彼女は、生き生きとしている。

「私いままで自分を押えて我慢ばかりして生きてきた気がするの。でも、もう我慢はしない。自分が好きなことをたくさんやりたい」

入院前に偶然会って話をした時、彼女が語った言葉だ。

自分の好きなことは大切にした方がいいと、最近つくづく思う。

じゃあ、私の好きなことは一体何だろうかと考える。

植物や自然。それから鳥や蛇以外の動物。料理、温泉、掃除、ピアノ、健康に関する事。

おっと、忘れてはいけないのが先祖供養に神祀り。

考え始めたらまだまだ出てくる・・・

これホント好きなんだよね~と、毎日思って生活しているわけではないが、考えてみたら特別なことではなく日常的に目にしたり行ったりしていることばかりだった。

昔は家事と子育て以外、何もせずに生きていていいのだろうか、打ち込める趣味や仕事を持たなきゃなどと焦ったこともあったが、今は無理して特別な何かを持たなくてもいい、自然体でいいと思うようになった。

自分以外の他人は、自分にはない特別なものを持ってキラキラ輝いているように見えるものだが、多分それはその人が好きな事を夢中でやっているから?

家庭菜園でも家事でも好きなことを楽しんでやっていたら、ご近所さんのようにキラキラ生き生きしてくるのかもしれない。

「楽しめ楽しめ」

またそんな声が聞こえた気がした。

 

 


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どこでもマスク

2020-06-05 16:19:29 | 日記

ご近所の方に教えてもらった山道を登ろうと思った。

ところが途中まで行ったのだが、最近の高い気温のせいで草木がぐんと成長して道が狭くなっていた。

草木が繁っていると、周りに何がいるか分からないのが怖い。最も怖いのは熊、ではなくて蛇。

ここで蛇に遭遇したらぜったい卒倒する。私は蛇が大、大、大の苦手。

教えてくれたご近所さんは、蛇は平気だそうでどんどん草木をかきわけ入って行くそうだが、私は蛇なんて見た時には身体が固まって動けなくなる。

大人しそうにじっとしている蛇でも道の脇に居るのを見つけたら、もう絶対にそこを通ることができない。

ましてや毒のあるマムシなんていたら・・・というのを想像しただけで鳥肌が立つ。

せっかくだが、教えてもらった道は植物が枯れる秋にしようと思って引き返した。蛇も冬眠するだろうし。

というわけで、これからしばらくは山へ入るのはお休み。

山がダメならば海がある~ということで海へ行ってきた。

ここは小樽市の銭函海岸。

銭函(ぜにばこ)なんてずいぶん景気の良い地名だが、昔この辺りではニシンがたくさん獲れて、漁師の家には漁で儲けたお金を入れる銭箱が積まれていたからだとか。

今は昔のようにニシンは来なくなった。

そのかわり海水浴シーズンには大勢の人がやって来る。

海岸へ行く道は車の渋滞でいつも大変な事になるので、子どもを海水浴に連れて行かなくても良くなってからは、行くのはシーズン前かシーズン後にしている。

空いているし、静かだしいい。この時も海でセーリングをしている方が数名いるだけだった。

ところで今年の海水浴は、もしかしてマスクをしながらになるのだろうか。

まさかね。マスクして浜辺で寝転んでいたり、海に入っていたら笑っちゃう。

なんて考えていたら、意外とそうなるかもしれないと思うような光景を目撃した。

それは数か月ぶりに行った公衆浴場で。

なんとマスクをして入浴している人が数名いた!

想像してみてほしい。裸でマスクという姿を。

笑っちゃうかと思ったら、意外と受け入れることができた。

やっぱり気をつけている人は、どこでもマスクなんだなぁと感心した。

お湯に浸かる時もマスク、そしてサウナもマスクで、さすがに暑そうだったが、マスクをずっと付けていて熱中症にならないものかと心配になった。

というわけで、お風呂でマスクをつけているくらいなら、混みあう海水浴場でマスクをつけていてもおかしくないかもしれない。

これからますます暑くなりマスクをしているのがつらくなるが、マスクをしなくてもいいような、できるだけ混んでいない場所へ行こうと思う。

今、外は(自然は)驚くほど美しい。こんなに美しい世界を見ないで家に引っ込んでいるのはもったいない。

 

 

 

 

 

 

 

 


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山友だち

2020-06-01 20:51:21 | 日記

散歩途中に、庭の手入れをしていたご近所の方に会ったのでご挨拶をした。

この方とは今の場所に同じ時期に引っ越しをしてきて知り合い、同じ年齢で植物や自然が好きという共通点もあって話が合った。

会えばいつも花や山の話で盛り上がるのだが、今回はご挨拶だけで立ち話はせず通り過ぎようと思った。

ご挨拶だけでと思ったのはコロナのこともあるが、彼女は現在闘病中であり気温が30度近い中で立ち話をすると、彼女の身体に負担をかけるのではないかと思ったからだった。

ところが彼女が笑顔で手招きしてくれたので、喜んでお庭にお邪魔することにした。

彼女が丹精をこめて作ったお庭は、いつ見ても美しく手入れがされており色とりどりの花が咲き乱れている。

今年も新しいお花を植えたそうで、植えたばかりの花に水をあげている最中だった。

まだ身体も辛いだろうに、庭の手入れをしているなんてすごいなあと思う。

「家の中に居てもすることがないから、こうして庭の手入れをしていた方がいいの。でも帽子をかぶっていると暑くて」と言う彼女は今、抗がん剤治療をしている。

薬の影響で髪の毛が全部抜けたそうで、今年になってからいつも帽子をかぶっていた。

彼女は、三年ほど前に乳がんを患った。その後、順調に回復していると言っていたが、昨年また癌が見つかってしまった。

その時の衝撃たるや計り知れないものがあったと思うが、会う時の彼女はいつも明るく優しい。

「(呼んだのは)教えてあげたい事があったの」と彼女が言った。

「新しい道を見つけたの。登り切った場所は、見晴らしが良くて気持ちいいから今度行ってみて」

なんと彼女は山の中で行ったことのなかった道を見つけたのだそうだ。

それを聞いてびっくりした。

驚いたのは新しい道を見つけたということじゃなくて、山道を一時間以上も歩いたという事。

抗がん剤の副作用で様々な症状に苦しんでいるのに、よく山道を長い時間かけて歩いたと思った。

彼女とは、これまで何度か一緒に山を歩いたことがあった。

名も知らない草花を愛でながら、美しい自然を楽しみながら歩くのは楽しかった。

最近は一緒に山歩きをしていなかったけど、新しい道を発見していたなんてさすが。相変わらずの旺盛な好奇心と行動力は健在だと嬉しくなった。

彼女の手術は明後日。絶対に治ると思っている。

 

 

 

 


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