ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

カラスの子育て

2021-06-29 18:10:10 | 日記

家の窓から見える大きな木に、いつも2羽のカラスがとまっていることに気がついたのは2週間くらい前だろうか。

2羽のカラスは、いつも2本の木のてっぺんに居る。

そして1羽は頻繁に居なくなるが、もう1羽はずっと木に止まったまま、か弱い声で鳴いている。

ところが居なくなったカラスが戻って来ると、残っていたカラスの声が途端に大きくなる。

ある時、戻って来たカラスが、ギャーギャーとやかましく鳴いているカラスの口に餌を運んでいるのを見た。

親子だったのかとわかった。

以来、暇さえあれば窓の外を見ている。

お母さんカラス、、、いやもしかしたらお父さんカラスかもしれないが、とにかく親は大変だ。

子カラスは、親カラスの姿を見た途端に「お腹すいたよ〜」とでも言うようにやかましく鳴きだすものだから、親カラスは休む暇もなく餌を探しに行かなければならない。

たまに子どものカラスが木から飛ぶのだけど、まだうまく飛べず森の中の何処かへ落ちてしまった。

親カラスは、すぐに子どもを探しに鳴き声のする方へ飛んで行った。

食べさせないといけないわ、危険がないか見ていないといけないわで、親カラスは大忙し。

子育てをしているカラスが子どもを守ろうと、近くに来た人間を攻撃するという話をよく聞くが、これを見ていたら、それも仕方がないことだと思える。

親カラスの一生懸命な子育てには頭が下がる。

上の写真の左側の木に親カラス、右側の木に居るのが子どものカラス。

いつもそれぞれが同じ木に止まるのが不思議。

わかりにくいが、子どものカラス↓

もしもこのカラスの子育てを、自分が子育てをしていた頃に見ていたら、きっとすごく励まされただろう。

一人で一生懸命に子育てをしているカラスを見ていると、自分も頑張ろうという気持ちが強くなったと思う。

カラスの愛情たっぷりの子育てから学ぶことはたくさんある。

ところで話は変わるが、自然であれ、見ず知らずの方がネット上に書かれた文章であれ、本当に学ぶことが多いと、最近よく思う。

そして、このような時代に生まれた事に感謝しているし、学ぶことは楽しいと心から思える。

楽しいことだけではなく嫌なことであっても、そこから自分の弱さが炙り出されて学びがある。

何処かへ行かなくても、学ぶことができることに感謝、感謝。

カラスの親子にも感謝(笑)

 


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トムラウシ

2021-06-27 19:14:27 | 旅行

トムラウシへ行ってきた。

トムラウシは少し前に行った十勝岳と同じ大雪山系の山だが、ガイドブックによると、トムラウシ山は、登山の難易度5段階のうち最も難度の高いグレート5の「大雪山の極めて厳しい自然に挑む登山ルート」とあって、本格的な登山などしたことがない私はもちろん下から眺めるだけ。

一応、トムラウシ山の登山口までは行ってみたが、十勝岳の登山道入り口とは違って、うっそうとした草木の中に細い登山道が続いていた。

トムラウシ山と言えば、2009年7月の遭難事故が思い出される。

8名もの方がお亡くなりになったが、悪天候の中、ツアーを決行したガイドさんの判断の誤まりが原因とされた。

変わりやすい山の天気に的確な判断など、山へ登るにはそれなりの知識や経験が必要なのだろう。

そんなことを思っていたせいか、トムラウシ山は、なんとなく素人(私)が気楽な気持ちで登ってはいけないような気がした。

それにしても下から眺めたトムラウシ山は、そこだけがまるで別世界のように美しく見えた。

実際にトムラウシ山は、昔からカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)とあがめられてきた山だそうで、特に山頂付近は、人の手が入っていない湖沼や花畑があり、壮大な大自然が息をのむほど美しいのだとか。

一度は見てみたいものだと思いつつ、今回は温泉を堪能してきた。

登山口のすぐそばに立つトムラウシ温泉東大雪荘

山奥にあるため「秘湯」と呼ばれているが、すぐそばまで迫る森林を見ながらの露天風呂は最高だった。

ところでトムラウシは新得町の中にある地名だが、大きなダムによって新得町から隔離されている。

トムラウシに行くには、大きなダム川を渡る。

渡り切ってしばらく行くと、トムラウシの集落が見えてくる。

集落と言ってもぽつんぽつんと家があるくらいで、あとは大自然なのだが、そんな大自然の中に可愛らしい学校があった。

豊村牛小中学校。(トムラウシをあて字で漢字にするとこうなるらしい)

この学校は山村留学生を受け入れており、映画にもなった「羊と鋼の森」は、作者の宮下奈都さんが、お子さんの山村留学でトムラウシに滞在していた時に書かれたそうだ。

主人公の外村(とむら)は、もしやトムラウシのトムラかな?

ところで宿へ向かう途中にたくさんの鹿がいた。

周囲を金網で囲われた中にたくさんの鹿がいる。

飼っているのかと思ったが、鹿は我が家の周辺でもいるくらいなので、わざわざ繁殖させることもないだろう。

そこで宿の方に聞いてみた。

すると「あれは鹿をキャッチしているんです」と教えてくれた。

金網の柵は罠で、入ってきた鹿を食肉用にするそうだ。

私も鹿肉を食べた事があるが、こうして鹿を見ると、なんだか可哀想だなあ、、、と思う。

というわけで、鹿は食べなかったが、新鮮な山の空気を胸いっぱい吸い込んで、山のエネルギーを頂いて元気になって帰って来た。

 

 

 


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梅干し

2021-06-24 12:03:49 | 健康

昨年漬けた梅干がまだ残っているので、今年は梅を漬けるのはやめようかなと思っていたのだが、買い物に行って漬けるのに丁度いい色合いの梅を見つけてしまった。

南高梅でLLサイズなのに安い。3㎏で税込み2698円。

もう迷わず購入した。

梅を洗って考える。

昔ながらの塩分高めの梅干しにしようか、それとも塩分控えめにしようかと。

今までは減塩梅干しばかり作っていたが、昨年、初めて塩分20パーセントの梅干を漬けてみた。

できあがった梅干しは、食べると口がとんがりそうなくらい酸っぱくて塩辛い。

梅干し好きの家族には好評だったが、ちょっと苦手な私はつらかった。

だから私は梅干しを食べる時、これから食べるぞという覚悟をするために、まず深呼吸をする。

心が落ち着き覚悟が決まったところで、小さくちぎった梅干しのカケラを口に入れる。

そしてカケラを入れるやいなや、ご飯をたくさん口に入れる。

あ〜梅干し一つで、ご飯がすすむ、すすむ。もうおかずは何も要らない。

ご飯で梅干しの酸っぱさとしょっぱさを和らげる作戦だが、やっぱり口がとんがって長女に笑われた。

ところで、梅が身体に良いのは言わずと知れたことだ。

小林聡美さんが出ている映画「めがね」で、梅干しを食べる時に「梅はその日の難逃れ」と言っていたのが印象に残っている。

梅はその日の難逃れ。

梅干しを朝に食べると、その日一日元気でいられるということだろうか。

梅に含まれるクエン酸は、疲労回復に良くて、唾液や胃酸の分泌を促し、消化吸収を助けてくれる。

便秘や下痢を改善する整腸作用がある。

また防腐作用により食中毒菌を抑制して食あたりを防ぐし、解毒作用があるので、二日酔いにも効果がある。

暑い夏場などには熱中症対策にもなる。

戦国時代には、梅干しを御守りのように身につけて、食料としてはもちろんのこと、眺めて喉の渇きを癒したり、薬としても使っていたそうだ。

というわけで、こんなにすごい梅干しなら毎朝でも食べたい。

しかし毎朝、覚悟を決めてから食べるというのもめんどくさいので、やっぱり私専用の減塩梅干しを作ることにした。

お酢と焼酎を入れて塩分は10%。

梅干しとしては邪道だと思うが、どうにも口がとんがるので仕方がない、、、

 


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2021-06-21 16:22:21 | 日記

夫の部屋を覗いた時に神棚が目に入った。

夫の部屋の神棚は、もとは義両親が祭っていたのだが、義両親が亡くなってから夫がお世話をしている。

私は自分の神棚を持っているので、今まで夫の神棚をあまり気をつけて見ていなかった。

ところが今日はたまたま神棚に目が行ったのだが、「あらっ何か足りない」と思った。

榊が無かった。あの緑色の木の枝がない。

榊がない神棚は、生命の息吹のようなものが感じらず、まるで主のいない空き家のように見えた。

やはり生きている植物の力はすごい。

ところで夫は、毎朝ほとんど欠かさずに神棚と仏壇に手を合わせている。

榊と水玉のお水は、毎日取り替えていると思っていたのだが、なぜ榊が無いのだろう、今まで榊が枯れたら、必ず新しいものに交換していたはずなのに。

そして、それはいつから無いのだろうか。

そう思った時、もしかしたら、、と思うことがあった。

もしかしたら榊が無いのは、もう2ヶ月近く前からではないだろうか。

信じられないかもしれないが、実はその頃から夫の部屋の前で未成仏の霊を視ることが多くなった。

視ると言っても、その姿がはっきりと見えるわけではない。

ぼんやりと黒いシルエットだけなので男女の区別も、若いのか年老いているのかもわからない。

わからないのだが、こちらをじーっと見ているのはわかる。

そしてものすごい寒気がするので、先祖霊ではなくて、たまたま家に入って来られた未成仏霊なのだということもわかった。

それで床供養をした方がいいな、、と思い始めていたのが2ヶ月近く前からだった。

もしかしたら神棚に榊を入れていないことと、未成仏霊がいることに関係があるのではないだろうか。

帰って来た夫に「神棚に榊ないけど、いつから無いの?」と聞いてみた。

すると、やはり2ヶ月くらい前からあげていないと言った。

「買ってくるのが面倒で、枯れたのを処分してからあげていなかった。でもあげてもあげなくても、あんまり影響ないんじゃない?」と言うので、ここ2ヶ月あまり未成仏霊を視る事を話すと、夫は急いで榊を買いに行った。

買ってきた榊を神棚にあげた夫は、「神棚の榊ってそんなに大事なの?神棚にお詣りすると除霊できるの?神棚を祭ることによる効果のエビデンスは?」と聞いてきた。

エビデンスは?と言われると困る。

私がそう感じただけで科学的根拠は無い。

そもそも神棚を祭るということは、自分がそうしたいからするだけで、それによる効果というのは期待していなかった。除霊うんぬんということも、、、

ただ榊は、神さまの依代になるものだから大事と聞いた。

せっかく神棚を祭っても、榊がなくて神さまが寄れないのでは意味がない。

また除霊については、そうしようと思っていなくても、神棚にお詣りすると、部屋の中のどんよりとしたモノが祓われて清浄になる気がする。

大祓祝詞をあげるようになってから、ますますそう感じている。

そのようなことを話したのだが、目に見えない世界のことはあまり信じていない夫は、半信半疑といった感じだった。

とはいえ、今回のことは神祀りをすることで、家内の不浄なもの(と言ったら可哀想だが)を祓う作用があることを実感させられた出来事だった。

家族が家に居ることが多くなって、前のように出来ずにいた床供養だが、やはりやろうと思う。

 


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野菜作り

2021-06-18 16:26:26 | 日記

家庭菜園をしているご近所さんから野菜を頂いた。

ほうれん草と春菊。

どちらもピチピチして、見るからに新鮮。

「ほうれん草は、ちょっと虫食いで穴が開いているけど」とご近所さんはおっしゃったが、なんのなんの虫食いは農薬を使っていないからこそだと思うので、ぜんぜん気にならない。

頂いた野菜をボウルの水に漬けて、調理をするまでの間、食卓テーブルに置いた。

ところがお昼時になって、テーブルについた長女が悲鳴をあげた。

「虫、虫、毛虫がいるー!!」

怯えた声で長女が指さす場所を見てみると、テーブルの上を長さ3~4ミリくらいの小さな虫が這っていた。その数、3匹。

長女は毛虫と言ったが、毛は生えていない。ミミズとも違うし・・・

それにしても何故、虫がテーブルの上にいるのか?

あっ!と気がついて、ほうれん草の葉をよく見てみると、いたいた。

テーブルにいた虫と同じ種類の虫が、かじった葉の穴から顔を出していて、ほかにもたくさんいる。

農薬を使っていないからこそ、虫君たちもノビノビとほうれん草の上でくつろいでいたのだろう。

それなのにいきなり水に漬けられて、命からがら逃げだしたのだ。かわいそうに。

しかし・・・かわいそうだけど私もほうれん草が食べたい。

大きなボウルにほうれん草を移し替えて、たっぷりの水で何度も洗って虫を流してから、熱湯でゆでて冷水に浸した。

一部はお浸しに、残ったほうれん草でキッシュを作った。(ちなみに春菊はサラダにした)

そうやって調理したほうれん草は、スーパーで買ったほうれん草よりずっと味が濃くて、かすかに土の香りがして力強かった。

いいな~家庭菜園でほうれん草と春菊が採れて・・・

我が家でも毎年、猫の額ほどの畑に、わずかばかりの野菜を植えている。

実は、今年はほうれん草と春菊の種をまこうかと迷っていた。

しかしほうれん草と春菊の種を撒いたら、狭い我が家の畑は、ほぼそれだけで埋まってしまう。

家族に好評のミニトマトは絶対に植えたいし、ゴーヤもズッキーニも紫蘇もハーブ類も植えたい・・・というわけで、ほうれん草と春菊はあきらめたのだった。

とはいえ、私は家庭菜園の初心者もいいところで、もらった野菜のように作る自信はない。

野菜をくれたご近所さんは、ご主人が自作でビニールハウスを建ててしまい、そこでいろいろな野菜を育てているが、もう家庭菜園の域を超えてプロ並み。

作る野菜は、商品として売れるくらい立派に育てている。

それにしても最近、家庭菜園の域を超えている方が多いように思う。

近所を散歩しても「ここ農家だったっけ?」と思うような畑で、その家のご主人が家庭菜園に汗を流しているのを見かける。

今までガーデニングといえば主婦の趣味というイメージだったが、今や家庭菜園といえば男の趣味というイメージになりつつあるような気がする。

旦那さんの趣味が家庭菜園っていいなあと思う。新鮮で安全な野菜がたくさん食べられそうだ。

「野菜作ってみない?楽しそうだよ」と夫に言ったら、「興味なし」と一蹴された。

残念・・・

 


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富良野

2021-06-14 17:08:46 | 旅行

富良野へドライブに行ってきた。

富良野と言えば、ドラマ「北の国から」で有名になったが、スキーやラフティングなどの遊びができることでも人気がある。

またこれからの季節は、ラベンダー畑が人気で、周囲の空気まで紫色に見えてしまうほど、見渡す限り一面、紫色のラベンダーの畑は本当に見応えがある。

しかし今はまだラベンダーの季節には早すぎで、ラベンダー以外の花もまだほとんど咲いておらず、富良野は人も車も少なくてひっそりとしていた。

富良野に着いてまず向かったのは、お菓子屋さんの「六花亭」

富良野に行くと必ずと言っていいほど、ここへ寄る。

六花亭の建物の周囲はぶどう畑が広がっている、のどかな風景。

上の写真は、店内から見た風景。奥に見える山は、十勝岳連峰。

北海道民は、六花亭が好きな人が多いと思う(多分、、、)

そういう私も六花亭が大好き。

まずお菓子が美味しいというのが一番だが、六花亭ののどかで何処か懐かしい雰囲気が好き。

家の近くにも六花亭があって、よく普段のおやつにお菓子を買うのだけど、たまの休日には家族で六花亭へ行って、お茶とお菓子を頂いてくる。

これだけ食べても道内を旅して六花亭があると必ず入るし、手土産や御礼の品などにも六花亭のお菓子を使うことが多い。

ここまで書いて、自分でもどれだけ六花亭が好きなのかと思うが、六花亭のお菓子なら間違いなく、贈っても喜んでくれるのではないかと思うからで、実際に私も六花亭のお菓子を貰うとすごく嬉しい。

北海道にはたくさんの美味しいお菓子の会社があるが、(私の中では)六花亭は別格になっている。

ところで六花亭を出た後に向かったのは、遠くに見えていた山、十勝岳連峰にある十勝岳温泉。

日帰りで温泉に入りに行った。

露天風呂から見える雄大な山の景色に圧倒された。

温泉に浸かって山を眺めていると、元気をもらえる気がしてくる。

海と山どちらも良いが、どちらかを選びなさいと言われたら(言われないと思うけど)間違いなく山を選ぶだろう。

山は、いくら見ていても見飽きない。ずっとずっと見ていられる。

ところで温泉宿の横に登山口があって、これから登山をされる人と少しお話しをすることができた。

その方が大きなおにぎりを食べながら、十勝岳の美しさ、特に秋が素晴らしいと教えてくださった。

そして一時間程度で登れる初心者向けの道もあるから、今度登ってみるといいと言われた。

雪がまだ残る登山道。

登りたいなあと思いつつ、おにぎりを食べ終えて登って行く方を、家族で手を振ってお見送りをした。

 


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外食

2021-06-11 22:56:40 | 日記

長女や夫が家にいることが多くなって、たまに外食するようになった。

夫がいてくれると、車の運転をしてくれるので公共機関を使わずに、どこでも出かけることができるのがいい。

今までは家で自分が作った食事をずっと食べていたので、たまに外で食べる食事が新鮮に思える。

それにしても他人が作ってくれた料理は、どうしてこうも美味しいのだろう。

盛り付けや食材の組み合わせなども、外食すると料理の勉強になる。

上げ膳、据え膳で後片付けもやってくれるなんて、外食は主婦にとっては天国だ。

というわけで、以前に混んでいて入れなかったレストランへ再挑戦で行って来たのだが、今回はちゃんと予約をしたので、すぐに入ることができた。

イタリアンレストラン「円山カルネ

写真を撮るのを忘れたが、野菜と果物のスムージー、サラダ、パスタ、そしてソフトドリンク、ドルチェのランチコースは、どれもみんな美しく、そして美味しかった。再挑戦してよかった、、、

ちなみにドルチェと聞いて、ドルチェ&ガッパーナが出てくる歌が浮かんだが、イタリア語で食後の甘いデザートのことだそうだ。

パスタ、ドルチェ、ソフトドリンクは、たくさんある種類から好きなものを選ぶことができるが、これがみんな美味しそうで、全部食べてみたくなる。

ところでいまのご時世、飲食店はどこも感染対策をしっかりやっているが、こちらのお店でも席の間隔をあけて、入店するお客さんの数を減らして対策をされていた。

お客さんは女性が多く、みなさん二人くらいの友人同士でいらっしゃっているようだ。

楽しそうにおしゃべりしながら食事をしているのを見ると、しばらく友人たちと会っていない私はうらやましく思う。

ところでお客さんは食事をするときは、当然マスクをはずして食べているわけだが、ひとりのお客さんが突然ひとつ大きな咳をされた。

すると周りのお客さんが、急にマスクをつけ始めたのには、コロナ以前には見られない光景だったのでちょっと驚いた。

それまでマスクをつけず向かい合った友人・知人と談笑していたのに、急にマスクをつけ始めたのは、咳を聞いたからに違いない。

一緒に来ている人は、お互いにコロナじゃないと思って気を許し合っているが、そうじゃない見知らぬ人の咳には、みんなとても敏感になっているのだなぁと思う。

毎日コロナのことを聞かされ続けていれば、そうなるのも仕方がない。

おしゃべりをしている時など、たまにむせて咳が出ることがある私は、これからは多くの方がいる場所では飴をなめるか、水を飲むか、それらがない時は息を止めて咳を断固我慢しなければいけないと思う。

咳をするのも、周囲に対してこれまで以上に気を使わなければいけない時代になった。

そういう意味では、友人と会っておしゃべりができるのは、まだ先になるのかもしれない。

だからワクチンを打つんだよーという声が聞こえてきそうだが、そうしたくないという気持ちは、どうしてもまだ変わることはない。

 

 


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キンイロオオカミの子育て

2021-06-07 15:40:01 | 日記

タンザニアのサバンナに住むキンイロオオカミの子育てをテレビで観た。

キンイロオオカミは肉食獣で、身体の大きさは中型犬くらい。

サバンナでは他の肉食獣に比べて、さほど大きくない。

小さなキンイロオオカミが、強敵ひしめくサバンナで生きていくのは大変だ。

そこでキンイロオオカミは、生き抜く為に自分の子ども達に生きる術を教える。

身体を機敏に動かして獲物を捕まえる方法や、獲った獲物を隠しておくことなどだが、たくさん子どもがいると中には「大丈夫かな?独り立ちできるかな?」というのもいる。(人間も同じ!?)

ところがキンイロオオカミの子育ては、落ちこぼれがゼロなのだそうだ。

子育て終了の時期になると、キンイロオオカミの両親は、子どもたちに卒業試験をする。

そして、めでたく試験に合格した子どもは、独り立ちさせる為に冷たくあしらって自分たちの元から追い払う。

ところが試験に合格できなかった子どもには、優しく毛繕いなどしてやって、まだ両親のそばで暮らすことを許す。

そして、さらに時間をかけて試験に合格できるように教育をし続け、最終的にはめでたく、その子も独り立ちしていった。

というわけで、キンイロオオカミの子育ては落ちこぼれゼロなのだそうだ。

子どもを産んだはいいが、虐待したり育児放棄するような人間より、キンイロオオカミのほうがはるかに偉い。

番組では3頭の子どものうち、落ちこぼれた1頭が時間をかけて育てられていた。

ところで我が家も番組に登場したキンイロオオカミと同じく三人の子どもがいる。

三人のうち一人は独立し、もう一人もいずれ家を出て行くだろう。

そして最後まで残っているのが、障害のある長女だ。

長女は就労支援施設で何年も頑張って、昨年やっと一般就労することができたが、今はコロナの影響で仕事が無くなりずっと休んでいる。

毎日、家事など手伝ってもらっているが、有り余るほど時間がある為、私や夫が作った問題で勉強をしている。

その一つは漢字練習。小学校6年までの漢字の練習をする。

小学校6年間の漢字の読み書きができれば、日常生活でほとんど困ることはないと思う。

長女は漢字が好きなので嫌がらずにコツコツと毎日取り組み、日常生活の中で使う漢字は、ほとんど読むことができる。(ただし意味まで理解できているかは疑問だが・・)

問題なのは数字が絡んでくるもの。

それはお金の計算だったり時間の観念などで、生活していく上でどうしても必要なことなのだが、長女には難しい。

いずれ世の中は現金を使わないキャッシュレスになるだろうし、アナログ時計が読めなくてもデジタル時計があるから時間はわかる。

しかし、実際の生活ではたとえキャッシュレスで現金が必要なくても、見境なく買う訳にはいかない。

自分の持っている金額で、どれくらい買えるのかが分からなければいけない。

また時間は、デジタルの表示を見ればわかるとしても「今から30分後に集合」などと言われるとわからなくなってしまう。

だから現金や時計を使った勉強をしている。

他には地図で地名の場所を覚えることとか、公共機関を使っていく場合、時間通りに行くには何時に家を出なければいけないかとか。

とにかく生活する上で必要なことを教える訳だが、これがなかなか理解できない状況が続くと、娘はもちろんだが、教える方も嫌になってくる。

「あ〜こんなこともう20年以上やってるなあ」という絶望的な気分になったりする。

とはいえ、家事はずいぶん上手にできるようになってきた。

部屋の掃除機かけは、もう任せられるくらい綺麗にかけられるようになったし、洗濯物を干したり畳んだりも任せられる。(たたむのはホントに上手)

しかし、このままいつまでもずっとそばに居て、娘を守ってあげることはできない。

順番的には私たち親が先に死ぬ可能性が限りなく高い。

というわけで、キンイロオオカミさんを見習って、時には優しく時には厳しく、長女がいつの日か独り立ちできることを夢見て今日もまた教えている。

でもやっぱり・・・早く仕事が始まって欲しいなぁと思っている。

 


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ニセコ・倶知安

2021-06-02 16:25:55 | 旅行

いまだ緊急事態宣言が続いているが、お天気が良かったので家族の運転でドライブをしてきた。

行った先は、俱知安(くっちゃん)町とニセコ町。

特に行きたかった場所が倶知安町の「芝桜の庭」で、元農家をされていた三島さんが、丹精込めて育てられた自宅の芝桜をご好意で無料開放されている。

今は芝桜が満開の時期で、我が家の庭にも芝桜が咲いているのだが、こちらのお宅の芝桜は、とにかくスケールが違う。

広々とした土地一面に芝桜が、まるで絨毯を敷きつめたように美しい。

そしてこちらも・・・雪を残した羊蹄山とのコントラストが素晴らしかった。

芝桜の間には道がつけられていて自由に散歩することができる。

訪れたのは平日だったが、密になるほどではないものの、それなりに人出があり、これが土日になるともっと混むことが予想されるので、混雑状況を確認して行くのが良いかもしれない。

混雑状況などは、倶知安町観光案内のホームページから確認できる。

美しい芝桜を見た後は、倶知安の駅近くにある「食工房 旬菜」さんでランチをした。

このお店も一度は行って見たいと思っていたが、今回やっと行くことができた。

お料理が三島さんちの芝桜と同じくらい美しく、自家栽培の野菜や食用花がふんだんに使われている。

こちらのお店で使われている食材は、野菜はもちろん肉やシーフードも道産食材だそうだが、とくに目を引いたのがエゾシカ肉のステーキで、これは北海道ならではの料理かもしれない。

というわけで、私もエゾシカを・・・と思ったが、実は子供の頃に父の友人が獲ってきたエゾシカ肉を何度も食べたことがあって、豚肉のほうがおいしいなという記憶があった。

こどものくせになんと贅沢なことを言っていたのかと、今なら思う。

ただ父の友人が届けてくれた鹿肉を、母が塩をふって焼いただけだったので、きっと旬菜さんでエゾシカを食べたら絶対においしいと思う。

しかしどうも子どもの頃の記憶が邪魔をして、結局エゾシカではなくハンバーグにした。

デミグラスソースで煮込んだハンバーグが見えないくらい、野菜たちが周囲を取り囲んでいる。(写真でみるよりずっと美しいのだが・・・)

たっぷりのサラダと本格的なオニオンスープ。そしてドリンクもセットになって、なんと税込み1100円という安さに驚く。コーラが瓶で出てきたのにも驚いた・・・

どれもみんな美味しくて、付け合わせのフキのきんぴらも美味しくて、また絶対に来ようと思ってお店をあとにした。

そして次に行ったのは、ニセコ町にある五色温泉。

この温泉は建物が古くてひなびた感じが好き。子供の頃、毎年夏に遊びに行った母方の祖父母がやっていた旅館に似ていて懐かしい。

建物周辺はまだ残雪があり、硫黄の香りがかすかにしている。

五色温泉の由来は、泉質が5種類あるとか湯の色が日によって五色に見えるためなどといわれているそうだが、この日は白っぽいお湯に見えた。

そういえば先日、家族の意向もあって温泉は(コロナで)入り納めという記事を書いた。

それなのになぜ五色温泉に行ったのかというと、家族の気持ちが変わってきたことが大きい。

札幌市内のお風呂は混んでいるが、札幌から離れると空いていることが多く、特に平日ならば市外はどこも空いているのでいいんじゃないか・・と考えが変わって来た。(この日の五色温泉は、私たちだけの貸し切り風呂状態だった)

ワクチンも含めて家族の考えが柔軟になってきたと思う。

ただ今は厳密にいうなら、宣言が出されているのだから、不要不急の外出はするなということなのだが、こういった良い温泉や飲食店を応援する意味でも密を避けて利用したいと思っている。

 

 


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