ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

梅干し作り

2023-06-15 16:12:47 | グルメ

毎年漬けている梅干し。

梅を店頭で見かけるようになってから、けっこう時間が経つ。

もうそろそろ漬けないと、、少し焦り気味だったが、やっと梅を買ってきた。

写真より実物はもう少し黄色く熟していて、いい感じ。

全部で六キロ買った。

六キロ全部を一度に漬けるのは、容器の関係と洗ったり漬けたりするのが大変なので、二日に分けて三キロずつ漬けることにした。(写真は三キロ)

まずは洗うところから。

野菜や果物を買ってきたら、しばらく重曹に漬けておいて、それから洗うようにしている。

重曹に漬けると、残留農薬が落ちやすくなるのだとか。

また重曹は入浴剤としてお風呂にも入れている。200リットルのお湯に大さじ2〜3杯くらいをテキトーに、、、

もう10年以上、重曹を入れたお風呂に入っているので慣れすぎてしまって、どんな効果があったのかなんて説明できないのだけど、重曹泉という温泉もあるくらいで、それによると皮膚の表面を柔らかくして、脂肪、分泌物を洗い流し、肌をツルツルにする効果があるそうだ。

ただし湯冷めするのが早いので、暖かい時期に入れる方が良いのかもしれない。ちなみに私は春夏は重曹、秋冬はエプソムソルトを入れる。

でもお風呂に重曹を入れ始めた一番の理由は、なんと言っても皮脂汚れが落ちるので、お風呂掃除が楽になることだった。

掃除オタク?としては、お風呂にザラザラ汚れが付いていると、すぐに洗い落としたくなるのだが、これが重曹風呂に入った後だと軽く擦るだけでツルツルになる。

皮脂汚れも残留農薬も落ちやすくする重曹は素晴らしい〜と思う。

あっという間に消費するので、25キロ入り(食用のもの)を購入して、最後の方はカチカチに固まるため、金槌で叩いて使っている(笑)

すっかり話がずれてしまったが、梅干しを作る話。

梅干しの作り方は、ネットなどを見るとたくさん出てくる。

一番の違いは塩の量なのだが、昔ながらの20%、18%、15%、減塩の10%に8%というものもある。

梅干し作りで一番問題なのはカビで、カビが生えにくいのは塩分が高い方だが、減塩にすると焼酎や酢などを混ぜないとカビが生えてしまう。

カビの発生を最小限に抑えたい方や昔ながらの梅干しを食べたい方は、塩分18%以上で作るのがオススメだが、私はいつも減塩梅干しを作っている。

なぜかというと、塩分が高い梅干しは口がとんがって食べられないという、、、

カビの発生は嫌だし、できれば塩だけで漬けた梅干しの方を食べたいのだけど、毎朝、口をとんがらせて食べることに疲れてしまったため、いたし方なく減塩にした梅干しを作って食べている。

ところで昨年漬けた梅干しは、氷砂糖を入れるというものだった。

はちみつを入れた梅干しも売っているくらいなので、氷砂糖を入れるのも有りかと作ってみたら、作る過程の管理が悪かったせいか、カビが生えてしまった。

塩分は10%で氷砂糖の他に焼酎も入れたのだが、減塩はやはり難しいのかな、、

その後、カビは綺麗に除き、梅酢を沸騰消毒して、梅を焼酎で洗ってと手間はかかったが、なんとか梅干しが出来上がった。

そしてまもなく一年が経とうとする先日、出してきて食べてみたらなんとおいしい!

減塩なのでしょっぱ過ぎず、微かに甘さも感じてとても好み。

家族にも味見をしてもらったらやっぱり美味しいとのことで、どちらかというと、女性は好きな味かもしれない。

というわけで、今年も氷砂糖入りの減塩梅干しにした。(カビが生えないように手袋をして、焼酎で消毒を念入りにしたが)

甘梅干しの作り方

しばらくは梅干しから目が離せない。(カビのチェック!)

でも、とても楽しみでもある。

 

 


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趣味の味噌作り

2023-03-07 18:14:09 | グルメ

毎年二回は作っている自家製味噌だが、なんとなく億劫で作っていなかった。

作っていない理由は、億劫だという以外にもう一つある。

それは久しぶりに買ってきた味噌が、とても美味しかったこと。

自家製味噌がいよいよ無くなって、数年ぶりにスーパーで味噌を買ってきたのだけれど、買ったお味噌は、自分で作った味噌と違い、潰し損ねた大豆のつぶつぶが無い。

煮干しで取った出し汁に味噌を溶かすと、さらりとした上品な味噌汁が出来上がった。

買ってきた味噌で作ったお味噌汁が上品な味わいとするなら、手作り味噌で作ったお味噌汁は、田舎の素朴な味わいといった感じがする。

それはそれで良いのだけど、でも買ったお味噌でこんなに美味しい味噌汁ができるなら、もう買った方がいいかも、、、と思った。

ところが昨年冬になって寒さが厳しくなってくると、味噌を作りたい気持ちがムクムクと湧き上がってきてしまった。

これはもうほとんど趣味の世界。

ただただ味噌を作る工程を楽しみたい。

というわけで、久しぶりに味噌を仕込むことにしたのだけど、これまで作ってきた大豆1キロという分量を変えることにした。

味噌作りはやりたいが、しばしば億劫になる原因は、大豆の量が多すぎることにあると思う。

1キロの大豆で作ろうとすると、圧力鍋で二回に分けて茹でなければいけない。圧力鍋とはいえ、二回茹でると時間がかかるし、一度使った鍋を洗うなど手間がかかる。

また茹で上がった大豆を潰すのがひと苦労で、潰し損ねた大豆が味噌汁に浮かんでいるのも仕方がないかと思う(と言い訳、、、)

色々調べてみると、200〜300gの大豆をポリ袋で作る方法というのがあることがわかった。

荻野恭子さんのポリ袋みそレシピ

この方法で作ると、とても簡単で作る時間も労力も半分くらいになる。

水に浸して一晩置いた大豆を圧力鍋で20分圧力をかけて15分くらい放置する。

まだ大豆が温かいうちにポリ袋に入れて手のひらや麺棒で潰す。

量が少ないので、大豆の潰し損ねが無く、満遍なく潰すことができた。

ここに塩切りをした麹を入れてよーく混ぜる。以上、、、簡単、早い!

今回は大豆200g、麹200g、塩100gの分量で作ったが、前回と前前回は大豆と麹が各300g、塩150gで作った。

300gで作っても手間はほとんど変わらなかった。

出来上がったお味噌は、ポリ袋の状態で室内で半年以上発酵させる。

くれぐれも冷蔵庫には入れないようにしてください。発酵が進みません。

昨年12月から作り始めて、今回は3袋目になる。

仕込んだばかりの味噌はまだ白っぽいが、最初に仕込んだ味噌は色が茶色っぽく変わってきた。

色の変化を見ているのも楽しみで、毎朝カビが生えないように一袋ずつ味噌の入った袋をモミモミして、色の変化を愛でている。

では、そろそろ4袋目行ってみようか〜!

しばらくは味噌作りが止まらない、、、かもしれない。

 


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簡単にできるアップルパイ

2021-10-14 16:35:55 | グルメ

日曜日に気温が下がると、天気予報で言っていたので、今日は庭の片付けをした。

春に植えた野菜の苗を片付けて、同じく春に庭に植えた越冬できない花やハーブを、家の中に入れる為に鉢に植え替えた。

もう何年も同じことをやっているので、手順はすっかり頭に入っている。

土を触っていると時間を忘れる。やっぱり自然はいい。落ち着く。

毎年同じことをしているが、考えてみればこの植物たちは去年のものとは違うのだなと思う。

同じ種類の花やハーブだけど、去年咲いていた花は散り、今は新しい花が咲いているし、ハーブは新しい枝が伸びている。

そして、私自身も去年の私とは違う。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」(方丈記)にあるように、自然は止まる事なく変化し続けて、自然の一部である人間もまた日々新しく生まれ変わっている。

毎日同じことの繰り返しのようでも、実は日々新しく生まれ変わっているということを、自然は教えてくれる。

庭仕事をしていたら、いつものカラスがやって来てこちらを見ていた。

「きみも毎日生まれ変わっているんだね、、、」と心の中で話しかけた。

さて話は変わるが、秋が深まってきて思い出したのか、次女にアップルパイを作ってほしいと頼まれた。

そこで早速、作ってみた。

私がいつも作るのは、りんごを煮ないで作るお手軽なアップルパイ。

煮たりんごを使うより、さっぱりとした味のアップルパイになるので、家族にはこちらの方が喜ばれる。

毎年秋にしか作らないので、レシピを探すのが大変。

そこで自分の覚書として、レシピを書いておこうと思う。

材料

りんご(あかねとか紅玉とか酸っぱい方がいいです) 小さめなら4個、大きければ3個。

冷凍のパイシート1袋(4枚入り)

グラニュー糖か、あればてんさい糖を大さじ6。塩を少々。強力粉と薄力粉をそれぞれ大さじ1強ずつ。シナモンを小さじ4分の一くらい。あればナツメグも小さじ4分の一入れると本格的な味わいになるが、ウチには無いのでいつも入れない。

作り方

1. 大きめのボウルに砂糖以下、粉類を全部混ぜ合わせておく。

2. りんごは皮をむいて12等分に切り、1のボウルに入れていく。ボウルを揺すって、りんごの全部の面にまんべんなく粉がつくようにする。

3. 解凍したパイシート2枚を型に敷く。空気穴をフォークで開けておく。

4. 3に2のりんごを隙間ができないように詰めて、上から残っているパイシート2枚をかぶせ、艶出し用の溶き卵を塗って(卵が残ってしまうので、私は塗りませんが)、200度に予熱したオーブンで35〜40分焼く。焦げる時は、途中でアルミ箔をかぶせて。

型は21センチくらいのガラス容器を使いましたが、25センチくらいまでのパイ皿で作るとちょうど良いかと思います。

秋になると、毎年作っているアップルパイ。今年も美味しくできました(笑)

 


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お昼ごはん 夏の定番 

2020-07-11 16:00:46 | グルメ

7月になり徐々に暑い日が増えてきた。

暑くなってくると食べたくなるのが、グリンめんのトマトだれ。

グリンめんというのは、「緑色のひやむぎ」のようなもので子供の頃からの食べなれた味だが、これが北海道発祥だと知ったのは最近のことだ。

(ちなみに同じく道産子の夫も子供の頃から食べていて、子供の頃はひやむぎ=グリンめんだと思っていたとか)

北海道以外でも売っているのかどうかわからないが、道内ではどこのスーパーでも売っているのではないかと思う。

グリンめんの緑色はクロレラを練り込んでいるからだそうだが、味はごく普通のひやむぎと変わりない。

変わりないのだけど、ひやむぎとグリンめんの二つが並んで売っている場合は、食べ慣れているせいかグリンめんの方をカゴに入れてしまう。

というわけで、グリンめんでもひやむぎでもどちらでもよいのだが、冷たい麺をトマトだれで食べるとたいへん美味しい。

トマトだれの作り方は簡単で、普通のひやむぎのたれにトマトをサイコロ状に切って(あまり小さすぎない方がよいかも。一口大よりやや小さめくらい)入れる。

そこへごま油をたらりと入れたら出来上がり。

辛いのがお好きなら、さらにラー油をたらしてもいいし、酸っぱいのが好きならお酢をちょっぴり入れてもよい。

また、白ごまや青じそを追加してもおいしい。

ほかにも好みでいろいろ試して入れてみるとよいと思うが、絶対に外せないのがトマトとごま油。

私は、これだけでも十分おいしいと思うのだが、家族がどうしても青じそを入れたいと言った。

青じそは、毎年庭にたくさん生えてくる。

そこで庭に青じそを見に行ったのだが、まだ収穫するには小さすぎた。

少量しか使わないのに買ってくるのがもったいなくて、仕方が無いので小さな青じそから一枚だけ葉っぱを頂いた。

右側の葉っぱを採ったあとの青じそ↓ なんだか痛々しい姿になってしまった・・・

青じそは毎年こぼれた種から芽がでて大きく育ってくれる。

8月には食べきれないくらいになるのだが、今はまだどれも小さい。

ところで青じそは認知症の抑制に効果があるそうだ。

アルツハイマーは、たんぱく質のアミロイドベータが凝集蓄積されることで発症することが分かっているが、青じそにはそれを抑制する効果があるのだとか。

今のところ青じそに匹敵する効果のある植物は見つかっていないそうだ。

アルツハイマー予防の為にも、まだ小さな青じそを大切に育てねばと思う。

家族には、しばらくは青じそ無しで食べてもらおうか・・・

 


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甘梅漬け

2017-07-10 16:58:19 | グルメ
毎日、暑い!

午前中に外出したら、外の温度計が33°になっていた。

この暑さが続いているのは今日で4日目なのだが、7月上旬に4日連続で30°を越えるのは、なんと125年ぶりなのだとか。

外もさることながら、家中の窓を開け放していても暑いので、今年初登場の扇風機を押し入れから汗だくで出してきた。

扇風機を回すと、涼しい風が気持ちがいい~

それにしても、次女のいる北関東はこんなもんじゃないのだろうなぁ。

気温の高さもそうだが、昨年行った時には、湿度が高いので息をするのも苦しいほどだった。

さらに言えば、九州の被災地では今も大きな災害に耐えている方が大勢いる。

それを思えば、これくらいはどうってことはない・・・「気合いだーっ!!」とひとりで言ってみる。

気合いを入れたのには訳があって、実はやらなければいけないことがあった。

それは「梅漬け」の作業が途中のままになっていた。

毎年漬けている梅干しだったが、今年は父のことで忙しかったので、作るのはやめておこうと思っていたのだが、梅干しが大好きな長女から「今年は作らないの?」と言われて気持ちが揺らいでいた。

さらにとどめは、いつも買い物に行く八百屋さんで「今年の南高梅はこれで最後だよ~」と声をかけられた。
最後の3パックになった、その美味しそうな南高梅を見た途端、「買います!全部下さい」と言ってしまっていた。

・・・で、これがその南高梅。



梅を水に一晩浸した後、乾かしている所です。

さて、梅干しを作るには少し遅くなってしまったし、もう少し簡単な方法はないものかと探していたら、梅を干さなくてもよいという作り方を見つけた。

それはたっぷりの氷砂糖を使って、酢と焼酎、そして塩で漬けるというもの。

焼酎(分量外)で消毒した容器に梅、塩、氷砂糖の順で繰り返し入れていき、最後に焼酎と酢を入れて、容器を静かに振り混ぜる。

日に二~三回、容器を振ってやると、氷砂糖がとけて、三日ほどすると梅が柔らかくなって梅酢が上がってくる。

実は、この状態でず~っと作業が止まっていたのだったが、今日は気合を入れて次の工程をした。

梅酢と梅を取り分け、消毒した保存容器に、梅と塩でもんでアク抜きした赤紫蘇を交互に入れて、梅酢をひたひたに注ぎ、最後に重しをする。



赤紫蘇を入れた状態です。この上に重しをします。

半年から一年ほど待って食べられるようになる。楽しみです・・・

さて、梅漬けに入れずに少し取り分けておいた白梅酢は、調味料として毎日の食事作りに活用できる。

さっそく今夜のおかず「トマトのマリネ」に白梅酢を使った。



以上、自分の覚え書きとして、甘梅漬けの分量を書いておこうと思う。

黄梅3㎏・氷砂糖600g・あら塩180g・果実酒用焼酎(20度)120㏄・米酢120㏄・消毒用焼酎 適量
赤紫蘇300gと赤紫蘇用塩30g







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発酵が好き

2017-01-17 16:34:06 | グルメ
今朝は朝食の後片付けを終わらせてからやりたいことがあった。

それは玄米の乳酸菌を作ること。

これはブログでも何度か書いたが、玄米のとぎ汁に黒砂糖と自然塩を入れて常温にしばらく置いて発酵させて作る。現物がこちらです↓



なにやら得体のしれない怪しい液体に見えるでしょうが、色が黒いのは黒砂糖が入っているためです。
発酵が進んでくると、もう少し色が薄くなる。

そして、私はこの乳酸菌でヨーグルトを作って毎日たべている。

玄米乳酸菌を作り始めた当初は「ちゃんと発酵するだろうか」と心配して日に何度もボトルを振って観察していたが、今は古い乳酸菌をすこし足すことで、すぐに気泡が上がって発酵してくれるので失敗することなく乳酸菌を作ることができるようになった。

使い方としてはお風呂に入れるなどもあるようだが、私はヨーグルトを作る事だけに使っている。

ヨーグルトは一リットルの無調整の豆乳に玄米乳酸菌を大さじ6杯くらいを入れてよくかき混ぜ、ヨーグルトメーカーで40度で7時間ほど温めて作っている。

室温によっては7時間では固まっていない場合があるので、そんな時は室温にしばらく置いておくときれいに固まる。
この時に油断していると発酵しすぎて分離してしまうことがあるので、室温に出してからはいつも気にしていなければいけない。

「おいしいのか?」と聞かれると、作って食べ始めた頃は、正直「牛乳から作った普通のヨーグルトの方が絶対においしい」と思ったものだったが、今はすっかりやや酸っぱめの、この豆乳ヨーグルトが気に入ってしまった。

最初は恐る恐る口にしていた夫も今や「今日は豆乳ヨーグルトまだ?」と催促するほどで、すっかり玄米の乳酸菌で作った豆乳ヨーグルトにハマっている。
(時々、市販のヨーグルトを混ぜたりしているが、それもまた美味しい)

だから、こうしてたまに玄米の乳酸菌を作らなければならない。(作った乳酸菌は冷蔵庫に入れておくと発酵が止まってしばらく使える)

このヨーグルトを食べ始めた頃は非常に腸の調子が良くなったのだが、今は菌に慣れてしまったせいか、あまり体調の変化は感じない。
しかし風邪ひとつひかないのは、もしかしてこのヨーグルトを食べているからなのかもしれない。

とは言え、これはあくまでも個人の責任と趣味の範囲で作っているので、同じように作ってお腹を壊しても一切の責任は取れませんのであしからず。

ところで玄米はやはり農薬が気になるので、農薬を通常より減らして作った玄米を取り寄せていて、乳酸菌を作る場合、最初のとぎ汁は捨てている。

そしてとぎ汁を使って残った玄米は、もちろん炊いて食べます。

玄米を6時間ほど発芽させてから小豆を加えて炊くのだが、私はこの小豆のご飯が大好きで、おかずなしでご飯だけで食べられるくらい。

しか~し、家族はそうはいかないのでおかずを作ることした。

おかず作りに使ったのはこちら↓



これは一時期ブームにもなった「乳酸キャベツ」です。

作り方はキャベツの千切りに塩ときび砂糖を混ぜ、常温で数日間発酵させる。

最初はビニール袋に入れて重しを乗せて置いておくのだが、発酵が進んで来たら瓶に移し替えて冷蔵庫で保管する。
この状態で一か月ほど持つそうなので、私は常備していて料理に使っている。

キャベツは栄養価の高い野菜で抗がん作用もあるそうだが、なにより胃腸の健康に良いそうなので、胃腸が弱めの私は積極的にキャベツを食べようと思っていた。

ところが乳酸キャベツにするとキャベツの栄養に加えて乳酸菌のダブルパワーで、腸内細菌のバランスが整い免疫力もアップするのだとか。

これはぜひ乳酸キャベツを作ってみなければ・・・と思って作ってみたのだが、乳酸キャベツのお味はどこかで食べたことのある味だった。

乳酸キャベツを口に入れた途端「酸っぱくなったニシン漬けのキャベツだ!」と言ったのは夫。

そう、まさにニシン漬けのキャベツの味だった。

ニシン漬けとは北海道ではなじみ深い漬物だが、ニシン漬けを食べたことのない方でも「漬けすぎて酸っぱくなったキャベツの浅漬け」と言えば想像がつくかもしれない。

さて、今日はこの乳酸キャベツを使ってコールスローサラダを作ることにした。
ニンジンやキュウリ、玉ねぎなどの野菜も加えて・・・

そんなわけで今日の午前中はとぎ汁を発酵させて、発酵したキャベツ使って料理して・・・と発酵まみれの楽しい時間を過ごすことができた。

つくづく思うことは、「私は発酵がやっぱり好き」ということですね。。。







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粕漬けをつくる

2016-11-16 14:59:15 | グルメ
毎年お姑さんが作っていた漬物だが、昨年からお姑さんは作るのをやめた。

もう歳なので漬物を作るのは大変だからと言うことと、家族が少なくなって昔のように漬物をたくさん食べなくなってしまったこと、またお姑さんも認知症の影響か昔のように美味しく作れなくなってしまったことなどがその理由だった。

昨年は私が初めてほんの少しだけきゅうりの粕漬けを漬けてみたのだが、塩分の抜き方が足りなかったようで塩辛くなってしまった。

今年は作ろうかどうしようかと悩みつつ、お店で粕漬けの材料を見ていたら、夫が横から「粕漬け作ったら」と言ってきた。

実は夫は粕漬けが好きなのだ。

「そうだねェ。じゃあ、今度は瓜で作ってみようかな」と瓜の塩漬けを手に取ったら、「きゅうりも漬けてよ」と言われ、瓜のほかにきゅうりの塩漬けも買った。

帰ってきてから、まじまじと瓜ときゅうりの塩漬けを見たら、これはどう見ても冷蔵庫内でお手軽に漬けられる量ではないことに気づいた。


これは瓜ときゅうりの一部で写真に写っていないものがまだある・・・

というわけで、今までお姑さんが作っていたようにバケツでどかんと漬けることにした。

丸一日かけて塩を抜いた野菜を酒粕と砂糖、みりん、そしてカビ防止のために焼酎を少し入れたものに漬ける。


準備OK~

酒粕と野菜を交互に入れて完成!意外と簡単。



あとは酒粕の空き袋でぴっちりと蓋をして、軽めの重しをして物置小屋へ・・・味が染みるまでこのまましばらく置いておきます。

昨年の失敗から今年は塩辛くない状態まで野菜の塩抜きをしたのだがどうだろうか。

酒粕に漬けると塩分が抜けるので、塩を抜きすぎたかと心配もしている。

お姑さんや伯母さんたちにも何度か漬物の作り方を教わったのだが、古い時代の奥様たちは自分の舌で覚えて作るので、「だいたいこれくらいになったら」と言った感じで、正確に材料を量ることなくお作りになっている。

これくらいとは一体どれくらいだったのか?一度教えてもらっただけでは覚えられない~

今回、私は調味料の分量はきっちりと量ったが、塩抜き加減がどうだったか、しつこく書くようだが心配。

これはやはり長年漬けて、舌で覚えるしかないのかもしれない。

さて粕漬けはこれでよしとして、これからもうひとつ作ろうと思っているものがある。

それは昨年も作ったが「味噌」!!→ 「味噌作り」

これがことのほか美味しくできて、今も毎日自分で作った味噌でお味噌汁を飲んでいるのだが、時間がたつにつれ熟成が進んでますます美味しくなった。
(これがホントの手前味噌ってやつですね)

味噌は大豆を発酵させて作る、言わずと知れた健康食品でもある。

調べてみると、味噌による効能はいろいろあるようですね。

(がんのリスクを下げる)
●1日3杯以上のみそ汁で乳がんの発生率が40%減少(厚生労働省研究班 2003年) 
●みその塩分は胃がんを促進しない(広島大学・渡邊敦光名誉教授 2006年)
●喫煙者が毎日みそ汁を飲むと死亡率は低下する(国立がんセンター・故平山雄博士 1981年)

(生活習慣病のリスクを下げる)
●みそは脳卒中、痴呆症、心臓疾患などの発症を低下させる(大妻女子大学・青木宏教授 1994年)
●みそ汁のある食事パターンが骨粗鬆症に効果(㈶癌研究会付属病院・陳瑞東医長 1994年)
●糖尿病の改善が期待される、みその褐色色素(女子栄養大学・五明紀春教授 1999年)

(老化を防止)
●発酵によってみそに老化制御機能が生まれる(東京農業大学・小泉武夫教授 1995年)
●みそは熟成過程で抗酸化力を高める物質が生まれる
   (東京大学名誉教授・大妻女子大学・加藤博通教授  1994年)

(その他の研究)
●みそには血圧低下作用をもつ物質がある(食品総合研究所・河村幸雄室長 1993年)
●みそには美白効果がある(食品総合研究所・新本洋士主任研究官 1997年)

これからは味噌は手作りに決めた!と思っているのだが、実は昨年作ったとはいえ、味噌づくりは私にとってまだまだハードルが高い。

前日からの仕込みもあって、「よーし!やるぞぉ~」と気合いを入れなければ味噌作りに取り掛かれないでいる。

味噌を作るために買ってある麹が冷凍庫を占領して他の食材が入りきらないため、早く作って冷凍庫を空けたいと思っているのだが・・・

気合いだ~!気合いだ~!気合いだ~!

来週やるつもりです・・・









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梅干しにカビ

2016-04-18 16:17:38 | グルメ
昨年漬けた梅干しの瓶を見ていたら、中の梅干しに白いものが所々についていることに気付いた。

これは!?どうみてもカビだよねぇ・・・

以前は大量の梅を大きな樽で漬けていたのだが、家族の数も少なくなって食べる量も少なくなったので、ここ最近はお手軽な方法の瓶で少量の梅を漬けていた。

瓶で作る梅干しは重石をすることもなく塩だけで梅酢が上がってくるのと、よく熟れた南高梅を使うことによって柔らかな美味しい梅干しができる。

いつもカビが生えるということもなく美味しく出来上がっていたのに、これは一体どうしたことか?とよく考えてみたら、昨年は塩の量を減らして作ったかもしれない。

家庭で作る梅干しは防腐剤などの添加物を入れない為、塩分をやや多めに(15~20%)して作るのだが、しょっぱいのが苦手な私は塩の量を減らして10%ほどにして作ったと思う。

そしてまた冷蔵庫か涼しい場所で保管しておけばよかったものの、ずっと暖かな室内に置いていたのが良くなかった。

時々、梅干し好きなチェリーが瓶のふたを開けて梅干しを食べていたのだが、空気に触れたり箸についた雑菌のせいでカビが生えてしまったのかもしれない。

しかし発見が早かったせいか、まだ白いカビはそれほど多くはなく、さっそく気を取り直してカビ退治をすることにした。

まず35度の焼酎で梅干し一つ一つを丁寧に洗い、そして天日干しをした。



部屋中に梅の良い香りが広がる。

よく乾いたら、新しい梅酢に漬けて今度は冷蔵庫で保管しようと思う。

今日は梅干しのカビに慌ててしまったが、こうして普段通りに家事ができるとは、なんとありがたいことかとしみじみ思う。

九州の被災地で不便な避難生活を送られている方々を思うと、何事もなく普段通りの生活をしていることが申し訳ない気持ちになる。

地震が起きる数日前、娘さんが住む熊本へ遊びに行き札幌へ帰って来た義姉夫婦から熊本の話を聞いていたばかりだったのに、このような大きな地震が起きてしまうとは・・・

義姉の娘さんは熊本に嫁いだのだがご主人が突然亡くなり、若くしてシングルマザーになってしまった。

だから義姉たちは娘にこちらへ帰ってくるよう何度目かの説得に行った。

義兄などは「絶対に連れて帰ってくる」と鼻息も荒く熊本に行ったのだが、今回も娘さんから拒否されてしまったとこぼしていた。

シングルになってしまったとは言え、嫁ぎ先の家の方々に可愛がられていた姪は、今も婚家の方々によくしてもらっているのだそうだ。

またご近所の方も片親で子どもを育てるのは大変でしょうと言って野菜などを持ってきてくれるとか、姪が働く職場の方々も良い方ばかりだそうで、なにより子どもが熊本を離れたくないと言っているのだとか。

姪が帰ってこないのには諸々の理由はあるのだが、義姉によると「帰ってこない一番の理由は、娘自身が熊本を離れたくないのだろう」と言っていた。

亡くなったご主人と生活した思い出の地であり、周囲の良い方々との出会いが説得に応じない理由なのかもしれない。

とはいえ、このような大きな災害が起こってしまい、姪はどういう状況になっているのかと心配していたが、それほど大きな被害のない地域だったから大丈夫とのことだった。

しかし、報道番組で流れる被害のあまりの大きさに呆然となる。

そしてこれは姪に対してだけではなく、被災している多くの方々のために、この状況で自分がいま何ができるのかを考えていた。

とりあえず私にできるのは義援金を送ることくらいなのだが、きっと今、日本中では「自分に何ができるだろうか」と考えている人が数多くいるのではないかと思う。

自分がここで何を得ることができるか・・・ということばかり考えている社会は本当に生きにくい世界だが、他者の為に自分は何をできるのだろうかと考える社会は愛の溢れる理想郷にさえなっていくのだと思う。

あまりにも悲しい出来事で被災された方にはかける言葉も見つからないが、このような状況で「他者のために自分が何ができるのか」ということを多くの人が考えられる機会が再び与えられたことが唯一の救いかもしれない。

一日も早く地震がおさまり、平安な日常生活が戻りますよう心よりお祈りいたします。






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味噌作り

2015-10-21 20:49:54 | グルメ
何年も風邪をひいたことが無かったのに、ついに風邪をひいてしまった。

たぶん家族の風邪がうつったのだと思う。

頭が重たく、のどがイガイガしていた状態がしばらく続き、症状はそれ以上進行しなかった。

もしかしてこのまま治っちゃうかも・・・と淡い期待を抱いたが、そうはいかなかった。

しだいに咳が出るようになり、今は咳込みマックス状態。

咳が出過ぎて寝不足気味なのと、胸とお腹(咳で腹筋使いすぎて?)が痛い。

ヘルパーの仕事があったのだが、利用者さんに風邪をうつしては大変なので休ませてもらうことにした。

ところで小樽まで生麹と大豆を買いに行って、張り切っていた「味噌作り」だが、ついに味噌を仕込みました。

本当は風邪ではない絶好調の時に作りたかったのだが、まさかここまで風邪がひどくなるとは思いもよらなかったので大豆を水に浸してしまったのだ。

大豆ちゃんはボウルの中で水を吸って溢れんばかりになっている・・・

これ以上、水に漬けておくのはまずいのではないか、もう作るしかないっしょ!

ところで味噌作りについて色々と調べると、味噌作りをする前日は納豆を食べてはいけないと書いてあった。

余計な菌が紛れ込んでしまうのを防ぐ為だろうか。

そんなデリケートなものを作るのに、私の風邪菌が入ってしまったらどーするの!?

というわけで顔にはマスク、手をしっかり洗いアルコール消毒をした。

さらにビニール手袋も装着して、味噌作りに取り掛かった。

麹と豆を売っている小樽のお店の親切な女将さんに、味噌作りのレシピをもらい、そして作り方を教えて頂いてきた。

「きっとおいしい味噌ができますよ。大丈夫ですって、きっとおいしく作れます。
作ったら、わたし味見したいわ~」

笑顔の素敵な明るい女将さんにそう言われた。

その気になった私は「じゃあ、できたら持ってきます。味見してくださいね」と答えたので、これはなんとしても成功して、おいしい味噌を作らなければならない・・・

一応、分量はメモしてあるのだが、作業の手順がいまひとつ覚えていなかったので、インターネットを見ながらの作業になった。



これが買ってきた生麹と大豆。

ネット情報によると、手作り味噌のおいしさは大豆や塩も大切だが、麹の旨さにかかっているという・・・

女将さんのお話では、この麹で作ると本当においしい味噌ができるのだとか。
(北海道せたな町の村岡商店が販売しているものでした)

他のお客さんもそう言っているそうで、この生麹を使えばどんな初心者でもおいしい味噌が作れたりするのかもしれない。
そうならいいなぁ。

さて細かい手順は、ネットなどに書いてあるとおりなのだが、まず大豆を柔らかく茹でる。

私は一キロの大豆を使ったが、かなり量が増えるので家の中で一番大きな鍋を使った。

この時の注意は焦がさないこと。

大豆が柔らかくなるまで4時間くらい煮続けているので、途中で水を足さないと水が無くなって焦がしてしまう恐れあり。(焦がしました・・・泣)

茹で上がった大豆をかるく冷ましてから、大きくて丈夫なビニール袋に入れて足で踏む。

ある大豆が程度つぶれたら、そこに塩きりした麹(塩と麹をよく混ぜたもの)を加えて、袋を揺すったり踏んだりしながら、よく混ぜ合わせる。

ここで硬さを調節するために大豆のゆで汁をほんの少々加える。

あまり水分が多いとカビの原因になるそうで、私は80mlくらいしか入れなかった。

水を加えるのはボール状の塊にするためです。



力を込めて握ったので、かなり固い大豆ボールができました。

このボールを焼酎で消毒したポリ容器の中をめがけて、おもいきり投げ入れる。

実は味噌作りで一番やってみたかったのが、この作業なのよ。

女将さんも「おもいっきり投げつけてください!こんな感じで・・・」といいつつ、鬼のような形相でボールを投げるポーズをして下さった。

力いっぱい投げつけると、コントロールが狂って容器を外れて場外へのファウルになるとまずいので、そこは慎重にストライクを目指す。

そして、空気が入らないようにしっかりと手でならす。



取り分けておいた塩でカビ防止をし、焼酎を振りかけてラップをして重石をした。

あとは、このまま比較的寒い場所でお眠り頂く・・・

途中で天地返しという「混ぜる」作業をするらしいが、空気に触れるとかえってカビが生えやすくなるという意見もあり、天地返しをすべきか、しないべきかで思案中。

とりあえず風邪のせいなのか、頭がぼ~っとするので、それはまた様子を見ながら考えるとしよう・・・

では、寝ます。

そうそう、自分の覚書のために分量を書いておく。

大豆1キロ・生麹1キロ・塩480グラム

これはまた自分なりに変えていこうと思っている。

どんな味噌ができるでしょうか・・・楽しみです。











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実りの秋

2015-09-09 18:02:07 | グルメ
朝夕が涼しいどころか寒くさえ感じる今日この頃・・・すっかり秋になりました。

8月下旬頃には夏が終わってしまうことを寂しく思っていたはずだったのに、今はそんなことなどすっかり忘れたかのように秋の実りを楽しんでいる。

店先に山積みにされた1本80~100円ほどのとうきびは、塩茹でにすると甘くておいしい。

昔はとうきびを1本食べるくらい余裕だったが、今は三分の一本ほどでじゅうぶん。

美味しくてもっと食べたいと頭では思うのだが、悲しいかな身体が受け付けない。

年齢と共にだんだん食が細くなっていくのは、周囲の先輩たち(父や義母)を見ていても分かる。

しかしそうは言っても、うちには食べ盛りがいるので、今日もまた欠食児童?に食べさせるべく食堂のオバサンと化している。

ところで秋の味覚と言えば、いくら漬けは欠かせないと思う。

ご存知いくらは鮭の卵だが、「いくら」と言うのはバラバラにほぐれた卵のことで「バラ子」とも呼ぶのだが、お店ではいくらにする前の「すじこ」で売られている。

その生のすじこを買ってきて、自分でほぐして醤油漬けを作る。

作り方はとても簡単で40~42度くらいの塩を入れたお湯の中に生のすじこをポチャンと入れて、アライグマのようにすじこを両手ですりすりすると、アラ不思議、バラバラのいくらになる。

それを醤油、酒もしくはみりんなどお好みで味をつけて一晩置くと「いくらの醤油漬け」の出来上がり。

100グラムあたり300円程度から売られているので、お店で「いくら丼」を食べるより断然手作りをしたほうがいい。

たっぷりといくらをかけて召し上がれ~



というわけでいくら丼ですが、実はこれは若い人用で、お姑さんや夫、そして私の中高年組はほんのちょっぴりしかいくらは食べないのです。

なぜならいくらはコレステロールが上がりそうだから。

怖くて食べられません。。。

ところでコレステロールを気にして、いくらが食べられないのではなく、将来いくらはおろか鮭も食べられなくなる日が来る!?かもしれないと水産関係の商社に勤務する知人から教えてもらった。

現在、海水温度の上昇などで漁獲量が減っているうえに、ロシアの流し網漁禁止法が成立したので魚がますます手に入らなくなってくる。

また輸入でも、今まで魚を食べなかった国が魚を食べるようになり、そうした国々との買い付け競争に日本は買い負けすることが多くなっているそうだ。

知人曰く「今まで魚を食べる習慣のなかった国は自国の食文化を守ってほしい。魚は食べないでもらいたい」と憤慨していたが、そんなことも言っていられないのだろう。

今後、魚の値段が上がることを見越して、知人の会社ではこの先二年分の鮭を買ったそうだが、鮭だけではなく他の魚介類でも同じことが起きていると言う。

近い将来、いくら丼は庶民には手の届かない超高級料理になる日が来るのかもしれない。

そしてまた秋の食卓も変わっていくのかもしれない。






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発酵

2015-08-18 16:38:30 | グルメ
昨年から作り始めた乳酸菌をきっかけにして、発酵食品を作るのがマイブームになっている。

乳酸菌は玄米のとぎ汁から作るのだが、減農薬の玄米を蒸留水でとぎ、黒砂糖、自然塩を加えて数日間温かい場所で発酵させる。

炭酸のような細かい気泡が現われて、香ばしい香りがしてきたら出来上がり。

乳酸菌を作っている間は、毎日「乳酸菌ちゃん元気?」と心の中で声をかけながら眺めているが、これが楽しいのなんのって、我ながらオタクっぽいな~と思う。

そして、香ばしく発酵した元気な乳酸菌で、今度はヨーグルトを作る。

ヨーグルトは無調整の牛乳か豆乳を使うのだが、私はコレステロールのことを考えて、いつも豆乳で作っている。

牛乳で作るヨーグルトの方が食べやすいかもしれないが、豆乳でもじゅうぶん美味しい。

ナッツや果物、蜂蜜を入れると、さらに美味しく食べられる。

私は有り難いことに健康なので、毎日ヨーグルトを食べたことによる効果ははっきりとは分からないが、おなかと肌の調子はすこぶる良くなったと思う。

しかし、毎日一緒に食べている夫は健康診断でいつも引っかかっていた血液検査の結果が、今年はみごとオールAという好成績になったので、コレのお陰ではないかと言っている。

ところで、今年から作りはじめた発酵食品が実はもう一つある。

それは「黒にんにく」

黒にんにくを初めて知ったのは数年前で、にんにくの産地青森県に行った時に初めて食べた。

それまで、にんにくは料理の隠し味にちょっぴり使うものだと思っていたが、発酵熟成させた黒にんにくは甘くて、まるで干しプルーンのような味わいがする。

独特のにんにく臭もほとんど感じさせず、実においしい。

以来、黒にんにくを見かけると買っていたのだが、自分でも簡単に作れると聞き、国産の新にんにくが出回り始めたので、さっそく作ってみることにした。



まずは使わなくなった炊飯器を用意し、にんにくを入れて、保温の「高」にする。

途中で上下を返し、この状態で10日~くらい置くと、な~んと売っているのと同じ黒にんにくができる。



黒にんにくには生のにんにくよりもはるかに強い抗酸化作用があり、血液もさらさらになるので高血圧、動脈硬化などの予防に良いそうだ。

疲労回復、冷え性改善などなど、調べるとその効能が色々と出てくる。

青森のおばちゃんが「一日さ、一粒でいがきや」(一日に一粒でいいから)と教えてくれたので、毎日一粒ずつ食べているが、こちらも食べるのが楽しみになるくらい美味しい。

ただ黒にんにく作りの場合、問題がひとつあり、それは作り始めて1週間くらいは強烈なにんにくの臭いがするというもの。

にんにく臭いので外で作っていると言う人もいるが、私は開け放した窓の下に炊飯器を持って行って作っている。

それでもかなり臭うので、くさいのが嫌な人は外で作ることをオススメします。

そんなわけで、うちでは窓を開けている暑い季節しか、黒にんにくを作ることができないだろうと思う。

でも、黒にんにくは食べたいし・・・

あと一回くらい作れるだろうかと、長期天気予報の気温を見て考えている。








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梅を干す

2015-08-03 16:59:44 | グルメ
今年も梅を漬けた。

昨年、瓶の中で少量の梅干しを作り、それがなかなか美味しかったので、今年もまた4キロの梅を漬けることにした。

梅を漬けたのは6月だったが、ここ最近ずっと良い天気が続いているので梅を干すことにした。



本当は外で干すのが良いのかもしれないが、なんとなく外に出しておくのが嫌なので、部屋の中で干しているが、おかげで部屋中に梅の良い香りがしている。

あ~夏だなぁと思う。

梅干を漬けて、干す作業が私の場合はいつも夏頃なので、梅干の香り=夏を連想してしまう。

今年は全国的に猛暑だとか・・・

次女ピーチのいる地方は、連日信じられない気温が天気予報で流れている。

すこし前、ピーチが自転車に乗ったまま、路上で倒れたと聞いて驚いたことがあった。

なんでも交差点で信号待ちをしていた時、あまりの暑さに意識が無くなったのだとか。

周囲に人の姿はなく、倒れた衝撃で意識を取り戻したピーチは、なんとか近くにあった店舗に入り、すこし休ませてもらったそうだ。

あの暑さでは意識が朦朧となってもおかしくないと、ピーチの住む町に数日間いただけでも実感している。

すこし涼しくなってくれたらいいのに・・・

とはいえ、北海道は夏が短いので、ここに居ると暑さも嫌だとは思わない。

それどころか、この暑さを満喫しようとさえ思う。

こんなことも、あのような激しい暑さじゃないから言えるのかも知れないが・・・

暑いといってもせいぜい30度になることが、たまにあるくらい。

風があれば、体感はもうすこし涼しく感じる。

そして、短い夏を楽しもうとしているのは私だけではなく、週末の夜ともなれば、ご近所の家々では外にテーブルを出し、ランタンの暖かな灯かりの下で食事をしながらの団欒があちらこちらで見られる。

時折、笑い声が聞こえてくる。

夏の穏やかなひととき。










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梅干作り

2014-08-06 20:26:15 | グルメ
今年は久しぶりに梅干を作っている。

もうずいぶん前、今はもう枯れてしまったが、実家に梅の木があった頃、父が収穫した梅の実を、毎年みかん箱いっぱいに届けてくれた。

せっかく父が採ってくれた梅なので無駄にしないようにと、大きな漬物樽で梅干を作り、残った梅はジュースやジャムにした。

たくさんできた梅干やジャムは知り合いに差し上げると喜んでもらえたが、量が量だけに、これがけっこう大変な仕事で、梅の時期になると「あ~、またか」とちょっと憂鬱になったものだった。

しかし梅の木が枯れて、父が梅の実を届けてくれなくなってから、梅干も作ることはしていなかった。

ところが、買い物に行った八百屋さんで大きな粒の「紀州南高梅」を見かけた。

「これで梅干を作ったら美味しそうだなぁ」と思い、一キロだけ梅を買った。

さて、今までは大量の梅で梅干を作っていたので、一キロという少量はどのように作ったらよいのか分からない。

そこでネットで調べていたら、簡単に梅干が作れるレシピを見つけた。→みんなのきょうの料理 梅干簡単袋漬け

これはビニール袋で作るレシピだったが、これだと冷蔵庫で保管しなければいけない?かもしれないので、冷蔵庫内で場所を取りたくない私はガラス瓶で作ることにした。

瓶だったら常温でもOKだと思う。



瓶の中に、梅と粗塩とキビ糖を入れるだけ。

な~んて簡単なんざんしょ。

梅干漬けに砂糖を入れるレシピというのは初めてだが、砂糖を加えることでコクのあるまろやかな梅干ができるそうです。

・・・で、材料を瓶に入れるだけで簡単なんですが、早く梅酢を上げる為に、また梅酢が梅にかからないとカビが生えるので、一日に一度は瓶をしゃかしゃか振らなければいけません。

すると翌日には梅酢が上がってきて、毎日量が増えてきて梅が浸るくらいまでになる。

ある程度、梅酢が上がったら、ちりめん紫蘇を加える。



瓶が二つに増えてますが、一キロだと少ないように思ったので二キロほど追加しました。

あとから買ったのは、時期的に遅くて南高梅がなくなってしまった為、収穫されたばかりの地元産の梅(右側の瓶)

やっぱり南高梅の方が美味しそうかな~。

地物はやや小ぶりで固そうなので、固い梅干が好きな人向けかもしれない。

さて、次の仕事は天気が良い日に梅と紫蘇を干すこと。

最近、シベリアの山火事の影響だそうでPM2・5の数値が高く、洗濯物も梅も外で干すことができない。

空気が汚染されているなんて、昔は考えたこともなかった。

なんだか悲しいなぁ。。。

仕方がない、室内で干そう。

それまでカビが生えないように、毎日しゃかしゃか瓶を振っている。

ついでに米のとぎ汁の乳酸菌ペットボトルもしゃかしゃか振る。

しゃかしゃかしながら、梅と乳酸菌の様子を眺めるのが近頃の楽しみになっている。







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菌に夢中

2014-03-24 14:14:24 | グルメ
夫から見た私のイメージは「まるで子どものような人」なのだそうだ。

夫からそのように言われると、嬉しいと言うより「そうかなぁ」とやや不満に思ってしまうのだが、なぜか夫はそのように見えるらしい。

例えば二人で並んで道を歩いているとして、突然、私が何か興味の惹かれるものを見つけたとする。

すると私は「あっ」と言って、そちらの方を指差したかと思ったら、夫が声をかける間もなく、わたしはそれに向って一目散に走り出していて、一人残された夫は呆然とするらしい。

そして私はまるで新しい遊びを見つけた子どものように、それに夢中になるらしい。

ところがしばらく遊んでみて、それほど興味のないものだと分かった私は今度はとぼとぼと歩きながら、また夫の元に戻ってくるらしい。

まるで遊べずにしょんぼりしながら帰ってくる子どものように。

「・・・らしい」と最後に書いたのは、私にはそのような自覚がまったくないから。

興味のあるものを見つけると夢中になるというのは認めるが、そう何度も投げ出してとぼとぼ引き返して来たことはないと思う。

子供の頃、母から「あんたは丑年のせいか粘り強い子だね」と言われるほど、一度始めたものは投げ出さないのが唯一のとりえだった・・・と思う。

思えば、かつて「風水」や「とある会」に足を踏み入れたことがあったが、それは投げ出したというより「これは違う」と思って自分で辞めたのだ。

決して飽きたから辞めたのとは違うのだが、夫はそれがとても印象に残っているのだろうと思う。

それはさておき、今わたしは「菌」に夢中です。

ヨーグルトメーカーを買って以来、市販されているヨーグルトを種にしていろいろと違った菌のヨーグルトを作って楽しんでいた。

菌によって味などが微妙に違うのが面白い。

インフルエンザに効くと評判の「R-1」は、粘り気のある菌で酸味が強いヨーグルトができた。

それとは反対に、ピロリ菌を減らすと評判の「LG21」は、粘り気がなく酸味が少ないヨーグルトになった。

それぞれの味見をした結果、家族にも私もLG21の方が評判が良かったため、ずっとLG21を使ったヨーグルトを作っているのだが、最近もうひとつお米のとぎ汁から作った乳酸菌というものを知ってしまった。

きっかけは本を読んだこと→ 発酵マニアの天然工房

そこには米のとぎ汁から簡単に乳酸菌ができることや、作った乳酸菌の使用方法などが分かりやすく面白く書かれていた。

作り方は省くとしまして、私もさっそく米のとぎ汁で乳酸菌を作ってみました。



材料も米のとぎ汁の他に黒砂糖と天然塩のみで、作り方もいたって簡単。

失敗すると臭いにおいがするそうなのだが、私の丑・・・ではなく犬のごとき臭覚で嗅いだ結果、発酵したよい香りがするので成功したと思う。

さらにこの乳酸菌を使って、いろいろなことをやってみた。

まず豆乳のクリームチーズ作り



実は豆乳のヨーグルトを作ろうと思ったのだが、発酵しすぎて分離してしまったため、急遽クリームチーズに変更した。

ざるに上げて水を切っているところです。

ここにハーブの入った塩と胡椒で味をつけると、う、うま~~いではありませんか!

野菜スティックにつけて食べたら美味しいかった。

他にも漬物を作ったのだが、これまた糠漬けのような味わいでおいしかった。

漬物の写真も撮ったのだが、PCに取り込んでいるうちにどこかへ消えてしまったため、写真を載せることができなかったのがとても残念。

ところで、この乳酸菌は悪臭の元になる雑菌を食べるので、嫌な臭いも消えるのだとか。

さっそく夕食に買ってあった鰯を内臓と頭を取って、しばらく乳酸菌に漬けておいたところ、あの魚くっさ~い鰯の臭いがしなくなり、出来上がった料理の「いわしのしょうが煮」は臭みがなくて美味しくできたのには感激だった。

これは部屋の消臭剤として使えそうだわ~なんて夢はいろいろと広がる。

「ちゃんと人体実験が済んでから食べさせてくれよ」と夫は恐ろしいもの見るかのような目で、泡が立ちまるで泥水のような色合いの乳酸菌を見ながら言う。

「大丈夫!まず自分で飲んで人体実験しているからっ!」と答えながら、菌は楽しい~と思う日々はこれからもまだまだ続くだろうと思う。




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いくらの醤油漬け

2013-10-15 22:36:38 | グルメ
「いくらのしょうゆ漬けを作るのに、そちらへ帰っていました。短い滞在だったので連絡しませんでした」」とメールをくれたのは、子供の友達のお母さん(ママ友というのでしょうか)だった。

文字だけのメールからでも、彼女の関西弁の話し方が思い出された。

次女のピーチが3歳の頃、やはり同じ年齢の女の子のお母さんだった彼女とは、近所の公園で子供同士を遊ばせるうちに親しくなった。

旦那さんの転勤で北海道に来たばかりという彼女は、好奇心旺盛で、パワフルで、そばに居ると元気が出てくるような女性だが、ある日「いくらのしょうゆ漬けって作れる?」と聞かれたことがあった。

「作れるよ」と答えると、即座に「教えて」と言われた。

秋になるこの時期、スーパーには生のいくらがたくさん並ぶ。

それを買ってきてしょうゆ漬けを作るのは、毎年のことで、子供達もいくら丼を楽しみにしてくれる。

いくらのしょうゆ漬けをたっぷりのせた「いくら丼」は、外で食べると多分とても高い。

でも家庭で作れば、外で食べるよりずっと安く、しかも美味しく食べられる。

教えてと言われて、彼女の家に行って一緒にいくらのしょうゆ漬けを作ったが、それから以来、彼女は毎年、自分でいくらのしょうゆ漬けを作っていたようだった。

そして、また転勤になり何年か前に関西に戻った彼女だったが、まさかいくらのしょうゆ漬けを作る為に来ていたとはびっくり。

彼女は長く某航空会社に勤めていたそうで、国内の移動はちょっと近所へ出かけるくらいの簡単な感覚なのかもしれない。

彼女からのメールを読んで、そういえばもういくらの季節だったことを思い出した。

スーパーの魚コーナーには、たくさん生のいくらが並んでいた。

そこで、さっそく私も買ってきて、いくらのしょうゆ漬けを作ることにした。



これは筋子状態だった卵をばらばらにほぐして、いくらにしたもの。

40度ほどのお湯につけて、両方の手のひらで優しくこすり合わせると、塊りの筋子がぱらぱらにほぐれる。

これを醤油と日本酒に漬けて半日ほど置いたら食べられるようになる。

それにしても、わざわざいくらのしょうゆ漬けを作るために帰ってくるとは、超お高いいくらの醤油漬けになるだろうな~と思いつつ、行動力抜群の彼女らしい・・・と可笑しく思いながら、いくらの醤油漬けを作っていた。









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