
「才能とは、自分自身の力を信じることだ」と、ロシアの作家ゴーリキーが言いました。
いわゆる自己肯定感とは、「自分は自分でいい」と自分のことを受け入れており、自分はなんとかできると感じる感覚です。
しかし、自己肯定感が低いと、「努力してもダメことはダメだよ」という言葉に吸い寄せられます。
このように、前提を作っておくと、努力してダメだったとき、自分が傷つかないように「予防線」を張っておれます。
または、努力をしない言い訳ができます。
三中生のなかにも、一生懸命に努力する生徒がいます。
試験前には、授業でのプリントは全部やって整理していても、もう一度やりたいからと、職員室の教科の先生に、なにも書き込んでいない同じ新しいプリントをもらいに来る子がいます。
一方で、学習をしても、どうせ私はできないもんと、つぶやく、または公言する子もいます。
でも、努力する子は、目標とした、たとえば80点が取れなかったとしても、努力する中でその子は多くの「財産」を得ることができます。
ものごとに集中する力、粘りづよさ、意欲を維持する力など、得るものはたくさんあります。
私の拙い人生経験からみても、努力は人を裏切らないのであり、裏切るのは自分ではないかと考えています。
こう考えたとき、
「才能とは、自分自身の力を信じることだ」という言葉が真実味をもって、私たちに迫ってきます。
目の前に壁がたちはだかり、開けるドアは固くても、ドアを開けようと努力します。
どうでしょうか、みなさん。私をふくめ、私たちも、三中生も、自分だけは、ぜったいに自分を裏切らない。これを信条に日々暮らしていきたいと考えます。