
パワーハラスメントをしてやろう、いじめてやろうと思って仕事をしている人は、まずいないでしょう。
仕事の中で、結果としてパワハラをしてしまうことがほとんどでしょう。
パワハラは、その人間関係により起こるものですが、それを踏まえた上で、パワハラを起こしやすい傾向をもつ人がいるそうです。
起こしやすい人の10個の傾向(『パワハラをなくす教科書』方丈社 和田隆著)
①仕事に対して、「こうあるべきだ」と考える人
②ものごとを白か黒か、はっきりさせようとする人
③プライドが高い人
④ほかの人より、自分は実績を残してきたと思う人
⑤自分の思っていることや気持ちを表に出さず、我慢することが多い人
⑥「失敗したらダメ」「なぜできないんだ」というネガティヴな言い方をよくする人
⑦相手の気持ちや感情より、正しいかどうかの理屈の方が大切だと思う人
⑧正当な理由があれば、力で相手をおさえるのもしかたないと考える人
⑨仕事は結果がすべてだと考えている人
⑩ストレスが高い人、睡眠に課題をもっている人
私も、三中教職員にパワハラを起こさないか、10項目に照らしてみました。
2個は、確実にあてはまりました。
私も教職について、30年以上が経ち、齢(よわい)を重ねてきています。
「こうあるべき」と思っても、実際にはそうならないことも多く経験してきて、教職員に対しては「こうあるべき」というよりは、「こうあってくれればいいな」という願いをもっています。
また、理屈で相手を言ってきかせても、人は理屈ではなく、感情で動きます。
ですから、相手がどう感じているかを大切にするようになりました。
感情豊かに、教職員自身が、自分で「こうしよう」と答えを見つけるよう、はたらきかけたり、問いかけをしたり、促したりすることが多くなりました。
その基本的な軸は、「答えはいつも自分の中にある」です。
相手に考えさせ、自分でどうするかを決めるのは、私が三中生に求めていることと、基本的には同じです。