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阪神淡路大震災を契機として、救援や復興のためのボランティアをする人が多くなりました。
2011年3月11日の東日本大震災に際しては、世界中の人たちから、日本へたくさんのメッセージが届きました。
これは、そのメッセージの一つで、フランスから届きました。
「私は日本が好きです、
私は72歳です。
でも、50キロの荷物を運ぶことができます。
いつでもお役に立てます。
見返りはいりません。
旅費もいりません。
24時間働きます。」
遠く距離が離れた国からも、見返りを何も求めず、ボランティアを申し出る人がいるのです。
阪神淡路大震災のとき、須磨区の神戸市立鷹取中学校は避難所になりました。
長田区の住民も避難してきました。
この避難所では、鷹取中学校の生徒がボランティアで避難所の運営にあたりました。
配給のお弁当は数が限られ、配給数よりも多い避難者に配りました。
学校の受水槽から水を汲み出し、避難者に配りました。
トイレに溜まった汚物をかき出し、使う水をプールからバケツで運びました。
東北地震のとき、釜石中学校の生徒は、小さい子の手をひき、高台まで登り迫り来る津波から、幼な子のいのちと自分のいのちを守りました。
中学生は、災害時には保護される子どもでもありますが、同時に人を助けるサポーターになりうる存在なのです。
箕面三中の生徒たちも、潜在的にボランティアとして活躍する力を持っていると思っています。
中学生なら誰もがボランティアになれる可能性があります。
災害時には、小学生には少し難しいかもしれませんが、中学生ならできることはたくさんあります。
箕面市の防災計画にも、ボランティアとしての中学生の役割をもっと盛り込んでいけばいいというのが、私の考えです。
災害時には、中学生は守られるべき存在であると同時に、人を守る存在なのです。