Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

聞き取り試験(Comprehension de l'oral)

2006-10-23 22:38:48 | フランス語
DELF(B1)の聞き取り・読み取り・作文試験を受けまして、29日に口頭試験を受けます。

終わった試験から言えることは、仏検は語彙や文法の知識をDELFはフランス語の運用力を試す試験だということです。
ある単語を知らなければ答えを書くことができない仏検とは違い、DELFではその単語を知らなくても「別の言い方をすれば、こういうこと」ということを知っていればなんとかなります。つまりは、On peut se debrouiller!ということかな。
でも、その「なんとかする」レベルが低かったら合格はムリでしょうね、きっと。

まずは聞き取り試験から始まります。
私が試験直前に確認したことは、なんと!数の数え方。
特に70台、90台の数字です。(一人ぶつぶつと、70,71,72...99まで数えたよ!!)
読み上げられる文章の中に数字が出て来た場合、普段何もないときなら聞き取れる数字も、試験という特別な場面での焦りや緊張で聞き取れなかったらもったいない、と思ったからです。

今回の試験で数字がらみの問題は年号を答えるものでした。
録音されたものを聞き始める前に設問を読む時間がある、というのは昨日のブログにも書きました。
そうなんです、設問のなかに「それは何年のできごとでしたか?」というものがありました。「おお、ここかぁ、この数字を聞き分けなきゃならないのかぁ」と設問を読みながら構えたことを覚えています。
ところが1度目に聞いたとき、何年何月何日(フランス語では日→月→年の順)が全く聞き取れず、焦りまくり。
1度目と2度目の聞き取りの間にもう一度設問を読んだら「何年のことですか?」とだけしか訊かれていないことが確認でき、「そうか、日や月は気にすることないんだ、年号だけ分かればいいんだ」と気がラクになりました。

1度目よりも2度目に聞いたときのほうが、文章全体が格段によく聞き取れました。

最初の方の設問の答えは、読み上げられる文章の最初の方に出てくる、と決めてかかってはダメで、文章全体を聞いてから判断しないと、答えの選択を間違える可能性が大きいです。

聞き取り問題は、読み上げられる文章を聞きながら、設問に答えていくのではなくて、全部を総合的に聞いて理解してから設問に取り組んだ方が良いのではないかな?と思いました。もちろん細かい数字はその場でメモしておくことは必要かもしれません。

明日は読み取り試験(Comprehension des ecrits)について書こうと思います。