Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

口答試験(la production orale)

2006-10-29 21:37:52 | フランス語
はい、行ってきました、受けてきましたDELFの面接。

9時30分に受付を済ませ、10時に試験準備室入室。
ここで15分使って面接の準備をします。同じ時間帯に面接を受ける人は15名ほどだったでしょうか・・・。

面接は①自己紹介②状況を設定して面接官と会話③ある題材についての自分の意見を展開する、3部構成です。
②と③についてはくじ引きでお題を決定します。②はお題を2つ選びそのうちやりやすい方を自分で選ぶことができます。③については、お題は1つしか選ぶことができません。
それぞれのお題は細長い紙に印刷され、もちろん裏返しにされて封筒の中に頭半分出して入れられています。②は、6種類ぐらい③は4種類ぐらいあったでしょうか。
そこから自分で選ぶわけです。
選んで、紙をひっくり返してみて初めて、そこに書かれている内容が分かるんです。

私が選んだ(というか、選んでしまった)お題。
②については、海外留学を反対している親を説得という状況設定か、兄弟とチャンネル権を争うという設定で会話を展開するもの。私は後者を選択。
③については、6行ぐらいの環境問題についての記事でしたが、内容を1度読んだだけでは理解できず、相当焦りました。
準備時間の15分間はこのためにあるといってもよいのですが、準備しようにも素材文の内容理解がおぼつかなくては・・・
でも2度3度読んでいくうちになんとなく意味が分かってきました。あくまでも、なんとなく。
まずはその記事内容について、自分がどういうポジションを取るかを決め、それを裏付ける説明を展開するためのキーワードを配布されたA4の用紙に書き始めました。

15分はあっと言う間に過ぎ、実際に面接が行われる教室へ移動。
以前、今回の試験会場になった日仏学院でフランス郷土料理の授業を取っていたときに使っていた教室でした。
螺旋階段を3階まで上がっている時が緊張のピークでした。

教室には日本人の男性が一人。面接官はフランス人だと思っていたので少々意外でした。
教室に入った私はドアを閉め忘れ、面接官の方がわざわざ席を立って閉めに行ってくれました。
そこでまずは「ドアを閉め忘れてすいません」とフランス語で。
面接官の方は笑顔ベースで感じがよく、ずいぶん助けられました。
和やかな雰囲気で面接はすすみました。

というわけで、続きはまた。