駅前で人を待っているとき、右側向こうから盲導犬とその飼い主さんが歩いてきた。
ピンクの合羽を着せられた、白のレトリーバーはハーネスを付けられて、お仕事真っ最中。
飼い主さんとコンタクトをとりながら、スタスタと歩みを重ねている。
「盲導犬はハーネスが付いたら仕事中!さも関心がありそうなそぶりは見せないこと・・・」と心に思いながら、私はその場で前を見てじっとしていた。
だんだん近づいてくる。
盲導犬は、私のすぐ前を、飼い主さんを誘導しながら、的確にスムーズに進んでいった。
「なんで、こんなに近くを通るの?」と不思議に思いながら彼らの後姿を見送ったときに気づいた。
私が立っていた場所から50センチもないところに、点字ブロックの帯ができていたのだ。
そして、飼い主さんは、そのブロックの上を歩いて、私の立っていた場所から遠ざかっていった。
そう、あの盲導犬は、点字ブロックの上を歩くご主人様と、私との間を縫って歩いてご主人を導いていたのだ。
仮に私が点字ブロックの上に立っていたら、犬はどうしたのだろうか?
私をよけるようにご主人をガイドしただろう。
私にだんだん近づきながら、犬は私と点字ブロックの距離を見極め、通れるか通れないかの判断をし、見事にご主人をスムーズに誘導した。
もちろん、犬が100%すごいのではなく、犬にそういう仕事をさせるようにコントロールしている飼い主の方の努力にも大きなものがあるだろう。
世の中、いろいろな人がいて成り立っているのだということを、そしてどのような仕組みや仕掛けがあって、どう機能しているのかということに、もっと気を配るのが必要、と思ったのでした。
盲導犬はフランス語で le chien d'aveugleです。
ピンクの合羽を着せられた、白のレトリーバーはハーネスを付けられて、お仕事真っ最中。
飼い主さんとコンタクトをとりながら、スタスタと歩みを重ねている。
「盲導犬はハーネスが付いたら仕事中!さも関心がありそうなそぶりは見せないこと・・・」と心に思いながら、私はその場で前を見てじっとしていた。
だんだん近づいてくる。
盲導犬は、私のすぐ前を、飼い主さんを誘導しながら、的確にスムーズに進んでいった。
「なんで、こんなに近くを通るの?」と不思議に思いながら彼らの後姿を見送ったときに気づいた。
私が立っていた場所から50センチもないところに、点字ブロックの帯ができていたのだ。
そして、飼い主さんは、そのブロックの上を歩いて、私の立っていた場所から遠ざかっていった。
そう、あの盲導犬は、点字ブロックの上を歩くご主人様と、私との間を縫って歩いてご主人を導いていたのだ。
仮に私が点字ブロックの上に立っていたら、犬はどうしたのだろうか?
私をよけるようにご主人をガイドしただろう。
私にだんだん近づきながら、犬は私と点字ブロックの距離を見極め、通れるか通れないかの判断をし、見事にご主人をスムーズに誘導した。
もちろん、犬が100%すごいのではなく、犬にそういう仕事をさせるようにコントロールしている飼い主の方の努力にも大きなものがあるだろう。
世の中、いろいろな人がいて成り立っているのだということを、そしてどのような仕組みや仕掛けがあって、どう機能しているのかということに、もっと気を配るのが必要、と思ったのでした。
盲導犬はフランス語で le chien d'aveugleです。