思い立ってお昼過ぎから行ってきました。今出川駅から徒歩。
最初に三時知恩寺(旧入江御所)。
同志社のあたりをウロウロ。ガイドブックの地図がヘタレすぎ!
道に迷いながらもなんとか到着。
それで、三時って何?
時の天皇さんが深く仏教に帰依していて一日に6回勤行をしていた(六時)。
ところが大変なので、知恩寺に昼間の3回の勤行を依頼した、それで三時知恩寺になったとか。
秘仏善導大師像が特別公開中。
尼門跡寺院で、5歳からお寺に入る内親王がいたり、
その子を慰めるために妖怪絵双紙もあったとかで、
絵巻物が展示されていました。
次は光照院(旧常磐御所)。常磐未生流の家元?
境内、月極やコイン駐車場になっていました。
お寺も大変なんですね。
ちなみに、飛び出す絵本風のご朱印帳を1万円で販売中。
一昨年の台風からまだ回復し切れていないそうで、
再建費用捻出のためにいろいろ工夫しているみたい。
最初に見学したのは「常磐会館」。昭和天皇即位の大嘗祭に使われた建物の下賜品。
床の赤い絨毯は一枚物というゴージャスさ。
本堂は昭和43年に建て替えられたとか。
格子で囲まれた花の天井画はその時に描かれたそうです。
そのまわりの「天井格子絵」は黒ずんでいてよくわかりませんでした。
どこかの建物を活用して作られたそうなんですが、由来が残されていないとのこと。
書院は大正8年のものだそうです。
杉戸絵や襖絵がきれいに残っていてきれいでした。
光照院ではちょこっと知り合った(名前も聞いていない)人と一緒に見学。
80歳超えているとのこと。杖もつかずに元気に歩いておられます。
グループで来たはずなのにはぐれてしまったそうです。
そのままご一緒に宝鏡寺も行ってしまいました。
こちらは旧百々御所。
入り口建物を外から撮影。青空がきれい。
門から入って右側に人形塚。
左側は橘の実のようなものが?
右側の囲いにも何かがあったんでしょうね。枯れたのかしら?
入り口入ってすぐに実物大の女房装束(公家女子の正装)の人形。人形師の名前あり。
十二単というのは正式名称ではないとのこと。
中は撮影不可、お庭もふくめて。
ご本尊は伊勢で漁師が発見した仏像が献上されたもの。
秘仏とのことですが、胸に鏡を持っておられる仏さまと言うことで「宝鏡寺」。
襖絵、確か応挙の絵(秋を表したもの)を中心に
左の間には春の鹿、初夏の伊勢撫子、…。
古い襖絵もあり、近年に作られたものもあり。
考えてみれば、古い襖絵も新しかった時代があるってこと。
円山応挙の襖絵もあるし、近年の京都画壇の人の作品もあるし、でちょうどいいんですね。
先ほどの彼女とは堀川寺の内でお別れして、上御霊前通を烏丸まで歩きます。
妙覚寺の境内で何やら映画の撮影中。
大学のサークルかな?
本日のお寺はすべて尼門跡寺院。
明治になってからは内親王が来ることはなくなったけれど、
尼寺は変わりなく続いているようです。
今日は7,000歩くらい。