友人たちとお出かけ。
総勢4人、車で行くことになり、少し早めに出発。
コイン駐車場に預けていざ見学へ。
これは入口、予約時間の20分前から受付なので、ベンチで待つことになりました。
案内の人がつき、そして一番後ろには皇宮警察の人がついて、
落ちこぼれのないように見てくれていましたよ。
修学院はそもそも後水尾上皇の別荘(離宮)として作られたところ。
中に入って最初の門。
花菱の透かしが入っています。
「寿月観」の入口。上皇は輿に乗って行きます。
輿が横付けできるようになっているとのこと。
輿を横付けする入口の反対側、東山に向かっての座敷。
東山を借景に月が昇るのを見ることができる。
上皇は御所から約6キロ輿に乗って移動、
さすがに疲れるので一旦この寿月観で休憩だったそうです。
一番手前の部屋、畳が一段高くなっているのが見えますか?
上皇の座るところですって。
さらに奥へ。
まずは馬車道。
両サイドに田んぼがあります。
山沿いなので棚田になっているんですが、それも含めての離宮なので、
宮内庁が買い上げて、米作りをお願いしているとのこと。
かつてはそのお米を皇居?で使ったこともあったそうですが、
今は作っている人に持ち帰ってもらっているとのこと。
馬車道は元は田んぼのあぜ道だったのですが、
明治天皇が来たときに道を広げて松並木にし
馬車が通れるようにしたので馬車道。
田んぼの上には凧が飛んでいました。
かかしがわりなんでしょうね。
ビックリしたのは下の方から見たら山があるだけなのに、
上まで行って見下ろしたらさまざまな庭園が作られていること。
この池は浴龍地。
真ん中の島が龍ではないか、
龍が水に潜っている感じでしょうか、との説明。
途中、密に刈られた生け垣があって、
一番上に登るまでこの池は見られないようになっています。
そして京都市内がよく見える。
よその人の後ろ姿が入ってしまいました。
長い緑が下鴨神社で、そのちょっと左の小さな緑が京都御所で、
と説明されましたが、カメラと撮影者の力不足でうまく撮れませんでした。
その後、池の方に降りていき、橋の説明。
この橋、右側は上皇の乗る鳳輦(天皇の正式な乗り物)のイメージで金色の屋根飾り(鳳凰?)が付き、
左側は座るところのある、橋だけれどあずまや風のものですって。
ここは通行できませんでした。
橋がつくまでは舟で島に渡るようになっていてここが船着き場。
足元に石でできた段々があります。
別の角度から。
この石に舟の綱を巻き付けたとか。
離宮ともなれば優雅ですねえ。
見ごたえのある庭園でした。
お天気は晴れでもなく雨でもなく、歩くのにはいい感じ。
ただし細かい砂利道の連続、足が疲れちゃいました。
帰りは久しぶりに新大石道の「再會」でお茶。
プリンとコーヒーのケーキセットで1300円。
甘さ控えめでしたがボリュームのあるプリンでした!
最後に記念写真。
今日は藍切れ取り模様の単衣に博多の帯。
10月だから袷の季節ですが、暑いし、お茶席でもないし、と単衣をチョイス。