花、着物、時々ハンドメイド

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輪違屋~2023京の夏の旅

2023-09-21 20:46:24 | 歴史散歩サークル

湿度の高い一日でした。

午前10時に駅で待ち合わせ、JR二条駅から丹波口へ。

そこから歩いて7分、の予定でしたが・・・

うっかり快速に乗ってしまって京都駅から引き返し。

駅構内から出ることはなかったので料金は一駅分です。

丹波口から千本通を南へ、スマホナビに頼りながらテクテク。

島原の大門を目指して歩いた先に輪違屋。

まずは入口前で記念写真。

自撮りがうまくできないので(近すぎて全員が入らない)、

同じく見学に来ていた男性3人組の方にお願いしました!

「べっぴんさんにとってね~」とメンバーが声かけしたら、ちょっと固まってました(笑)。

そちらの方にも男前に撮ってね、と言われてかわりばんこに写真の撮り合い。

入口に「観覧謝絶」の木札があって、帰ってから調べたら、

いわゆる「一見さんおことわり」の意味ですって。

ふだん御茶屋営業しているから見学お断りの意味かと思っていた。

入場料は800円。

輪違屋はふだんは非公開(営業しているんですよ)、少し暑い時期ですが、特別公開はチャンスです。

「京の夏の旅」ですから現地では要所要所にガイドがいて説明をしてくれます。

まずは「島原」という地名の由来。

江戸時代に東本願寺近辺にあった遊郭が現在地に移転させられたとき(1641年)、

忙しくドタバタの移転のありさまが

天草四郎の島原の乱(1637年~1638年)のように乱れたようすだったので

「島原}と言われるようになったとの説でした。

輪違屋はもともと置屋で「養花楼』という置屋だったけれど、

明治になって御茶屋になったとか。その時にお店の名前も輪違屋に変更したとのこと。

いまは置屋兼御茶屋。

江戸時代の当初の建物は一旦なくなって(火事かなあ?)今の建物はその後再建されたもの。

安政4年(1857年)というから今は2023年、古い建物ですね。

いまは京都市指定文化財になっています。

お店の歴史は元禄年間(1688~1704)からですって。

近藤勇の書の屏風。

正面の書が近藤勇。読みやすいきれいな字ですね。

ガラス越しに見た小さな庭。

右端の灯籠はキリシタン灯籠かお地蔵さんか?

この灯籠の右側にお茶室があるそうですが公開されてませんでした。

玄関入ってすぐの部屋の天井の模様もかわいい。

最近修復が行われて版木が残っていたのできれいに修復されたとの説明。

1階は写真を自由にとっていいけれど、階段と2階は写真不可。

有名な傘の間。

この部屋は二階の撮影不可の場所なので入場券をスキャンしました。

本物の傘が貼り付けれているからよく見てくださいねって言われました。

高島屋の「高」と同じ漢字が傘に書かれています。

軒丸瓦も同じものが。

お聞きしたところ、経営者が高橋さんで、今○○代目、そこは忘れてしまいました。

300年以上も営業が続いているってすごいですね。

2階には桂小五郎の書もあって大胆で力強いと思いました。

ちょうどお昼すぎたのでJRで二条まで引き返してやよい軒でお食事。

その後場所を移してモスバーガーの店でお茶。

いつものようにいっぱいおしゃべりして帰ってきたら3時過ぎになっていました。

今日の歩数は3,000歩強。歩数は伸びてないけれど、ダラダラ歩きのせいか疲れちゃいました。

今日の着物は江戸小紋切れ取り風ポリエステル単衣に博多の帯。

帯揚げは秋をイメージして御濃い茶風の深い緑色、帯揚げは茶色をセレクト。

帰ってすぐシャワー、着物は洗濯機に入れて丸洗い。

ポリエステルはこういう季節に助かります。