3月4日(土)宇治の興聖寺に行ってきました。
この門が、禅宗のお寺っぽい、失礼、今でも座禅などの修行を行っているお寺でした。
紅葉シーズンに2回ほど行ったことがあります。
その時は人がいっぱいでゆっくりできる雰囲気はありませんでした。
名所的なお寺はシーズンオフがいいみたい。
道元が開いたお寺が寂れていたのを
淀藩藩主の永井尚政が再興して菩提寺になったとか。
こちらの花手水は生け花みたい。
きちんと剣山に刺してありました。
受付で「写真とってもいいですか?」とお聞きしたら
「お仏壇以外はいいですよ」と言っていただけました。
お堂拝観は有料、渡り廊下で各お堂が結ばれていて、結構ぐるぐると歩き回りました。
廊下の途中に魚板。萬福寺では魚の形でしたが、ここは絵馬みたいな形。
よく使い込まれていました。
廊下の先に太鼓。
いかにも禅寺らしい。
お庭の手前の渡り廊下で下をのぞいてみたら!
網が張ってあるなんだか無粋な感じ。
池に張られた網でした。ネコ除け?鳥よけ?
網の下ではニシキゴイがじっとしていました。
見学の人が縁側でゆっくりできるように椅子と膝掛け。
ゴム草履もあって、降りていけるようになっていました。
庭に面したお部屋(たぶん大書院)にはおひな様。
一人一人の顔が違います。
さらにぐるぐる回って法堂へ。
法堂廊下の入口に杉戸絵。
手前は鶴。
法堂側には孔雀。
法堂前の廊下はウグイス張り。歩けばキュッキュッと鳴ります。
ギシギシではなく心地よい音ですね。
法堂の天井は「血天井」。あまり意識していなかったのでよくわかりませんでした。
先にパンフレットを読んでおけばよかった。
以前に養源院で修学旅行らしき人たちが「タタリが~」とさわいでいたけれど、
天井に使うのは、慰霊目的ですよね。お寺の天井に使えば毎日お経が上げてもらえます。
昔の人たちは信心深かったんだなあ。
いわゆる伏見城の血天井をウイキで調べたら、
源光庵(鷹峯)、養源院(東山)、興聖寺(宇治)、宝泉院(大原)、正伝寺(西賀茂)、天球院(妙心寺)、神應寺(八幡)、栄春寺(墨染)。
結構たくさんありますね。
行ったことがあるのは、養源院、源光庵、興聖寺、宝泉院、正伝寺。
宝泉寺も正伝寺も興聖寺も全然気付きませんでした。
次回行くことがあれば意識してみましょう。
こちらの庭には紅梅。
ここを通り抜けると、左手に木魚が見えました。
そのまま進んだら、開山堂(老梅庵)。道元さんの像がありました。
床は瓦のタイル。なんだか落ち着きます。
永井家のお堂もあり、宝物殿には観音像。
永井家のお堂が一番山沿いでしたが、裏には石垣。
この観音さん、手習い観音だそうで、お習字が上達しますように、
と一応拝んで、志納金300円なるお札ももらって財布に入れました。
下を見下ろしたら各お堂の屋根が見えます。
下の方に鬼瓦が二つついている。
瓦飾りで桃や蓮のつぼみがついているのはよく見かけるけれど、
鬼瓦二つは初めて見たような気がします・・・。
順路に沿って進んでいくと僧堂なのですが、その手前に三面大黒像。
いわれは・・・。
僧堂は座禅をする場所で、月例の座禅会もあるとのこと。
ゆっくり歩いて最後、山門入って正面の庭。
塔ノ島の塔の建て替えの際使われなかった部分ですって!
長い年月にさらされて摩耗もすごいけれど、塔ノ島というだけで懐かしい。
小学校の遠足で行ったよね。あまり覚えてないけれど。
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