バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

Priority 優先すべきもの

2018年06月27日 | お仕事

『あなたのPriority(優先すべきもの)は何ですか?』

と聞かれたら、みなさんは何と答えるだろう?



私はアメリカで仕事をしてからもう長い。

この質問は、仕事の一環でいろいろセミナーを受けるたびに結構頻繁に聞かれる質問だ。


What is your priority?



仕事をし始めた頃は、もう何もかもが必死で、仕事を覚えること、ミスをしないこと、

勉強も頑張って昇格すること...それはもう何もかもが大切でTop Priorityだと思えたけど、

でもよく考えたら何が本当に大切なのかわからなかったところがあったと今思う。



今でこそ、もう昔みたいにがむしゃらに頑張ろうとか、出世が大事とか思わなくなったから

その分、何が私にとって優先すべき大切なものなのかをいろいろ考える時間が増えたのは良いことだと思う。



でも答えは未だに出ず。



だって、人生はキレイごとじゃないから、お金は大事。給料はありがたいし、

別に三角形の頂点のところにいるような仕事のポジションではないけど、それでも下の方から順調に上がってきたから

今の職業も大事だし。

毎日元気で仕事できるのは、心身ともに元気だから健康も大事だし、それを支えている私生活With家族も大事。



ああ、世の中は優先すべきもので溢れているのね。



そう考えたら、何もかもが大切じゃんって思える環境の中にいる自分が何てラッキーなんだろうって思えてくるから不思議。

「何もかもが、もうどうでもえーわ。」って思える毎日って、やっぱり楽しくなさそうではないか。



みなさんのプライオリティは何ですか?



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庭の、珍しいものを写真に撮った。




これ、水仙なのかな、ユリなのかな。

花が珍しいんじゃなくて、花がそこにある状態がもう珍しくて。

毎年こうなるはずなのに、花が満開になった年が今まで全くなかったの。

何でかというと、つぼみがつくと、どういうわけだか森から鹿がやってきて、つぼみを全部食べちゃうんだよ。全部。

美味しいのか?

それが今年は鹿の被害ゼロ。

嬉しいような反面、鹿はどこへ行ってしまったんだろう?という疑問が湧いたりもする。


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今日のウォーキングで新しいお友達ができたので紹介。

同じストリートの数件離れた家に住んでるらしい猫さん。



最初は少しだけ警戒してるっぽかったけど、「ハロー(ちっちっち...←舌を鳴らす音w)」と言って手を伸ばしたら



セルフよしよし(自分から人間の手や体にすり寄ってくる動作)してくることから、なんか早くも打ち解けてくれたよう。

可愛いなあ。


うちのフリちゃんも可愛いです。



ご自分専用(と、彼女は思っているに違いない)のソファで思いっきりくつろぎます。



さて、明日は会社のカフェテリアにあるエンターテインメントルームでワールドカップ、日本VSポーランドを観戦しますよ。

朝10時からなので、ランチを11時にとるようにしてテレビを見るのだ。



今日はここで、韓国VSドイツ戦を見ていたけど、終わりごろで韓国が勝ってわっと盛り上がったら

みんなどこかへ行ってしまいましたとさ。

みんな口々に、「今年のドイツは何か変。」と言っていました。

コリア贔屓の社員が「違う。コリアがすっげー強かっただけ。」と主張し始めたけど、両国揃ってGame Overていうね。



日本、頑張れ~







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お金を貰って仕事するということ

2018年06月23日 | お仕事
えー。

今回はちょっと真面目な仕事の話。

長いよ。



なんと私ケイエスは、実はしばらくの間、ちょっとしたスランプに陥っておりました。

ここで愚痴ってはみたものの、やっぱり滅入るので没にしようと思っていたけど、

私のブログの原点が『仕事関係』の話なので、こういう影の部分も有りなのかなと思い、掲載しようと思います。




自分でもびっくりするぐらい、何だか言い知れぬ底辺の暗いところで燻っていたような、そんな気持ちのまま毎日を過ごしておりました。

ざっと振り返って、3カ月間ぐらいの大スランプ。



長くてドロドロと暗い話を、手短に割と明るく要約して話すとこういう事。


3月ごろ、上司のブラッドからプロジェクトを任される

  

非常に忙しい日々の中に何か面白いことを任されたことでケイエスちょっと張り切る

  

そんな中、実はブラッドは他のアナリストにも同じプロジェクトを任していたことを知る

  

それでも面白いプロジェクトだったのでケイエス気にせずプロジェクトへ取り組む

  

プロジェクトも最終段階に差し掛かったところでブラッドのオフィスに呼ばれて行ったらその別のアナリストもいた

  

そのアナリストのプロジェクトのプレゼンを聞かされる

  

ケイエス、途中にも拘わらず激怒で無言の立ち去り

  



ざっと箇条書きにするとこんな感じ。

ああ。思い出すだに暗くなる。

逃げるは恥だが役に立つ

というドラマが日本でありましたよね。

無言で立ち去ったのが逃げたことになるかどうかわからないけど、あの時無言で立ち去らなかったら私

確実にブラッドを目の前で罵倒していたと思う。

それは絶対に避けたかった。

立ち去った理由は、今思うととても子供っぽくて馬鹿馬鹿しいのだけど、

1)そのアナリストは私よりも仕事量が少なく、プロジェクトに懸ける時間も豊富にあった

2)私はそのプロジェクトを最初から終わりまで自分一人で取り組んだが、そのアナリストのプロジェクトにはシニアアナリストの助言が豊富に使われていた

3)よって仕上がりがプロ級(私のプロジェクトがとても幼稚なものに思えて敗北感を味わう)



その日を境に、私はブラッドと一方的に一切顔も合わせず話もせずという状態。(向こうは極力私とコミュニケーションをとろうと必死でした)

それからある日の午後、その状態に困り果てたブラッドが私をまたオフィスに呼ぶ。

ケイエスが機嫌を損ねるとかなり面倒臭いことになるのよ、ええ、子供っぽいんですよ。はい。

私も時間をかけてそのプロジェクトを進めていて、かなり良いものができ上がっていて

実はプラッドもそのことは知っていたし、「なかなかそれいいね」とも言っていたのに、

他のアナリストにプレゼンをさせて、それを私が瞳を輝かせて『まあ!素晴らしいアイデアでございますわね!』と喜んでいると思ったら大間違いだ...

そういうことを伝えると、今度は彼の口から出てきた言葉に絶句することになる。

「このプロジェクトはあっちの(別のアナリスト)の案で進めるほうがうちの部署のためだと思うんだ。」



私が怒りの骨頂に至ると、諦めの域に入るということに最近気が付いた。

「それでOK!!私もう大丈夫だから!私もそのプロジェクトに大賛成!大丈夫大丈夫!!!」

と、全く平気でもないし大丈夫でもないのに、とりあえず空元気プラス嘘笑顔で退室。



それからはもうブラッドを避けて避けて避けまくる毎日。

頭の中ではおいケイエス。プロフェッショナリズムはどうした?ケイエスらしくないという正常な思考と

グレちまえよ!盗んだバイクで走り出せ!!!という堕落した思考が交互にやってきて。

ホンマにね、めっちゃ棘棘しい時期だったので、きっとブラッドにはかなりのビッチ度を露わにしてたと思う。

盗んだバイクで走り出すだけじゃ物足りなんで!みたいなね。



でもケイエス自体、いくら激怒しようと悲しみに打ちひしがれようとも、底辺を見たら後は上へまた戻るだけ(泡か)。

ある朝、なんか全ての出来事が馬鹿馬鹿しく思えてきて、いきなり吹っ切れた。

その朝ブラッドに見せた、実に数カ月ぶりの笑顔を見せた時のあの彼の笑顔が脳裏から離れない。

だからもう雲丹みたいに尖るのやめた。

同時に、何て言うかこう、初心に戻ったのよ。

苦労してこの職業をゲットして、採用になったときのあの気持ち。

単にこれってずっとやりたかった仕事だ!ていう、そういう気持ち。

プロジェクトは採用にはならなかったけど、私はまだこの仕事をしていて、なんら仕事に不服はないと思う。

もういいや。

そう思ったら、全てを受け入れられる気持ちになったんだよね。


私が単純なのかな。



この3カ月間、いろいろと考えた中で痛感したのが、お金を貰って仕事をするという厳しさ。

世の中、甘くない。

それと、世のお父さん達というか、収入の柱となって家族を支えている人の気持ち。

もう辞めてやる!って思ったときに、もし私がお父さんだったら?とか、もしシングルマザーだったら?とか仮定して考えると

そんな簡単に辞められるかなって思ったのよ。

私ってやっぱり考えが甘かったな、と。

仕事辞めたくても辞められず、毎日すっごい頑張ってる(頑張らなくてはならない)人って、本当にすごいな。



単純にもう、与えられた仕事を黙々と頑張っていこうって思えるようになったの。



ケイエスはもう大丈夫。

労働者ってこんな日もあるよな!ということでこの記事を終わりにします。

長文を読んでいただいて、ありがとう。

世の労働者のみなさん、一緒に頑張りましょう。

体は壊さない程度で:)



PS:お口直しにキュートなフリちゃんでも。







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*U2のコンサートに行ってきた*

2018年06月18日 | アメリカ生活
この日曜日は、世間では『父の日』であり、ケイエスも広島の父へ日ごろの感謝の電話を掛け(時間の関係で土曜日に実行)

さあ、行ってきましたコンサート!!!



今回のお目当ては







U2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





買ったチケットがVIPだったので、招待されるままにコンサート前のパーティーに行ったら

まずディナーが始まり(ビュッフェ式ではあったが料理は美味しかった!)アルコールも振る舞われたのでみんな良い気分。






その後は抽選会で、一組のカップルがバックステージツアーに選ばれる。

もちろんケイエス夫婦は選ばれず。でもバックステージに選ばれてもU2に会えるわけではない。

VIP全員にはこのコンサートの写真集が配られ、U2グッズの販売コーナーへ他の客よりも真っ先にアクセスできる。


VIP特典としてはこれぐらいw



時間がやってきたのでみんなでコンサートホールへと移動して、ボノさん登場。








なかなか面白い人で、大画面を利用してパソコンのアプリで遊んでみたり(Snowっていうの?)



なんだかコンサートは大盛り上がり。






ハニバニも私も初めてのU2コンサートだったけど、大満足だった思う。

また行きたい!!!


ボノさんは58歳らしいのだけど、めっちゃカッコよかったわー。

ハニバニが彼の歳になったら是非あんなふうになって欲しい。 と、ここで小声で言ってみる。



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コンサートの前に自慢しようとして妹にメールしたら「お姉ちゃん、こちらは大阪が地震で大変なことになってるよ!」と返ってきてびっくり。

ここにたまに来てくれる西九条さんて方がいらっしゃるんだけど、確か大阪にお住まいだと記憶していて、とても心配。

どうか大丈夫でいらっしゃるように。




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しばしの晴れ間に

2018年06月04日 | アメリカ生活

うわ!

あっと言う間に5月が終わってしまった。

やっぱり宴は早足だなあと思う反面、この6月、いやうっかりしていたが、

この6月が終わった時点で時すでに半年が終わってるってことなんだよね。



仕事もプライベートでも何やかんやでバタバタしまくっているので

少しでもゆるい時間があったりすると、あれもしたいこれもしたいってことになる。



こちらはなんか梅雨入りですか?ですか?と聞きたくなるぐらい

雨嵐ばっかりで、本当に体からカビがわらわらと生えてきそう。

あんまり雨が続くもんだから、『これって毎日シアトルきぶんだよね』と言ったらシアトル出身の男の子が

「いや、はっきり言ってこれシアトルよりもずぶ濡れ」

て言っていたぐらいなので、本当に酷い天候だったのだろう。



そんな中、私とハニバニは、雷が鳴らない以外なら雨でも平気でレインコートを着たり、傘をさしたりしてウォーキングは欠かさない。

だからこの住宅地では相当の変わり者夫婦として有名なんじゃないかなと思っている。



今日はその悪天候続きの北バージニアもカラッと晴れて、湿度が低い!!!!

いつもなら面倒くさいけど、行きますか爺さん?みたいなノリで2人とも出かけるんだが

こんなに清々しい日も久しぶり。

夕食後、家でゴロゴロしてるのがもったいない。



で、張り切って出かけたら、やっぱり良いこともあるもんだ。

近所に住むシルキーちゃん(ブラックラブ)も珍しく裏庭で遊ばせてもらってた。

シルキーちゃんは、高齢のおばあちゃんにあたる年齢。

フリちゃんも高齢のおばあちゃんになるんだけど、猫は犬ほど年齢が容姿にでないから

フリちゃんはまだ乙女のよう❤



シルキーちゃんを上から撮るとやっぱり年齢がわかるけど




横顔はこんなに可愛い。




性格が本当に穏やかで、初めて会った時も静かに近寄ってきてくれて

『撫でてくれる?』って言わんばかりに背伸びをして頭をぬっとだしてきた。


お年寄りなので、暑さ寒さが厳しい時や、天候が悪い時は家の中で大切にされているのか

庭に出してもらえる時間も短いのかもしれなくて、今日は久しぶりにシルキーちゃんに会えたので

私もハニバニも大喜び。


お天気な日は、やっぱり外に出てみるべきね。





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