バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

Roast Me

2010年06月29日 | 4SEASONS




あづーーーーーーーーーーーーーーーーー。


夏と言えど、東海岸の夏は西海岸のそれとは種類が違うのではなかろうかというぐらい
暑い。


会社で、
近所で、
電話で、

過去一週間、まるで枕詞として最初に語られたトピックナンバーワンといえば


『それにしても暑いですねえ。クレイジーです。』


暑いことはわかっているのに、馬鹿みたいに語られるこの暑さ。
どうにかならないか。


例えば、私とハニバニは夕方6時ぐらいからウォーキングのために外出するが
先週は夕方になっても温度計が36℃に達しており、
体感温度なんて44℃であった。

夕方と言えど、これはさすがにキケンですというハニバニの判断で
先週は地下室でトレッドミル(ランニングマシーン)の世話になった。

しかしこれが毎日だと、けっこう飽きる。

庭には野生のウサギがやって来たり
ファイヤーフライという日本の蛍の小型(でも発光は抜群)の虫が飛んでたりと
エンターテイメントはそれなりにあったが、

毎日生身の人間(ハニバニのことだが)と一日の出来事を語りながら歩く習慣があると
どうもそれがないと一日が終わらないような気になるのだね。


だからというか、


ちょっと試しに、というか


日曜日の午後、ランチを終えた2人は
水筒に氷水をいっぱいにして外に出かけた。

もちろん気温は35℃を超えている。

ガラガラと水筒で気味の良い音を立てていた氷も
たった15分ほどで全部とけてしまい、あっという間に無音になった。

しかし風もあり(熱風ともいう)、湿度がそれほど高くなかったことも手伝って
帰宅したころは滝のように汗を流しながらも爽快な気分を味わった。

そのあとシャワーを浴びたら急に眠気に襲われ、
2人ともやけに気合の入った昼寝をしてしまい、
昨夜は2人ともなかなか寝付けなかった。


広島にいる両親や友達によると、広島はけっこう雨が続いているらしい。

Nバージニア地方はその雨が欲しいぐらいに、カンカン照りの猛暑だ。
春から初夏にかけて、かなり近所でも自慢であったうちの濃いグリーンの
カーペットのような芝生もいまでは砂漠の茶色のごとく、枯れている。

どこの家もそう。

必死に水をやろうとも、あの直射日光と気温じゃどうにもならない。
まだ7月にもなってないのにね。

このままじゃ人間までくたびれてしまいそうだ。

そういうときはなんだか牛が食べたくなる。
だけど沢山は食べたくないんよね。

そんなときは、普通のステーキ肉を薄切りにして
それをサンドイッチにして食べるとそれなりにボリュームもあって
だからと言って、肉の塊を食べたという感覚もない。





このサンドイッチのカロリーを抑えるキーになるんだろうが
マヨネーズを半分にして、その半分の量をプレーンヨーグルトにして混ぜると
味はマヨネーズそのものなのにクリーミーで、ヨーグルトが入ってるという
ダイエットな感じが全くない。

あとカラモライズドオニオンスライス。
これはオニオンスライスをオリーブオイルで炒めて塩コショウで味をつけ、
仕上げにボサミックビネガーという
イタリアンの甘い酢(赤ワインビネガーを煮詰めた感じ)を絡める。

これが美味しい。
ハンバーガーにも絶対に合うだろう。


そして今夜の夕食は軽く朝食にしてみた。





野菜のオムレツにはトマトのぶつ切り、赤ピーマンのぶつ切り、マッシュルームスライス
それからほうれん草が入っていて、チェダーチーズを少しのっけてタマゴで包む。

おかげで只今2人とも激しく空腹中。

今夜も外を歩いてきたのでこの夕食で食べた「朝食」のカロリーはほぼ
消化された模様。

うぅ。

何か食べたい。



************
ちょっと!明日は日本VSパラグアイですね。
サッカーファンじゃない私もハニバニも、さすがにちょっと熱く気合が入ってます。
ジャパン!頑張るんよ!!!


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お買い物 <iPodを求めて>

2010年06月21日 | アメリカ生活

iPodが壊れた件を職場の同僚に伝えたところ、大多数で次は是非これにしなさいという機種を進められた。



iPhoneである。


うちの会社ではこのiPhoneの保持者が結構多く、
その機種がどんなに優れているか私もよく理解している。

しかしだ。

私は仕事上、毎日システムをいじくっているからか
私生活ではあまり最新テクノロジーには無関心だ。

あまり自慢して言えることではないが、私が現在使用している携帯電話なんて
iPhoneを始めとするいわゆるスマートフォンに比べると
とても原始的だといえよう。

あまり原始的なので写真に撮ってここでアップするのも気が咎める。
(だからやめておく)

同僚たちは私にiPhoneを購入させ、彼らのネットワークの輪に加わらせようとしているのだが
私にとってiPhoneは最も自分に必要でない物だと思っている。

だから今回新しくiPodを買い換えるにあたって、iPhoneは最初に却下した機種であった。

必要ないということ以外の理由で、携帯電話とiPodが一緒になっているという点が
気に入らない。

「そこが一番の魅力なのです」

と同僚は熱く語るが、私が『これは嫌じゃ。』と思うと断固として嫌なのである。
いまいち彼らの言うところの魅力がつかめない。

もう一つ、気に入らない点がある。
それは大きさと重さだ。

よく言えばiPhoneは存在感がある。
悪く言えばBluky、あのかさばるような図体がいまいちなのだ。

私の原始的携帯電話すらあんなに大きくはない。

同じような理由でTouchも却下した。

実は例の壊れたiPod、機種はClassicであった。
その前に持っていたのは初代nano。

初代nanoは許容量をオーバーした理由でClassicに買い換えたのであったが
Classicの許容量(80GB)というよりもあの大きさと重さに驚いた。

だから他のにしようと思ったが許容量の大きさが気に入って購入。

これならこの先、何年も使って何曲でもDLしちゃうもんね!

というケイエスの期待も空しく、約2年で壊れてしまったわけだけど。



よって、今回新しく買い換えるにあたって私は条件をつけた。

<その1> 軽いこと

<その2> iPodはどうせすぐ壊れる。よって馬鹿げた許容量でないもの、プラス価格も馬鹿げてないもの


この条件を見事クリアし見事ケイエスの心をゲットしたものはこれだ。(←大げさ)  









    

IiPod nano (右)  左は壊れたClassic。 大きさを比べてみよう。


このnanoの許容量は8GB。約2000曲を入れることができる。
今現在、ライブラリーには約1000曲あるから許容量はまだ半分空いているということだ。

この先また1000曲を追加するとは考え難いが、どうせ2000曲に達する前に
この新iPodも壊れるだろう。 

ネガティブなイメージを私に植えつけたApple、どうしてくれる。  




さて、壊れたClassicをどうしようかと考えた。

ケースに入れて大切に使用していたおかげで
裏側が今でも鏡みたいにピカピカで、そのまま手鏡としてデスクに置いとくかとか
適当に重いので書類の錘にしてやっぱりデスクに置いとくかとか思ったが
どうもハニバニがアップルに送って修理してそれを自分が使いたいらしい。

(ちなみにハニバニは初代Classicを持っています)

私はもうそのiPodには未練はないのでハニバニの好きにすればいい。

捨てる神あらば拾う神あり、なのだ。


*******************


さて今回も聞かれてもないのに披露する晩ごはん。

今日もNバージニア、DC地方は暑かった。

よって



冷麺。 見てくれが悪いとか言わない。 誰だって見かけで判断されると嫌でしょう? ぶっ

半分食べて半分は明日のランチにします。

************
サッカー、日本惜しかったですね。見てました?


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雨のち晴れ

2010年06月17日 | アメリカ生活

昨日、ついてないことが3つあった。



<その1>

今日はフリスキーのフォローアップ検診(2回目)だった。
よって、仕事は11時で切り上げて帰宅した。

数日前に七面鳥のミンチでミートローフを作ったのだが、今日はその残り物で
ミートローフサンドイッチにしてランチタイムに食べることにしていた。
ハニバニも同じランチを持たせてある。

いざケチャップを塗って食べましょうと思いケチャップのある棚を探すが見当たらない。
冷蔵庫の中もチェックした。やっぱりない。
ハニバニに電話してケチャップが行方不明になっていることを伝える。
(この行為すら今思えば情けない)
するとハニバニは
「ケチャップなら今日のランチのために持って来た」と言うではないか。
「うちのケチャップ、大きいけど、その大きいやつそのまま持ってったん?」
「そう。そのまま持って来た。」

普通小さな容器に入れて持って行かないか。
ケチャップがない私のミートローフ、どうやって食べろというのだ。
ケチャップのないミートローフはぱさぱさして嫌だ。

この一件で私の機嫌を悪くさせるには十分であった。

(結局そのまま食べたけど)



<その2>

私はお嬢様たち以上に獣医に行くのが大嫌いだ。

私の「獣医、行きたくねー」光線が体からバキバキ出ているからなのか
今回も、獣医に行く必要のないミディと目が合っただけで猛ダッシュで逃げられ(涙)
それに誘われ『何だかよくわからないけど、まあ逃げとくか』と
一足遅れで逃げ出そうとしたフリスキーをうまくキャッチし、拉致に成功したまではいいが
ケージに入れる瞬間に

お嬢様、まさかの失禁

急に襲ってきた恐怖と、私が膀胱辺りを押さえたことのコンビネーションによって
起こったアクシデントだったが、
私の膝下を見事に濡らしてくれた。

フロアに点々とする水たまりは拭き去ることができたが、私はシャワーなど浴びる時間などなく
それこそ私が口内炎を患っているのではという形相でいそいで獣医へ出かける羽目になった。



<その3>

これはちょっと深刻。

昨夜私の愛用するiPodが全く作動しなくなった。

数曲、iTuneから購入したのでそれをiPodに転送しようとしたところ
私のiPodはひとりでにリセットを始めて、iPodの中にあった曲全てをかき消した。

びっくりしてまたアップデートを始めるも、私のPCがiPodを全く読み取らないのだ。
リセットの繰り返しをするだけで、空っぽのままのマイiPod。

ハニバニに点検させたが、同じことの繰り返しであった。

今夜アップルから電話がかかる予定なので(メールで問題を伝えてあるので)
直すのにいくらかかるのか、はたまた今週新しいiPodの購入になるのか
乞うご期待!!(←棒読み)







と言ってふざけている間に結果報告。

さっきアップルの人と電話でやり取りした結果
このiPodのハードドライブが全く機能していないと判明。

2年前にアップグレードしたばっかりだったこのiPod。
短命じゃったのぅ(号泣)

今週は新しいiPodショッピングだ♪ (←さらに棒読み「やけくそ調」で)


********************


こんなについてなくても、神様は私を完全に見放さなかったのねと思えることは
やはりフリスキーの口内炎が完治していたことだ。

ドクターJと一緒に確認したが、きれいに炎症が消えていた。

思わずドクターJと歓喜の舞い。

彼女は私の足(プラス袖の一部)が汚染されているにもかかわらず
よかったよかったと、何度もハグしてくれたのだった。

それから彼女は私が怪我の原因を突き止めたことをたいそう褒めてくれた。
原因はそれに間違いないだろうと言う。

ああ、本当によかった。

「薬はもう終わっていいからね。フリスキーも頑張ったねえ。」

そして私は
「ではこれから家に帰って私は漂白液で足を洗うことにします(←もちろん冗談)」
と言って笑いを飛ばして家に帰った。

日々、嫌なことが立て続けにあっても
こういう嬉しいニュースもあったりするわけだから
人生捨てたもんじゃないなといつも思う。

それにしてもフリスキー、本当によく我慢して頑張ったね。
エライ。褒めるぞよ。




お嬢様、お帰りなさいまし。



************
日本の総理大臣が変わっていたこと、今日知りました。
さらに「スガ総理」だと思っていたら「カン総理」でした。



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99.9% 原因解明

2010年06月15日 | 猫の話

フリスキーに決まった分量の薬を決まった回数、決まった時間にやること以外に
私にはドクターJから是非やるようにと言われていたことがあった。

先週フリスキーのフォローアップ検診の際、
ドクターJにとって、どうしてフリスキーの口の中にあのような潰瘍ができてしまったのか、
回復を望むと同時に、その傷の原因がどうしても気がかりなようだった。

私は人間に口内炎が出来るのと同じメカニズムで
猫にも口内炎が出来るということは、なんとなく知っていたので
毎日歯磨きをしない猫のことだから、口の中を不潔にしていたのが祟ったのだろうと
思っていたが、その潰瘍の形や広がりかたがどうもそれとは違うと
彼女はずっと言っていたのだった。

「ケイエス、何度も聞いて悪いけどフリスキーには何かを齧る癖がない?」

フリスキーはたまに壁に爪を立てて、
それこそ黒板に爪を立てて『きぃぃぃぃぃぃぃぃ』とやるように
不快な音を立てては早朝に私を起こすことはあっても
何かを齧る癖は全くない。

それはないですと答えると、

「なんかね、切ったような傷でも見えるし、もしかしたら火傷かもと思って。
電気コードを噛み切って運ばれてくる猫とかウサギって多いから。」

と、首をかしげる。

何だかものすごく気になるようだ。

申し訳ないけど薬を続けて、来週もう一回フリスキーを連れてきてくれる?と彼女は言い、
そしてこう付け加えた。

「もう一度家の中をしっかり調べてみて。彼女が遊ぶような場所とかおもちゃとか。」

かくして私は薬を忘れることなくきちんとフリスキーに投与するだけでなく、
家の中に彼女をこんな状態にしたものがきっとあると信じて
まるで探偵のように家の中を歩き回っていたわけだ。

ふと、キッチンの片隅で目が止まる。

そこにはフリスキーがずっと大好きで遊んでいた羽とアクリル製の
柔らかい布でできたニンジンがある。



何の変哲もないただの猫のおもちゃだ。


そういえば彼女がこんなことになってからというもの
彼女は見向きもしなくなったな。

ま、しょうがないか、そういう気分じゃないんだろう。


そう思いながらその羽の部分に触れて、ぞっとした。

ぞっとした瞬間に、これが全ての原因だったに違いないと確信できた。

なんとその羽の部分、特にすでに折れているところの羽が
まるで針みたいに尖っていて、
これなら人間の皮膚でも軽く突き刺すことができる。





フリスキーはこのニンジンを抱えては、足でケリケリしながら
羽の部分をガブガブ噛んで遊ぶのが常であった。

羽を噛んでいたときに、その箇所が歯茎に突き刺さり、そのまま切れて
歯茎の表面を傷つけたと仮定して考えるには容易すぎるシチュエーションだ。

いきなり遊ばなくなったのは痛い目にあったからか。

っつーか、もうこんなもので遊ばせない。

遊ばせるんならレシートを丸めてボール状にしたものを
追いかけさせるので十分だ。

そのニンジンの羽をつんつんしていたら
やみくもに腹が立ってきた。

私が早く気がついていれば彼女の口は無事だったろうに。

ごめんよ、フリスキー。

ハニバニに言って聞かせると

「僕はそのおもちゃにも気がつかなかっただろうから
ケイエスの発見は無駄にはなってない。だから自分を責めんさんな。」

と慰めてくれたが、やはり悲しくなってくる。

まあ、悔やんでも今となってはしょうがない。
これを教訓としていくしかないね。

明日フリスキーを連れてまた獣医へ行ってくる。
ドクターJに見せるべく、このニンジンを持参して。

どうか完治してますように...


あ。小鳥だ♪

************
動物を飼っていらっしゃる読者の方。
安全だと思っているおもちゃでも意外と危険だったりします。
壊れてないか、尖ったところはないか、今一度確認してみてくださいね。


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その瞳のなかに

2010年06月09日 | 猫の話

ちょっと目が虚ろな今日のフリちゃん。



猫という生き物は本当に侮れない。



時は午後2時40分。
私はキッチンにいた。

心臓をどきどきさせて。



フリスキーに口内炎ができてから薬を投与し始めて一週間が経過した。
今日はフォローアップ検診。
状態がどんなふうになっているかを診てもらうために彼女を獣医に連れて行かなくてはならず
私は仕事を早退して家に帰ってきた。

家に帰ってすぐだと、彼女たちはお腹をすかしていて
とにかく元気に足元にまとわりつく。

今日はフリスキーを獣医に連れてくのでとりあえず食事は後回し。
うっかりして食事など振舞うと、ドライブ恐怖症のフリスキーが車で吐きまくる恐れが
あったからだ。

着替えに時間をかけたり、用もないのにゆっくりソファーでくつろぐふりをしたりして
これからフリスキーを拉致して獣医に連れてくなんてことは、
フリスキーには知られてはならない。

あくまでも自然に、何気なく、
彼女をささっとゲージにつっこんで、じゃなかった
確保して出かけなければいけない。

私はいつも彼女らを拉致するのが嫌で嫌でしかたない。

獣医に行くのは彼女らにとっても飼い主(♀)にとってもストレス以外の何ものでもない。


だんだんと時間が迫ってくる。

フリスキーは

「飼い主、あんたまさか食事の時間を忘れるぐらい
会社でこき使われて疲れてるとか?」

といわんばかりに不満そうな瞳を投げかけてくる。

が、

今まさに私が彼女を拉致しようとしていることはわかってないらしい。

目の前のオーブンについてある時計が2時40分になったところで
おもむろにくるりと振り返った。

すると

それまでフリスキーの横でのんきそうにグルーミングしていたミディが
ほんの2,3秒ほど私と目があったかと思うと
突然一目散で逃げ出した。

一匹が床を這うようにして低飛行ダッシュを始めると
たいていは他の猫も同じくして逃げ出すものだ。

経験ないだろうか。

学校で、クラスの誰かが突然大笑いを始める。
そしたらこっちまで可笑しくなってきて
何が何かようわからんけど笑っとこう。笑えるし。

みたいな経験。

逃げられたら彼女を拉致するのは容易ではなくなる。

彼女のアポイントメントは3時だ。

それからはできれば避けたかった捕物劇になり
なんとか彼女を無事に(無理があるが)ゲージに突っ込んで家を出た。

車を運転しながら

私の目を見たミディは、
私の瞳に何を見たのだろう。
殺気立っていたのがわかったのだろうか。
猫の直感というものは計り知れないな

など思い、私の演技力の無さに落胆した。


**************

ドクターJが真剣に彼女の口の中を見る。

一緒に見ていると、あったあった。
口内炎というよりも、広範囲になったタダレっぽい。

見るからに痛そうだ。

「これでもちゃんと治ってはきているのよ。
先週なんて患部が激怒してたぐらいなんだから。
でもまだ完治には至ってないから、薬を続けてまた検診しましょう。」

ううぅ。

先週はこれよりももっと酷かったっつーことか。
なんてかわいそうなお嬢様なんだろう。

口が痛いだろうに、餌をモリモリ食べる彼女が愛おしくてしかたなくなる。

家に帰ったらハニバニも帰っていて
なんだかこっちまでどっと疲れていたから今日は栄養満点な家庭料理はパスして
近所の中国人の世話になった。



Hunan Chiken かなり辛いが野菜が多くて美味しい



ハニバニの『General Tso’s Chiken』 未だに名前の由来もどう発音していいのかも不明


というわけで、来週ぐらいにまた獣医へフォローアップ検診。

また拉致せんといけんよ...(号泣)

************
疲れてるけど、おかげで寝つきの良いこと...。

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ナンプラーはある意味凶器だ

2010年06月07日 | 食べ物

前回のフリスキーの件ですが
薬が効いてるようで、『ぐったりした別人の彼女』ではなく、
すでに女王様として君臨するまでに回復しました。

心配してくれて本当にありがとう。

**********************

さてさて。

6月に入ってからというもの
フリスキーの件と、月末レポートに新たに加えられたプロジェクトで
私は心身共にとても疲労していた。

だいたいいつものんきに、ストレスとはほとんど無縁みたいな生活をしているので
たまにこんなハードボイルドな状態になると簡単に打ちのめされるケイエス。

それでも食欲は減るわけでもなく、

時間が経てば、食欲のおかげで徐々に元気を取り戻すことができる。


こないだからカロリーを落としながら見栄えもするレシピ本を買って
新しいことに挑戦している私だが
先日土曜日にハニバニ、そして私共々体脂肪率が減少していることが発覚した。

ということは、このレシピ本、本当に役に立っているということらしい。


土曜日はちょっと今まで作ったことがない『タイ料理』に挑戦してみた。

英語名は「タイ風ステーキのレタス巻き」というシンプルなものではありながら
材料を見てみると、今まで買ったことがない物で目が止まった。

Fish Sauce

私はケーブルテレビの『Food Network』チャンネルを一日中観てもあきないぐらい
視聴しているので今まで聞いたことはあったが、
実際に自分で買った事も味わったこともなかった。

材料の中に入っていた「ホットソース」も家になかったので
一緒に購入する。



みなさんはどうか知らないが、
私は新しい食品に出会うととりあえず嗅いでみたくなる性格だ。

さっそくこの「Fish Sauce」を嗅いでみる。











オゥ...








激臭








なんなんだこの臭いは。

なんかこう

人に「ちょっとこれ臭ってごらん」とか言って相手に嗅がせて
その相手が『うっ』っと不快な顔をしたその瞬間に

傷害罪

が成り立つような、そんな攻撃的な臭いである。

こんなの嗅ぎ続けると、脳に障害を及ぼしそうだ。

どうやら日本ではナンプラーとか呼ばれ親しまれているようだが
この臭い、嗅いだだけで闘争心すら奪われるようだ。

こんなくっさい液体を使って料理などしていいものか。

攻撃するつもりはなかったが、興味本位でハニバニに
「気絶するかもよ」と前置きして嗅がせてみた。

すると彼の反応はどうだろう

「ケイエス。あんたが騒ぐほどの臭さじゃないじゃんか。大げさじゃね。」

とケロリとしているのだ。

そういえばハニバニはホットドッグを食べるとき
アメリカで生活したことがあってホットドッグを食べたことがある人ならわかると思うが
あの「サワークラウト」と呼ばれるキャベツの千切りの臭い煮物をホットドッグに
のっけて食べる人だ。

臭いのには慣れているのだろうか。

何度もこのステーキのレタス巻きなどやめて
今夜は外出しようかと何度もあきらめかけていたが
とりあえず1回は何でも試してみようという気持ちも捨てきれない。

あまりの臭いにクラクラしながら出来たものがこれ。



ソースは、例のフィッシュソース、ホットソース、ライムジュースを程よく煮たものを
スライスされたステーキの上に流しかけ、
他の野菜と一緒にレタスに巻いて食べるだけのシンプルなものだ。



私はもはや食べる気力などとっくに失せていて
ハニバニに味見というか、毒見をさせる。

「臭くないって。マジで臭わんよ。食べてみぃ?」

本当にそうなのかねと思いながら、一口食べてみた。

これがまさに目からウロコっつーのかね。

美味しいの。

しかもホットソースが入っているにもかかわらず
全く辛くない。

以前タイレストランで食べた、美味しいなと思った何かのサラダと
まったく同じ風味であった。

ソースだけだとあんなに攻撃的で臭いのに
他の材料と混ざるとこんなにまろやかになるものなのか。

臭い臭いと悪口言ってごめんよ...

と言う感じである。

あ。

そういえば思い出した。

こないだインド料理屋で食べたアペタイザー。



いっちゃん左の肉巻きみたいなやつ、
あれ、ラム肉と知らずに食べてやっぱり悶絶。

ケイエス、ラム肉もダメで
「口には入れたくない食品」の一つなんよね。

臭かった。

あまりに臭くて、その後食べたカレーも美味しかったのか不味かったのか
わからなくなるぐらいであった。

**********************

今夜はアジアン風チキンサラダのセサミドレッシング和え。



サラダの決め手は炒ったアーモンドスライス、コリアンダー
それからミカンの甘酸っぱさだった。美味しかったよ。

そういえばサラダに果物入れると嫌がる日本人って沢山いるが
ケイエス母もその一人。

みなさんはどうだろう?

************
やっぱり炭水化物を減らすと体重を落とす近道になるようですよ。
でもそろそろご飯が食べたい。


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お嬢様の弱点

2010年06月02日 | 猫の話

前回の記事の下の方で少し触れたことだが
私は週末が大好きだ。

しかもこないだの週末はメモリアルデーを含んだ3連休だったので
こりゃゆっくりくつろげるね、などとひそかにプランをたて(プランなのか)
楽しみにしていたのだ。


あろうことか


この3連休ほど平日を待ち遠しくさせた休日は今までたくさん生きてきて
なかったんじゃないかと思わせるほど長く、狂おしい3日間であった。


*******************


それはごく普通の静かな土曜日の朝に始まった。

どうもフリスキーの様子がおかしい。

とぼとぼ歩くし、少し歩いてはすぐに横になろうとする。

起きたばっかりの彼女は人間と同じく、
どこかぼけーっとしていて、「まだ眠り足りないの」みたいな感じを出していたりするが
その朝の彼女の風情はちょっと違った。

家族の健康には常にアンテナを張り巡らせて
少しでもおかしいと感付く私だ。

なんとなく嫌な予感がした。

ハニバニにその思いを伝えると「ケイエスは本当に心配性だから。」と
まじめに取り合ってくれない。

まあ、確かに私は自分でも困るほど心配性なところがあるので
今回も私が考えすぎているだけだと思い、
私のアンテナが誤報を発したのだと自分に言い聞かせて気にしないようにした。

が。

時間が経っても歩こうとしない彼女。
床に寝そべるというより、頭から完全に床から持ち上がってない彼女はやっぱりおかしい。
普通じゃない。

彼女は確かにいつものんきに寝そべってたりするが
これはいつもの「怠惰な彼女」じゃない。

要注意。

そして夜になってハニバニの関心を完全に引き付けた出来事が起こる。

いつも食欲旺盛で、猫缶を開けるだけで
『飼い主。さっさとお皿に盛りなさいよ。』
みたいに鳴いて大騒ぎなのに

その彼女が全く見向きもせず、
実際に餌の盛られたお皿を差し出しても顔が床にくっついてますと言わんばかりに
身動きしないのだ。

これはさすがにハニバニも彼女の体の異変に気がつかないわけがなかった。

土曜日、日曜日、そして月曜日。
行き着けの獣医は休業している。

開いているのは救急病院だけ。

何度も連れて行こうかと思ったが
とりあえず食欲は全くないわけでもなく、
たまに思い出したように歩くし、嘔吐もなければ下痢もない。
ベッドの上にジャンプだって普通にする。

この2、3日で様子を見るしかないかな。

でもやっぱりいつもの彼女じゃないことがとても気になってしょうがない。

そんなこんなで、ため息ばっかりついてた3連休を過ごした。
早く平日にならないかな。

平日になったらいつもの獣医に連行しよう。

**************

そして今朝。

私は月末レポートの初日でどうしても会社を抜けられなかったが
ハニバニが彼女を獣医に連れてった。

そこでドクターJが発見したもの。

なんと舌の下側にできていた大きな潰瘍。

人間でいう口内炎ってやつかね。

ハニバニもびっくりしたぐらい、結構大きかったらしい。

そういえば餌を食べるときにやけに時間がかかっていたような気がした。

あんなのが口の中にあったら何もやる気がでないだろう。
私だって経験ある。

あまり彼女がだるそうにするので血液検査もしてもらったら
白血球の数値が落ちていて、
念のために白血病と猫エイズの検査をしてもらう。

結果は陰性。よかった。

白血球の数値が少し落ちていても血液には異常はなく
潰瘍の飲み薬と抗生物質と、抗生物質でゆるくなる便のために
調整のサプリをもらって家に帰ってきた。

検査にあまりに時間がかかってハニバニは今日は仕事を休む羽目になったが
原因がわかって私はほっとしている。

今日は私は月末レポートをやっていてとても忙しかったのだけど
結果がわかるまでは仕事にまったく集中できなかった。

病院で抗生物質の注射をしてもらったのがよかったのか
私が帰宅すると週末の彼女よりもずっと「お嬢様のフリスキー」に戻った彼女がいて
彼女はやっぱりこれぐらい傲慢でいてもらうほうがうれしいと
心から思った。

それをハニバニに言うと

「でもね、いくら彼女が自分のことをお姫様みたいに思って高飛車になってても
病院の診察台の上ではずっとがたがた震えててね
なんだか気の弱い小娘みたいだったよ。
気の毒だったけど、なんか笑えた。」

と、思い出してゲラゲラ笑う彼をみて、フリスキーを撫でながら
私も久々に大きく笑った。
態度のでかいお嬢様も病院は大変苦手みたいだ。

それにしてもね

ほんまにうちのお嬢らには振り回されるよ。

フリスキー、
高飛車ないつもの調子で早く元気になりぃや。



************
ミディがフリスキーにシャーシャー(怒)と威嚇するのが笑えます。
病院の臭いがするんでしょうね。


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