バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

Middyの誕生日 & 帰ってきたハニバニ

2011年10月31日 | 猫の話

10月31日といえばこちらではハロウィーンだが、
それよりももっと大切な大切なイベント。


うちのミディが15歳を迎えましてね♪





飼い主馬鹿と言われそうだが、もうミディは最高に可愛い。
これが15歳の猫かと疑ってしまいそうなぐらい毛並みもゴージャスでつやつやで、
一生抱っこして暮らしてもええわぃと思えるほど可愛い。





日向ではこんなおかしな顔をしているが、可愛くて可愛くてしょうがない。


ケイエスは本当に嬉しい。


ミディが15歳だなんて。


老猫なので少し病気をしても大騒ぎである。


先住の猫(ペプシ)が11歳の若さで他界してしまったので
ミディの15歳でしかも記録更新中ってのはスバラシイことだ。


フリスキーの手前、ミディを特別扱いしたくはないが、
やっぱり特別に手をかけているような気がしないではない。




彼女にとって一日一日が、この写真の中の彼女みたいに
緩やかな日差しの中みたいでありますように。


来年も、同じようにお日さまの中で写真を撮ってあげられますように。


目指せ、すっちゃん『しろいねこ』!!!


*******************


さて、金曜日にハニバニが家に帰ってきた。


その帰宅の仕方なのだが、妹夫婦に言わせるといかにもということなので、記事にしておく。


彼は金曜日の午前中、卒業式なるものを終えた。


オハイオ州の彼がいる所からここまでは車で10時間ぐらいかかる。


金曜日は渋滞もあるから、土曜日にゆっくり時間をかけて家に帰って来るはずであった。


電話があったのが金曜日の夜、8時ぐらいだったと思う。


『明日早朝にこっちを発つから今日はもう寝るね。』と言う彼に私は
「それにしてもえらい早く寝るもんじゃね。眠れるかね。」と言うと
『早く出発したら早く家に帰れるよ。そして一緒に晩ごはん食べよう。』
晩ごはんか...何作ればいいのだろう、と思い、「だったら結構早い晩ごはんの方がいいね。
何時ぐらいに到着すると思う?」と言う私に彼は


『今、とかは?』


そしてガレージがガラガラと開いてハニバニのご到着。


サプライズ、サプライズ。


粋な演出しやがるぜ。


土曜日は私は久々に外食をしたかったが、ハニバニの希望でカレーライスにした。





『うわ~~~!!!これ、久しぶりぃぃぃぃ!!!!』とはしゃぐ彼に私は
「私は週に2回ぐらいは食べてたっけ」とふと思う。


一人増えただけなのに、家の中がすごい賑やかになる。
なんだか彼が帰宅してから私は笑ってばっかりだ。


笑えたのがフリスキーで、
どうやら彼女にとってはメスばっかりの王国がいたくお気に召していたのか
突然の彼の帰宅が気に入らなかったらしく、
ハニバニが触ろうものなら


『ッカー!!!!ッカー!!!ッカー!!!』


と彼を威嚇しまくり。


そんな彼女も2日目からは降参したのか思い出が戻ってきたのか、
和解が成立しているようであった。


あー、これからまた晩ごはん作らんといけんわーなどと思うと面倒くさいが、

ベッドがまた狭くなったと感じる幸せ、そんなに悪くない。




************
久々にハニバニと外を歩いていた矢先、
大きな犬の糞を思いっきり踏んづけた。しかもかなりフレッシュなやつ。
枯れ葉だと思っていたのにそれが犬の糞だと気がついたのは踏んでからである。
あの感触、ちょっと忘れがたい。


クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
コメント (10)

新しい職場

2011年10月27日 | お仕事

ケイエスはブログを更新しなくなったが、
そんなにこき使われて疲れきっているのかと心配してくれた方がいるとしたら、
答えはYes & Noである。


<YESの理由>


朝、出勤したらすぐに会社社長、役員に提出するレポートが待っている。


この量がものすごい。
今までは月いちの月末レポートでもすごいと思っていたが、
このモーニングレポート(っていう名前なんだ)もすごい。


私は職場が変わっても、前いた職場のデイリーレポートと
月末レポートはやり続けるつもりなので、
月初めは、過酷なモーニングレポートと前の職場の月末レポートのダブルパンチを食らうことになる。


7時に出勤して、そのレポートはだいたい9時半にはEメールで送らなければいけないのに、
私がシェリー(私を訓練してくれている同僚)の手を借りずに
一人だけで初めてレポートをやっと送信できたのはなんと11時半であった。


初めて一人でこのレポートに臨むときに、シェリーは
『ジェイソンはね、お昼までかかったよ』と言っていた。


ジェイソンとは別のアナリストである。


それを聞いたときに、「私はそれよりは早いだろう」と自負し、ジェイソンを鼻で笑っていたが
結果として30分早いだけであった。


まさに



目糞鼻糞を笑う



それでもレポートを送った後でボブ(前の職場のマネージャー)やら
今の同じ会社のマネッジメントやらが
『初めてのレポート、お疲れ様。これからもっと力をつけて提出も早くなるよ!』
と励ましの返事までよこしてくれたときは疲れがぶっ飛んだ。


今日は10時半であった。


まだまだであるが、前回よりも1時間早いのは進歩である。


前の職場には10年ぐらいいて、毎日同じ仕事の繰り返しだったから気がつかなかったが
今は毎日学ぶことで溢れていて、脳みそもスポンジ状態だ。


新しいことを学ぶのがこんなにも新鮮で楽しいとは。


私の脳みその『学ぶ』という行動をつかさどる神経がまだまだアクティブそうで
私は安心している。


*****************


そういえば、新しい職場のことを説明しておきたい。


人数は前の職場とほぼ同じぐらいか若干多いか、という感じだ。


男女が半々ぐらい。


前の職場と大きく違うのは、みんなそれぞれが違う任務を受け持っており、
それぞれのキューブで黙々と仕事をする。


キューブではほとんどがIPodを聞きながら仕事をしていて
キーボードをパチパチ叩く音ぐらいしかしてこない。


仕事に関する会話はほとんどが簡易メールで行われる。
簡易メールとは、OUTLOOKなどのメールとは別に、
ツイッターみたいなごく短い文章が送られたら瞬時にスクリーンに現れるやつである。


だから、他の職場(前の職場も含めて)に比べると
あんまりカジュアルな感じは見受けられない。


良く言えばプロフェッショナル。


悪く言えば、なんだかそっけない、という感じだ。


そのキューブだが、面積が少し広くなったことから
「ああ、これが昇格というものか」などとしみじみ思うのだ。


それと今日は昇格してから初めての給料日だったのだが
お給料を貰ってみて初めて昇格した手ごたえを感じた。




BUT




私の現時点での最大のになるものはもう存在する。
前よりも多い給料もらってうふふふと喜んでばかりも
いられない。


最大の敵はなんといっても月曜日。


月曜日のモーニングレポートは火曜日から金曜日のレポートとはわけが違う。


なんと言っても、金曜日、土曜日、それから日曜日の3日分のレポートを、
なんと8時半までに提出しなければならないのである。


7時に出勤していたのでは到底間に合わない(9時半にも間に合ってないのに)。


よって、トレーニング中は私は月曜日のみ6時出勤しているが、
今後一人でその月曜日のモーニングレポートをこなすようになったら
5時、遅くとも5時半出勤するべきだなと思っている。


あのシェリーでさえ5時45分出勤なのである。


なんかもうレストランの仕込みでもやってますみたいな時間帯だ。


6時に出勤し、2時半で家に帰れるのは悪くないが、
辛いのは日曜日の夜で、なかなか眠りに落ちないから大変。


これからは日曜日の朝は出来るだけ早起きして、ちゃんと夜(9時には寝よう)眠れるように
体をセッティングしておかねばならない。


とても規則正しい生活になりそうだ。


*************************

<NOの理由>


仕事で疲れる以外にもブログを更新しなかった理由がある。


どういうわけか、私のパソコンが撮った写真を取り込まなくなった。


私は更新する際に、絶対に写真は入れたいのでそれが出来なくて拗ねていたのも理由。


新しい写真をお見せできない代わりに、ちょっと前に撮っておいて没になった
中国焼きソバの写真をつけておく。





焼きソバも美味しいが、春巻きが絶品。


************
今週土曜日にやっとハニバニが帰ってきますよ!


クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。




コメント (2)

最初の一歩

2011年10月19日 | お仕事

幸いにしてケイエスの取り合いにはなっていないものの、毎日多忙続きである。


午前中は新しい職場でのトレーニング、午後からは私が前の部署の主任のテレサをトレーニングする毎日だ。


午前中のトレーニング。


初日はこなすレポートの数に圧倒されて、
仕事を教えてくれるシェリーの冗談にも嘘っぱちの笑みしか返せなかったが
4日目の今日、自分で実際にレポート作成をやり始めて少し自信がついてきた。


昨日の時点でシェリーは、
『もう一日私がやるのを見ておく?』と言ってくれたが、
こういうのはインストラクションを何回も読んだり、誰かがやるのを100回見るよりも
自分で一度やってみる方がずっと覚えられるものだ。


ちょっと心配だったが、今日あえて挑戦してみることにした。


作成制限時間1時間半で、送られてくる数々のレポートを一つにまとめて
マネージャーから上の役員クラスに前日の売り上げを報告するのだ。


前の職場でエクセルを使ったレポートはこれでもかというほどやってきた。


レポート作成は苦手ではない。


ただあまりにも数が多いのと、こなすデータの量がはんぱではない。


私が今までやってきた(これからも続行するが)月末レポートも大変だったが、
それの比ではないぐらいなのだ。


横でシェリーが見守るなか、ただ集中してやるべきことをやる。


なんとなくだが、少しずつ心に余裕が生まれてくると
今まで胸のなかにわだかまっていた不安が消え、いろんな角度からこの作業を分析することができる。


確かに簡単な作業ではないが、一度覚えてしまうと、きっと私が得意とする分野になると思う。


そう思えてきたということだけでも私にとっては大きな最初の一歩だ。


ただひたすら集中し、やっと全てをやりおえた。


あんまり集中して時間のことなど全く考えていなかったが、
シェリーが、お疲れ!全部やりおえたよと言ってくれたとき、
時間はすでに目標とする時間を1時間もオーバーしていた。


『今日はね、時間の経過を全く言わないでいたんだ。それを言っちゃうとケイエス
絶対に緊張して思うように仕事に集中できないと思ったから。』



なんと有難い...。


しかもシェリーは、『確かに時間はオーバーしたけど、今まで教えてきた人の中で
一番早かったんだよ。これは新記録。』
と、労をねぎらってくれた。



実はこのシェリー。



私と同じ日に入社し、同じ職場でスタートして、社員ナンバーも2違いという、
数少ない同期メンバーなのであるが、
私は最初は彼女のことがあんまり好きではなかった。


とにかく知ったかぶりで、仕切りやで、
そういう人間はアメリカ人には少なくないが、彼女のことはとにかく肌が合わないと思っていた。
最初に昇格して同じ職場を離れていったのも彼女だったし、
この統計アナリストの職についたのも彼女がずっと早かった。


何の因果か知らないが、その彼女とまた同じ職場で働くことになった。


しかもその彼女が私をトレーニングしている。


仕事を教えられて気がついたが、彼女は本当にいろんなことを知っていて、
世話好きで、昔は全く知らなかったことだが、とても辛抱強い。


私をトレーニングするのだから、「辛抱強く」は必須だと思うが、
それにしても教え方が上手だ。


昨日の敵は今日の友とはよく言ったと思う。


確かにそうで、嫌だ嫌だと思っていた人間に自分がいつ救われるかわからないものである。


私は遅咲きで、今こうしてやっとまた彼女と同じ位置につくことができたが、
これからは彼女を追い越したいという目標が生まれた。


何年かかるのかわからないが、そういう小さな目標をもって仕事をするのは
なかなかやりがいがある。


仕事にちょっとした面白さが加わったような気がする。


心から、心配し続けていた不安の種がほんの少しだけ減った。





さて、その新しい職場には月曜日から正式に移る予定ではあるのだが、
キューブの仕切りが出来ていないのと、デスクがまだ用意されていないので
当分は前の職場で仕事をすることになる。


早く新しい仕事に慣れたいなあ。


まるで新入生のような気分だ。



************************



さて、すっかり秋めいた北バージニア。

先週の週末はすっきり青空が広がり、車を運転するのも気分が最高に良かった。





そんな私が最近とてもハマッているのがオムライス。





夕飯の頻度はナポリタンマイラブを越すほどである。


1週間に2回は必ず食べているような気がする。


今日は食後になにか甘いものが食べたいと思っていて、
すでにどす黒く変色してきたバナナがあることに気がつき、速攻でバナナブレッドを作ってみた。





自慢ではないが、バナナブレッドは私が作るスイーツの中で(バナナブレッドはスイーツなの?)
一番上手に作れる一品だと自画自賛する。


外側がカリカリで、中がしっとりとして、甘さもコントロールされていて、
食後ということも忘れてもりもり食べ続けたい心境になる。


これが当分の朝ごはんになることは言うまでもない。



************
そういえばうちのあらいぐまフリスキー。
時にはとなりのトトロの様にも見えるようだ。





クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
コメント (8)

動きだす職場

2011年10月13日 | お仕事

月曜日の朝、出勤してメールを開いてみてびっくりした。


同じフロアのいろんな部署のマネージャーから届いた『おめでとう』のメッセージ。


今まではまだ発表されてなかったが、金曜日の夕方に私の採用が正式に発表になったようだ。


私はそのまま心臓発作で倒れるかと思うぐらいびっくりした。


そんな大々的に公表するまでのことなのか。


嬉しさや、恥ずかしさよりも私を飲み込んだのは恐怖だった。


もしかすると私がまだ知らないだけで、本当は自分が抱えきれないほどの責任を問われる
仕事だったらどうしよう。


昔まだ日本で働いていたときに、クビにしたい社員にあえてビッグな昇格を与え
本人がやっていく自信を喪失して本人から辞表を書いたり、失敗をしたときに公正な方法で
その社員をクビにする会社があると聞いたことがある。


もしかしたらそれは私なのではないかという思いがこみ上げてくる。






その『G0サイン』を受け取った主任のテレサが改めて職場にメールを流す。


瞬時にして私は時の人と化す。


私の採用のニュースは、主任のテレサとマネージャーのボブ以外にはまだ言ってはいけなかった。


『私から改めて発表するまでは誰にもこの採用のことは言ってはダメよ』


と、口止めされていたのだから。

いろんな人に「結果はどうだった?まだ知らされてないの?」と聞かれるたびに
「うん、まだ何も」と嘘をつくのは辛かったが、約束は約束。


なんとその月曜日の朝、同僚のヴァネッサも他の部署への採用通知が届いた。


他の同僚には悪いなと思いながらも、手に手をとりあって喜ぶ彼女と私。


それを皮切りに、今まで本当に無くなるのかね、この職場とのんびりしていた
他の同僚が一斉に焦り始めたのだった。


それよりも同僚を不安にしたこと。


それは、職場にシステムを管理する人間がいなくなるという事実だった。


うちの職場は小さいので、システムを管理するのは私だけである。


私が留守のときはルイスが基本的なことはやってくれるが、
そのルイスも実は他の職場にすでに応募を出しており、この採用もほぼ決まると思われているので
職場からシステム管理者がいなくなるということだ。


これは同僚はおろか、私が一番心配していることだ。


引継ぎの時間なんてもうない。


書類上、私は昨日付けで職場が変わった。


明日から新しい職場でのトレーニングも始まる。


当面はケイエスを2つの部署で分け合う、というカタチで
話はついている。


前の職場からSOSがあれば、私は駆けつける。
今までやっていた月末レポートや日々のレポートの数々は、部署が完全に閉鎖されるまで引き継ぐ。


そう、月末レポートからは、私は解放されない。


最初それを聞いたとき、いつまでも私の影みたいについてまわるその月末レポートに
はっきり言ってうんざりしたが、
よく考えてみると、新しい職場で今までやりなれた仕事ができることや
やりなれたその仕事を、今度はもっといいお給料ですることができるという利点もある。


物は考えようである。


とは言えど、心配だ。


ルイスの採用はまだ決まっていないが、私は90%の確立で採用になると思っている。


もし採用になれば、彼の新しいロケーションはDCになる。


ヘルプデスクという、うちの会社のネットワークサポートの仕事をしたいらしい。


昨日からテレサをトレーニングしているが、
システムの仕事はイチニチフツカ程度で覚えられるものではない。
私がなんとなく余裕を持って仕事ができるようになるまでに3、4年かかった。


今日彼女は体調が悪いといって、欠勤した。


明日は私はトレーニングで職場にはいられない。


いずれは閉鎖されるこの職場でも、今はまだやることが山ほどあるのだ。


私は職場の主任ではなかったが、
ことシステムに関しては、それは私の大切にしてきたものであり、
簡単に人任せにはできないのよ。


そんなこんなで心配しすぎて月曜日からちょっと寝つきが悪く、
自分の健康が心配になってきたので水曜日から運動量を増やしたら
電源を切られたおもちゃみたいに、コロリと眠れた。


トレーニングは明日から始まっても
まだ私の新しいキューブを確保してないということで
まだ数週間は今いる部署で仕事を続けることになる。


それは全く構わない。


ヴァネッサは早くも明日(金曜日)が、うちの職場での最終日。

今日彼女がやってきて、
「ケイエス。移籍の準備できてる?淋しくなると思わない?どう?」
と聞いてきた。

彼女の新しい職場は1階下の階になる。


「バネッサ、ほら、私の新しい職場はすぐそこじゃん?
しかも部署を掛け持ちするらしいしね、行ったり来たりじゃけ移籍するって感覚がないよ。」


と笑って答えたが、彼女に言わなかったこと。


『泣きたくなるほど淋しいよ。』



あとどれぐらいでこの職場が閉鎖になるのか想像もつかないが、
ここにいる同僚、ここにある職場がなくなってしまうことが非現実的で
私の新しい部署名、職種のタイトルをパソコンの画面で見ながらも
なんとなく他人事のように思えるのだった。



************
心身共に疲れたら、やっぱりカレーです。


ブロッコリーが大変美味しいです。



クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。



コメント (6)

大群の断末魔

2011年10月08日 | アメリカ生活

さて、ハニバニが留守をしてからというもの
何かとバタバタ続きのケイエスの生活。


やっとこさ職が落ち着いたと思ったら、今度はキッチンに異変である。


先月の長い大雨が終わってから、キッチンで小さなクロアリを目撃するようになった。


数にして5,6匹ぐらいだったので大したことないかと思っていたが、
最近になってなんだか増えてきたようである。


うちは裏に林もあることだし、芝生も家の周りにあるものだから
春先になるとアリの巣なんか増え出しちゃったりするので、害虫駆除会社とは契約で
年に何回かアリの駆除をしてもらっている。


少しの数のアリならば、問題ないのだ。


問題になるのは、場所がキッチンということなのである。


しかもそれだけではない。


私は食器を洗うときにシンクに寄りかかって水仕事をするが
ちょうどそのシンク周りがアリの通路にもなっているらしく、
行進していてうっかりと私の体に上がってくることがあり
やたら体がもぞもぞすると思ったら
アリが腕を這っていたりすることもあった。


確かにアリには害がないので害虫駆除の対象になるとは
思えないのだが、体に這ってくるようならそれは赤信号である。


それとやっぱり、家の中に虫がいてはいけないのである。


さっそく害虫駆除会社に電話し、金曜日の夕方に来て見てもらった。


殺虫剤を撒き散らされることを懸念していて、それは大変困ると思っていた。


まずうちには小さな生き物が2匹いる。
それから何と言ってもキッチンだ。


それを訴えると、やって来たその作業員はスプレーはしないと言うのだ。


まずアリの大好きなシュガージェル(毒入り)でおびき寄せて、それをアリが巣へ持って帰る。
それを他のアリ、または女王様と分け合うので
結果的に全滅する、という工程らしい。


シュガージェルもお嬢が全く手の届かないところに設置されている。


ああ、よかった。スプレーじゃなくて。


そう安堵しながら、「え?おびき寄せるということは...。」と、ふと思う。


彼は私の顔の変化を見て笑いながらこう言った。


『そうです。おびき寄せるので一時的にアリの大群が現れますが、
次第に小康状態になって、全く見なくなりますよ。』



そして家の外側にはスプレーをして彼は帰っていった。





それにしても大群が現れると聞いて私は気が遠くなるような思いであった。


私は虫が大嫌いだ。


蝶とトンボは大丈夫だが、他の虫はからきしダメである。


しかも大群で来る、というのだ。


ヤダナヤダナヤダナヤダナヤダナヤダナヤダナヤダナと思いながら数時間後。





この写真はまだ序の口で(だから写真が撮れた)、
その後、一体どこからこんなにアリが?!っていう数のアリが出現し、
あまりの恐怖に私はハニバニに急遽電話をし、

「キッチンがアリに占領されそう。けっこうもうヤバイかも」

と訳のわからぬSOSを送った。
もちろん彼はタスケテくれない。


もう背筋ぞよぞよなんてもんじゃない。


作業員が置いていった例のシュガージェルもすごいが、
もっとすごいと思ったのが、その匂いを嗅ぎつけて出てくるアリの生態というか、習性もすごい。


アリの大群の中には、明らかに自分の体よりも大きいエサを咥えて
女王様のいる巣へ戻ろうとするアリもいた。


それを見るとちょっと胸が痛んだ。


上でも言ったが、彼らに害はない。
彼らはただ働いているだけなんだから。


わき道にもそれることなく、ただひたすら巣とシュガージェルを行き来する。


思わず「こめんよ」と言ってしまう自分。
害虫駆除を呼んでおきながら、なんで謝るのだとおもうが、
その時はなんか謝らずにいられなかった。


さて、もっと恐怖したのは一夜あけた今朝である。


もっとすごい大群になっていることを想像し、
かすかなホラーも期待していた私であったが、私が目の当たりにしたのはそれではなかった。


アリの大群が行進していた道一体に広がる死骸。


エサを運ぶ途中で息途絶えた、というところだろう。


何匹かはまだ歩いていたが、なんだか歩くスピードが昨夜のとは全く違う。






私は感情的になる前に、その死骸をすばやく掃除して片付けた。

問題解決にどんどん近づいていっているのにもかかわらず、
何だか素直に喜べないのが不快だった。




**********************


話を一転して、キッチンでそんなことがあったことは全く知らないお嬢たち。


今日は湿度の低い、よく晴れた日だったので、日向の猫は嬉しそう。



影をじっと見る




すごく嬉しそうなフリちゃん




日向でちょっとブサカワ




ミディはどこにいてもキリリ



私は今日はポークソテーを食べてみた。





付け合せのアスパラ。
もう少しで食べ終わるんだが、まあ、おしっこの臭いこと(爆)

どうにかならないか。



************
アリってアリの体自体が甘い匂いがするって知ってました?


クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
コメント (9)

地獄と天国を見た 2

2011年10月04日 | お仕事

最高に喜ばしい連絡をいただいた金曜日からすでに4日も経ったのに
未だに実感が湧かないケイエス。


週末はひどかった。


朝起きては、金曜日に起こったことを
あれは実は夢だったのかもと疑う始末。


そう、金曜日は本当に心が波乱に満ちていて大変だったのだ。


金曜日は別の意味でも驚きに溢れていた日でもあった。


あの連絡があるまで私は失望の底で濡れぞうきんみたいになっていたのだから。


*****************


とにかく、頭の中がテストのことやら面接のことで一杯になっていて、
私は肝心なことをすっかり忘れていた。


前々回のブログの記事『Let's move on』で私がこんなことを書いていたことをみなさんは覚えていらっしゃるだろうか。


『帰り際に別の職種にも応募しといた。』



職業はBusiness Analystというもので、その職業も面接の前に
実務試験があるということを私は知っていたが、その時すでに本命である
Statistical/Budget Analystの試験を終えた直後であったことから
今やり終えたテストほど難しくないだろうと高をくくっていたのだった。

なぜならばグレードが一つ下だったから。


そのテストが金曜日の朝いきなり送られてきた。


私は完璧に忘れていたのだった。


本命の採用が危ういときに、この職業までも滑るなんてちょっと悲劇だ。


まあ、こないだよりかは上手くできるかも。


そういう気持ちでテスト内容を開けてみてこれまた愕然



前回のテストが数学系だったら、このテストは完全に文系と言えよう。


その求人をしている課が扱っている3つのプロダクト(3つ違う保険の内容)について


『あなたなりのビジネスの戦略方法をエッセイにすること』


時間制限はなんと3日間。


3日間でエッセイとは、本でも書けということか。


問題にはその3つの商品の特徴やら、上半期でどれだけ売れたのか、どの商品が売りにくいのかを
簡単な図表にして表わしていた。


私はその問題を虚ろな目で眺め続けた。


ビジネスアナリストを募集するためのテストなのに
このテストに合格するにはすでにビジネスアナリストでなければ
あーだのこーだの言えないではないか。


しかも私、日本人っすよ。


長い長い長い長い作文なんて書けねー。


数分考えた後、私はそのテストを送ってきた担当者にメールを送った。


『このテストでは明らかに保険ビジネスの流れに知識を持つ者が
採用されるべきだと実感しました。
私は今の段階ではテストを完成させるだけの知識がありません。
よってテストまたは応募対象から辞退することを決心しました。
お時間をさいていただき、どうもありがとうございました。』




それからの私はもう落ち込みに落ちこんだ。
なんか涙でそうだった。


今気がつくのもなんだが、私は今の職場に長いこといたもんだから
当然、うちの会社がメインで扱っている商品なんて全く知らずにここまできた。


私にとって知らないことが多すぎである。


つまり、どこの職場に行こうとも、経験が全く無いに等しい。


こんなことでは誰も仕事なんてくれない。




もう会社内で就職活動するのはやめよう。

疲れた。

今の職場が完全になくなるまで居座って、その時に何か簡単な仕事でも見つけようかな。

給料が少なくなるポジションでもしょうがない。

もしそれでも仕事がなかったら、今の会社は辞めて他の会社をあたろう。

またいちからやり始めることになるけどしょうがないね。

あ、ボブ(マネージャー)から推薦状を書いてもらおう。



と悶々と考えながら暗い気持ちになり、
それでもそのプランでこれからは気持ちを切り替えて行こうと思いながら
ぼそぼそとランチを食べていたそのときに電話が鳴る。



『もしもし、キャラ(本命職の主任)だけど。一応ポジションが決定しましたから。』

たいていその後の台詞は『今回は残念でしたが、またあきらめず、次頑張ってくださいね。』なんだな。


覚悟はもうついていた。緊張すらしない。
なんてったって、私は今朝から絶望の底の濡れぞうきん状態なんだから。


『ケイエスさんにこの仕事をオファーしたいのですが。』


しばらく口が利けずに黙っていたのだと思う。ちょっとして彼女が『ハロー?聞いてる?』と言った。


「私でいいんですか?本当に大丈夫なんですかね。」思わず声が裏返る。


『大丈夫です。アナタには経験があります。オファー、受け取ってもらえますか?』


「もちろんです。あの、イエス。」



まるでプロポーズである。



こうして地獄でぷすぷすと燻っていた私は、いきなり天国へと引き戻されたのであった。


ああ、以前にもこんなこと(『地獄と天国を見た』)があったんだ。


私の場合、地獄と天国は、いつもワンセットになっているようだ。


************
今晩これ食べた。



明日私の後にトイレに行く人ごめんね。


クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。


コメント (8)