バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

女王様の受難(その後)

2012年08月28日 | 猫の話


先週、すったもんだがあったミディさん。


あれから打ってもらった抗生物質のおかげで、あっという間に元気を取り戻した。


近代医療の力って本当にすごいと思う。



一緒してこっち向いてくれない(涙)おーぃ...



食べたらすぐ横になって牛サイズになりましょう。



先週の金曜日のこと。



前回病院で血液検査をしてもらっていたのだが、その結果がでた。


実は前回のブログで書かなかったというか、書き忘れていたのだが、
血液検査のための血液摂取をしてもらった際に、念のためということで胸部のレントゲンも撮ってもらったんだ。


レントゲンを撮った理由は、腎臓に石がないかどうかを調べるためだったんだけど、
肝心な石は見つからず、その代わりに意外なことを知った私たち。


ドクターが『気になるのは、ここに薄い影があるでしょう?』と指したところは彼女の肺。


『咳をすることがない?』と聞かれたが、全くその事実はない。


老猫のレントゲン写真にはよく見られるらしいが、肺に影がかかっており
これからは呼吸器に気をつけた方がいいって言われた。


でも咳してないなら今は全く問題ないんだって。


そして今回、血液検査の結果。


検査では、老猫がかかりやすい腎臓病になっていないかどうかを診るためと、
ちゃんと食べてるのにミディの体重が落ちたため、甲状腺の異常を調べることが目的だった。


ミディは年齢の割りに内臓の働きがとても良く、心配していた臓器には全く
問題は見られない、素晴らしく健康な猫、と前置きしておいて

『ただ一つ、今後気をつけていきたいのは彼女の心臓』

と彼女は言う。


なんでも、普通の猫の心臓の回りの酵素の値が100以下だとすると、ミディは160ほどあるらしい。


値が高いとどうなるかというと、心筋炎という心臓の病気を発症するらしいのだ。


これも老猫にはよく見られるケースで、今すぐにどうこうしなければという問題ではないらしい。


『今ミディに限って言えるのは、とにかく食べて食べて体重を増やしなさいということだけです。』とドクター。


まあ薬も飲まなくていいし、ただ食べて体重を増やすのが彼女の課題だというのだから
今は心配いらないのだと思う。


でもやっぱり、彼女が本当に高齢の猫なんだな、やっぱり...と認めざるを得ない。


頭ではやっぱりわかってはいるんだけど、あのチャーミングな顔を見ると
子猫のときから顔が変わっとらんのですよ。


だから「老猫」と言われてもねー。うー。


あ、今ハニバニが出張だから、今晩はこんなもの食べたんですけど



フライドチッキーン


ミディのこの真剣なまなざし。





このまなざし!




脂と味の薄い真ん中のところ少しだけあげたよ。



とりあえず、彼女は食べて食べて体重を上げること、そして私とハニバニは
彼女にストレスや不安の無い、静かな老後を供給することが私たちの課題というところ。



彼女って本当に女王さまだ。


でもまあ彼女が元気でいてくれるなら、喜んで仕えますよ。


************
私の大好きなアンパンマンのミニマグカップを壊しちゃったハニバニ。
その彼、密かに日本から新しいマグカップをわざわざ注文してくれたんですよ。
しかし彼がオーダーしたのはバイキンマン。



「キュートだったので」と別のマグカップもオーダーしてくれたのだけど、
バッタマンというのは日本の新しいキャラクターですか。

裏側には



うながっぱちゃんってのがついてます。これからワタクシ、これでお茶を飲むことにしますよ。
バイバイキーン!!

クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
コメント (4)

女王様の受難

2012年08月21日 | 猫の話

またもやお騒がせ女王、ミディさん、である。



去年クリスマス辺りの写真。
写真を見て一目で分かるほどコートがゴージャス。彼女の夏服はなんだかダサいんだ。



一週間前の朝、いつかみたいに、ピンク色のおしっこをポタポタこぼしながら歩いていたので
ケイエスはまたその場で気を失ってしまうかと思ったら、
頭の良いミディは『病院に連れて行かれる』と思ったのか、その場で症状を隠してしまった。


さっきのは何なんだろう、と思って過ごした1週間後。


今朝、なんと同じ症状をリピートさせた彼女。

そしてなんと今回も症状をあっという間に隠してしまった彼女。


今回は騙されませんぜ、お嬢さん。


今だからこんなに落ち着いているケイエスだけれども、今朝その症状を見たとたんに
血圧がすぅ~~~っと落ちてくのがわかったよ。


オゥ、ノゥ、ミディィィィィ。


早速獣医へ電話して本日の予約をとったら、早いので午後4時40分だと言われ
それまで彼女が大丈夫かと心配になったが、
仕事を2時で終わらせて家に戻り、こぼされた血尿の形跡はないか家の中を汲まなくチェックして歩いたが
それらしきものは見当たらなかった。


4時過ぎにちょうどハニバニも帰宅したので、一緒に超ご機嫌斜めな女王様ミディを獣医へ。


結果、今回も前回と同じ尿道炎でしたよ。


症状が出たり引っ込んだりする話をしたら、もしかしたら石があってそれが
尿道を行ったり来たりして引っかくからそれが原因で出血したり止んだりするんじゃないかという
疑いが浮上したのでレントゲンを撮ってもらった。


しかし、石らしき物は見つからず。


そういえばね、今回初めてレントゲンを撮ってもらって判ったんだけど、
猫の腎臓って私が思ったよりもずっと体の上の方にあるんだよ。


視覚的に胸の辺り、っていうかね。


背中の後ろ、尻尾に近いところにあるとばっかり思っていたから意外だなって思った。


レントゲン以外のことで今回わかったこと。


気がつかなかったけど、ミディってずいぶん痩せたんだ。


ほら、上の写真は冬に撮ったやつだから、毛がふっさふさなの。


だからぽっちゃりしているけど、春夏にかけてその毛が抜けるからほっそりして見えるんだ。


細くなったのはその毛が抜けたからだと思っていたんだけど、実際に体重も落ちてた。


こないだ健康診断のときはそれほどびっくりした体重じゃなかったのに、
今日ね、彼女を入れたケージを持ち上げたときに『あれ?』って思ったのは確か。


私、ふだん猫って抱きかかえないのよ。だから気がつかなかったの。


ハニバニはしょっちゅう抱きかかえてるのにわからなかったんだって。


ドクターは老猫はどうしても体重は落ちる傾向にありますよって言っていたけど、
なんだかとても悲しくなってしまったのさ。


抗生物質の注射をされ、甲状腺を調べるための血液検査で血を採られ、レントゲンを撮られたりで
超多忙でご機嫌斜めの彼女が入るケージを見つめて


私はずっと考えた。
いろいろ考えた。
たくさん、悲しくなるほど考えた。


毎日、一緒に楽しく生活しているからあんまり考えなかったことだけど
みんな年をとっていってるんだよね。


悲しいけど、時間は戻せない。


そういうことを考えながら
オフィスは寒いし、ミディのことは心配で心配だし、お腹も空いていたし、
しかも私は生理前で精神的にジェットコースター状態だったし、仕事は相変わらず殺人的だし
なんか猛烈に泣きたくなったの。


ハニバニが一緒に来てくれてなかったら、私がいるところにはまったくオフィスの蛍光灯の光が当たっていないぐらい
すっごい暗かったと思う。



その飼い主の心配をよそに、抗生物質の注射のおかげで信じられないぐらい速攻で元気になった
女王様。


飼い主は飼ってる動物の顔を見れば健康状態とか精神的なものがわかったりするけど
ミディの場合、目がね、目の瞳がね、文字通り爛々と輝いていたもの。



ミディさん、あのね。



女王様が元気になると下僕まで元気を取り戻せるんですよ。本当だよ。





************
7月が猛暑だったからか、8月になったらいきなり晩夏と言う感じ。
とても涼しくなりました。


クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
コメント (4)

言えなかったケイエスの夢

2012年08月12日 | アメリカ生活

えーと、まず最初に。


私、生きてますよ。


単に生きてますっていうよりも、サバイバルゲームにて生き残ってますよ、と言うべきか。


私が子供のころ、NHKの教育番組で働くおじさんっていう番組があってね。
いろいろな職業に就いて一生懸命働く、いろいろなオジサンを紹介するという趣旨だった番組だったと思う。


今のように働く女性が当時はまだ少なかったのか(そうか?)
働くおばさんという番組はもちろんなく、
今また『働くおじさん』と言う名でその番組が始まろうものなら
世のフェミニストたちがご立腹すること間違いなしである。


そんなことはいいとして。


私も今その『働くおじさん』並みに仕事をしている身であり、
今何が欲しいかと聞かれたら、


世の中の時間をとりあえず止め、
その中で気のむくまま気の済むまで怠けたい



と言いたい。


先週のある日。


同僚のショーンと話をしていたときのこと。


彼は同じ部署にいながらファイナンスアナリストⅢの肩書きがあり、(ケイエスよりもずっと上)
すごいやり手の男である。


彼の仕事ぶりがとても素晴らしいので「その仕事、向いてるんだね。好きなんでしょう?」と聞いたらば。


帰って来た答えは


『大嫌いなんだが。』


彼は大学で経済を学んで今仕事でそれが役に立っているが、
実は最近自分が本当にやりたいことはそれではなかったと気が付いた。


本当にやりたいことはコンピューターのプログラミングだったと。


なんと彼はコンピューターのプログラミングを今一から学んでいるということだ。


プログラミング、みなさんはちょっと勉強されたことがおありだろうか。


私は以前システムアナリストをしていたので、すこーしだけプログラミングに興味を持ってその世界を覗いてみたが
そこには記号やコードだらけの全く別の言語があるのみであった。


もちろん私には向いていないことは超能力者でなくともわかるわい。


彼は近々『パパ』になるので、今やっているファイナンスアナリストであることを踏み台にし、
いずれはプログラマーとして生計を立てて行きたいと語る。


そんな彼が突然、


『ところでケイエスの夢って何?良かったら聞いていいかな。』


と聞いてきた。


私は少々ためらった後、


『今はとりあえず自分の夢が何なのかを発掘するために働いているようなものだよ。』


と、へらへら笑って答えた。









まさか










『私の夢はルービックキューブを完成させることです』

と、真顔で言えないだろう。





そうなのだ。


私、今、80年代に大流行したあのルービックキューブを再びやりたくてしょうがない。





私が10代だったころ、一応家にあり、それなりにやり始めたが
もちろん完成などするはずなく、
結局、面に貼られてあるシールを全部剥がしてそれを無理矢理完成図の姿に張り替えて
それを自分なりの完結にして
ルービックキューブから身を引いた。


それが今になってまたやりたくてやりたくてしょうがないのである。


一日中パソコンのキーとマウスを触っているからなのか、
自分の手や指を使って何かをしたい病にかかっているらしい。


それなら手芸やら料理はどうかと言う人もいらっしゃるだろうが、
いつでもどこでも気が向いたときにすぐにその場でできるもの、という条件に達したのがルービックキューブであった。


毎日脳みそをすり減らして帰宅しているので
ハニバニは大反対。


『よしなよ。もっとストレスになっちゃうじゃんか。』


気持ちは大変分かるが、巷では小学生でも簡単に解けるあのパズルを私が真剣に取り組んで
完成できないわけがないと思えてきたから、ケイエスも大胆不敵である。


こう思う時点、すでに神経がイカレているのではないかと自分でも思うが
とりあえずやってみたいのである。


とは言え、また数ヶ月後にはルービックキューブの『ル』の字も頭に残っていないことも大変ありうるので
そんな支離滅裂なワタクシをそっと見守っていただきたい。




****************************



そういえばこないだのそうめんの写真。
珍しくケイエスの母が褒めてくれた。


そうよ、母。


忙しくとも私なりに健康には気を使って魚料理食べるけど





忙しさを理由にこんなんとか



ビーフケイサディア


こんなんも食べよるよ。


ボンカレー



ほんま、生きるって忙しすぎ。


************
今朝方すごい変な夢を見た。
レディーガガと私がタイアップして渦中のマコーレ・カルキンを救出する夢。
彼の大病説は本当なんだろうか。


クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
コメント (4)