バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

アメリカ発 怪しい日本食

2008年03月30日 | 食べ物
土曜日の昼食は、たいてい外食と決まっている。

今日は、少し前にオープンした『Noodle Company』へ行って来た。
初めて行くレストランって、わくわくする。

 とってもカジュアルな店内

 カウンターで注文するところが、ファーストフードっぽい

メニューは、ヌードルカンパニーと言うだけあって、
アジアン、イタリアン、アメリカンのヌードルまたは
パスタ系の食べものばかり。
他にはサラダとか、スープもある。

私が今回オーダーしたのは、アジアンの中の
Japanese Panfried Noodle
日本の麺炒め、ということなので、焼きそばあたりだと思った。

ハニバニ(夫)はいかにもアメリカンらしく、
Mac'n Cheese
マカロニとチーズ。茹でたマカロニをチーズであえてベイクした
アメリカの伝統的食べものだ。

で、出てきたのがこれ。

 写真撮ることも忘れて、少し食べてしまった後。

 ハニバニも、すでにぐちゃぐちゃに混ぜくっていた。汚い写真ですまぬ。

なんかあんまり美味しくなさそうな写真だと、
みなさんは思っただろう。

味はそこまで悪くなかった。

ただ気になる、というか、やっぱり...と思ったのが、
ブロッコリーの存在。

アメリカ人は、日本食にどういうわけか、ブロッコリーをやたら使う。

日本食で、ブロッコリーを使う料理って私は思い浮かばない。

どうしてこんなに「怪しい日本食」が出来上がってしまったのだろう。

96年に、ハニバニの仕事の転勤で東海岸に移動してきたが、
NJ(ニュージャージー州)の、とあるジャパニーズレストランで
私たちは、カツ丼を注文した。

出てきたカツ丼には、青ねぎはのっておらず、
その代わりにブロッコリーと紅しょうががのっていた。

数ヶ月前、近所にジャパニーズレストランがオープンしたので、
新しいもの好きな私たち二人は、もちろん行ってみた。

天ぷらを前菜で注文したら、5分後にミニドーナツが
運ばれてきたので、ウェイトレスにそれを言おうとした直後、
ハニバニいわく、
「これ、天ぷら...だと思う。ドーナツの中身が野菜とかだよ(哀)。」

これには、二人で噴出すように大爆笑した。

どうして天ぷらが、ミニドーナツと化してるのだ?

日本食を、日本の名前を掲げたレストランでだすのなら、
正しい日本食をだしてくれ...。

ちなみに、DCに行けば、日本人が経営する正しい日本食が食べられる。

怪しい日本食を出すレストランは、郊外に出没する。



...それにしても、あの日のミニドーナツ、写真に撮っとけばよかったな。


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子供は苦手だ

2008年03月28日 | アメリカ生活
 (Little Rasculs)


決して自慢できることではないが、
私には、苦手な物がたくさんある。

実際に起きたとかいう怖い話
虫(蝶、トンボ以外全般)

辛い食べ物
臭い食べ物
アルコール
夜更かし

などなど...。

それに加えて、私は子供が苦手だ。

年で言うと10歳以下の子供、というあたりだ。

昔なら、はっきりと「子供は大嫌い」、
と言っていたのであるが、それはどうやら違うことに
最近気がついた。

世の中にはかわいらしい子供も、存在するようだ。

今日は、それとは反対の、できれば関わりたくない子供に
ついて挙げたい。


うちの課の主任のテレサは、去年の暮れに次男を産んだ。

今日、彼女は休みをとっていたが、
長男の春休みが始まったとかで
彼らを連れて、職場に遊びに来ていた。

生まれたばかりの子供というものは、
私にとっては、未知の領域でミステリーだ。

しかし、私が挙げたいのは、この次男ではなくて、
9歳の長男のブランドンだ。

テレサに、「(次男を指して)ブランドンにそっくりね。」
と言ったら、横で聞いていたブランドンが、

「そんなの当然じゃん。兄弟なんだし。」

と、口を挟んできた。

「もう、あんたは口ばっかり生意気になって!」と
テレサにたしなまれていたが、彼は不服そうだった。

私が「関わりたくない子供」というのは、彼のような子供だ。

でもブランドンは、私の生活に全く関わりのない子供だ。

ハニバニの姪(エリカ:7歳、NJ(ニュージャージー州在住)
になると、話は別になる。

近くに住んでないとはいえ、たまにNJに遊びに行くと、
彼女はいる。

今でこそ、大分落ち着いてきたが、昔はとても生意気だった。
彼女は次女で、長女とは10歳ぐらい年が離れている。

遅くに生まれた次女とあって、両親も溺愛している。

こうしてリトルモンスターができあがるのだ(ここ、暴言につき、ちょっと小声で言う)

数年前、彼女がやったことだか、言ったことだかが
間違っていたので、それをソフトに指摘したところ、
彼女は私にこう言った。

「ケイエスは私のマミーじゃないわ。だから(あなたの言うことは)聞かない。」

言われた瞬間、目が点になったが、
あら、生意気ね、おもしろいじゃないの、と思い、

「そうね。あなたも私の娘じゃなくて、私はとっても
うれしいわ。」

と言ってやったら、エリカは茫然として、
今にも泣きそうになった。あぁ、愉快、愉快。

それにしても、アメリカの子供って、どうして
あんなに生意気なんだろう。

それでも、すごくたまに、躾が行き届いていて、
とっても素直で天使みたいな子供に出会う。

両親の育て方がいいのか...。


**************************

K姐へ。

今日の晩御飯。

今日は午後からファイナンシャルアドバイザーと
会ってきて、その帰りに、メキシカンレストランで
ブリトーを食べてきたよ。





あなたの分まで食べてきました。







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晩ごはん (March 24, 2008)

2008年03月25日 | 家族
これ、今日のディナーのはずだったお魚。(レインボートラウト)





理由あり、で、これに化けた。




オーブンから出てきたお魚を、
真剣なまなざしで見つめるハニバニ。

何を言うのかと思いきや、

『ちょっとー。骨があるんだけど。アブナイ』

「...。」


うちには時として、大きな息子がいる(大変)。

このお魚、明日のランチで食べるしかないな。



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良い医者の条件

2008年03月25日 | アメリカde健康管理
                  
              暦の上では春。見てくれも春らしくなってきたが、ひたすら寒いNorthernバージニアだ。


前回、「こんなん、持ってるから(後半)」で、
『アメリカのお医者さんって病院以外でも対応してくれるんですね。
電話できる関係がいいなと思いました。』と、
727さんからコメントを頂いた。

今回はDr.Wangについて書いとこうと思う。

彼女は中国系アメリカ人で、年は私よりも3つだけ上だ。

アメリカでは、病気になると、まず最初に
Primary Care Doctorといって、
最初の初期状況で、この先専門家に見てもらったらいいのか、
それとも、クスリや注射程度で応対ができるのかを
見定める医者に見てもらう。

その担当医がDr.Wangだ。

私は幸いなことに、病気とはこれまで、無縁できている。
だから彼女に会うのは、年に一回の、
健康診断&子宮ガン検査&乳がん検査(触診のみ)がある
6月のみだ。

彼女とは、同じアジア系ということと、年が近い、ということから
メディカルに関係ないことも、話をする。

髪型のこととか、食べもののこととかね。

健康診断をするときに、彼女はたくさんの質問をしてくる。

最近体に変わったところはない?
ちゃんと食べてる?
しっかり寝てる?
仕事は順調?
ストレスためてない?
お通じもオッケー?
毎日楽しく過ごしてる?
幸せ?
ハニバニ君は元気?(彼女は彼の担当医でもあるのだ)

...などなど。

彼女は言う。

『そういう些細なことでも聞いとくと、
あなたが病気になったときに、何かをキャッチする
のに役にたつんだから。だから、ちゃんと答えてね。』

と、いたずらっぽく笑うのだ。

いつも笑ってしまうのが、
診察台に横になって、彼女が私のお腹のあたりを
チェックするときに、

『あ、ケイエス。今日はまだNo.2行ってないでしょう?』
(No.2、それはうんこ)

「え!どうして分かるの?!」

『ケイエスみたいな体系の、細身な人がね、横になると
腸の存在感がはっきりするからなの。』

彼女から学ぶ、ちょっとしたことっておもしろい。


とても信頼が出来る医者だが、それを本当に実感したのが、
あの乳がん検診での出来事だった。

最初に電話したのが、4時ぐらいで、病院が終わるのが
4時半だったので、多分彼女は、折り返し電話できないと思って
いた。

5時も過ぎたころから、「絶対に電話はしてきてくれない」
という確信に変わっていった。

それからは、インターネットで、乳がんのことをいろいろ
自分なりに調べては、ため息ばかりをついていたのだけど、
彼女から電話があったのが、8時過ぎていたので、
本当にびっくりした。

「Dr.Wang、もうとっくに帰ったと思ったけど?」

「病院は閉まってもね、それから一人で
やることもたくさんあるからねー。
...で、一体どうしたの?」

心が弱くなってる患者に、
彼女みたいな医者は、はっきり言って、神様に近い。

私は神様ってたまにしか頭に登場させないので
どうのこうの言えないが、
とにかく彼女が神々しく思えてならなかった。

彼女みたいな医者が増えると、
弱った気持ちが病気になる前に
助けられる患者も、増えるんじゃないだろうか。

患者はいつだって、しっかりと話を聞いてくれる
医者を必要としている。


今年も6月の検診で彼女に会いに行く。

診察が済んで、彼女は必ず言う。

『何もなければ来年また会いましょう。
Have a great Summer.(良い夏を)』




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こんなもん、持ってるから (後半)

2008年03月22日 | アメリカde健康管理
こんなもん、持ってるから (前半)


あの日の衝撃は今もリアルに覚えている。

これまでありがたいことに、どんな検査をしてきても
結果は必ず『異常なし』で、やってこれた。

それが普通なんだと思っていた。

震える手で、再検査の予約をするために病院に電話する。
予約をする際に、その問題の検査結果のことを聞いてみた。

「どこが悪かったんでしょうか?」

そして電話に出た女が言う。

「両方の乳房にね、シコリが写っているのよ。それが何か
はっきりさせるためにも、再検査が必要なの。」

関係ないが、私は、もともとはっきりと物事を言う性格なのだが、
このときばかりは、はっきりとした口調はTPOを考えて使い
こなさなければ、と、ぼんやり考えていたのを思い出す。

ちょうどそのころ、ハニバニ(夫)は長期出張で、カタールのドーハに
行っていて、私は一人ぼっちだった。
誰かに優しい言葉をかけてもらわないと、怖くて泣いてしまいそうだ。
彼に電話しようとしたが、時間的に向こうは真夜中だったと思う。

どうしよう...。

結局私が選んだのは、乳がん検診を勧めた、担当医のDr.Wangだった。

そのときは、話はできなかったのだが、夜8時もすっかりすぎたころ、
彼女は電話してきてくれた。

「ハーイ、ワッツアップ(どうしたの?)ケイエス?」

事の全てを説明した。

受話器から聞こえてきたことは、私をびっくりさせた。

「あ~!ケイエス、ごめんね!!!それ、きっと私のせいよ。」

彼女が詫びた理由はこうだ。

まず、マンモグラム(乳を潰すやつね)は生理前は
避けなければいけない、なぜなら、痛みが大きくなるばかりでなく、
乳房が張った状態から誤診につながるから。

それを言い忘れていたことを、彼女は謝った。

「X線を見たわけじゃないから、はっきりとは言えないけど、
ケイエスが心配してるようなことは、まずないわね。
だいいち、乳がんが、両方の乳房で、同じ時期に発生することも
まず、稀だと思うの。」

親身になって話をしてくれて、Dr.Wangにはとても感謝した。

さて、あれからまた1週間後に再検査に行った。

今回は、もう生理前ではなかったことと、Dr.Wangに
勧められたとおり、前もって鎮痛剤を飲んでおいたので、
痛みは前回ほどではなかった。

しかし、ほっとしたのもつかの間、
「やっぱり今回のイメージも結果がよくないので、
これから超音波で調べます」と言われたときは、
心臓がどんどん沈んでいくような気がした。




妊婦さんの超音波と同じシステムかな

モデルのタイラ・バンクスも彼女のトークショーでやってました

これは全く痛みはなかった。
ただ、一緒に画面を見ていたのだけど、技術師が
同じ所を何度も何度もぐりぐりするもんだから、
「おお。そこが病に侵されているかもしれないところなのね」と
余計な勘ぐりを入れてしまうのだ。
(技術師は医師ではないので、何も言ってはいけないらしい。)

20分ぐらいで終わって、しばらくして
乳がんを専門をする医者が入ってきた。

不思議だが、彼が入ってくる瞬間から、おそらく私は
大丈夫だろうと思っていた。

だって、そのドクター、笑顔だったから。

「うん、大丈夫、大丈夫。やっぱりね、子供産んでないから
乳房が若いね。本当なら自慢できることなのに、
それが心配の種になったね。今度は5年後ぐらいに
また検査しにおいでね。」

私は、ドクターにこう言った。

「こんなもん、持ってても厄介なだけです!」




以前、ここのブログでも挙げたが(元気でいられること)、
元気で毎日を過ごせることを、それが普通だと思ってはいけないのだ。


Everyday is miracle.


とにかくね、早めの検査ってとっても大切だし、
何つっても、自分の体だからね。



これを読んでくれたみなさんが
健やかでいられますように。



↓乳がん検診、ちょっと勉強になった?







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こんなもん、持ってるから (前半)

2008年03月21日 | アメリカde健康管理
                   

いきなり、何じゃこれ、と思われただろう。

今日は乳がん検診について挙げたい。

先週職場の同僚の女性(57歳)が乳がんと診断され、
今週にはもう手術になった。

幸い、彼女のは超・早期発見で、除去すれば100%大丈夫だと
いう段階だった。2cm以下の大きさの癌だったらしい。

癌があったなんて、もちろん彼女は知る由などなく、
年に1度の定期的な乳がん検診で発見された。

実は、私は去年の同じ頃、初めて乳がん検診を受けた。

まだ年は、乳がん検診をうけるには「若い」年齢だが、
毎年受ける健康診断で、担当医のDr.Wangに、

「ケイエスはまだ若いけど、あなたのその年齢で出産経験が
なかったらリスクは上がるから、一度受けといて。」

と言われたからだ。

何も知らずに検診を受けに行って、ひどい目にあった。

その日は、「次の日あたり生理だろう」という、
分かる人には分かるだろうが、とにかく胸が張っていたあたりだった。

そんな感じの乳を上のイメージと同じように、摘まんで、
引っ張って、押しつぶすわけだ。

哀しいかな、私は日本人で、摘まんで引っ張って押しつぶすほどの
大きな乳なんて持ってない(爆)。

とにかく、

痛い

の一言に尽きる。

何度も

「...Ouch!」

と言ったと思う。

まさにこんな感じ。痛い!

そのX線をとっていた技術者は、

「ごめんね~。あなたまだ若いし、子供産んだ経験がないから
すごい張りがあるのよ。だから痛いわね~。」

と、まったく同情してない口調で同情してくれた。

たった4枚の写真を撮るのがあんなに痛くて大変だとは
思ってもいなかった。

検査が終わった頃には、両方の乳房は真っ赤になっていた。

「内出血にならんかったらいいけど...」と思っていたが、
幸いそれは免れた。

しかし、数日後に書面で受け取った検査結果は、
再検査を受けに来てくれ、と言うものだった。


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あの音、再び

2008年03月20日 | 歯列矯正
バネを口の中に抱え込んで、早くも1週間が過ぎた。

その日の夜と次の日にちょっと痛んだぐらいで、
それからはもう、何も感じない。

「口の中に何かあるな」という感覚しかない。

ただ、ワイヤーだけの日々と、大きく違うところと言えば、
食事のときが、もっと厄介になったということか。

矯正経験がある人ならわかるはずだが、
ワイヤーだけでも、食べ物が、どんどん挟まってゆくのだ。

麺類を食べれば、ワイヤーに絡まって、それこそ
洗濯物を干してる竿状態だし、
青物(青ねぎとか、ほうれん草とか)なんて、
歯茎から草が生えてるみたいに見えて、結構笑える。

写真にとって、公開したいのはやまやまなのだが、
そうすると、このブログを「たまに」のぞきにくる
母の手前、やっぱりグロテスクだと、文句を言われそうだ。

で、バネの登場により、挟まる率が高まった。
まるで...そう!洗濯バサミ、とういう感じか。

パン類なんてもう、あのバネに食い込んじゃって、
そこで水分を含んでどんどん大きくなってくものだから、
デートを控えた若い女の子たちは、バネにパンは要注意だ。

歯磨きも、今までよりもさらに面倒極まりなくなってきた。

フロスを使うと、やっぱりバネに絡まって、
ある夜なんて、ハサミでちょん切らなければならないこともあった。

今一番気を使ってることは、歯磨きの時にバネをはずさない
ようにすることだ。

「はずれたら、すぐに来てね。」と、キャスパー君に言われたが、
もともと、面倒なことは大嫌いなので、できることなら
何事も起こりませんように、と祈っていた矢先のことだ。


今朝、職場で朝食をすませた後、洗面所で歯磨きをしていた。

家にいるときは、電動歯ブラシで済ませるが、
職場にいるときは普通の歯ブラシで、ゴシゴシとやっている。

突然、

「ぱちんっ!」

と、何かが弾ける音がした。

その瞬間に、あの嫌ぁな出来事が思い出される(参考記事)。

案の定、口から出てきたのは、バネの一つだった。

...どうしよう。

すぐに電話したら、
「自分じゃ引っ掛けるの無理だと思うから、
今日、寄ってね。」
と言われて、「何時まで開いてるんですかー。」など質問してる
時だった。

バネを見てたら、自分でも引っ掛けるぐらい、出来そうな気になってきたのだ。

「あ、自分でやってみますから。ダメなら寄ります」と言って、
電話を切った。

ランチブレイクで家に帰ったときに、引っ掛けようとしたが、
これが簡単そうで、なかなかフックに引っかからない。

いや、片方のフックには簡単に引っ掛けることができるものの、
もう一方に引っ張るときに、あまりにもバネが小さくて、
指で見えなくなるのだ。

無理に引っ張って、また流血することを思うと弱気になってきた。

...どうしよう。

突然、いい物を持っていることに気がついた。

これ。



抜歯をした時に、穴に入った異物を軽く取り出すために
買ったフック。

これに引っ掛けて、ブラケットのフックに引っ掛ける。

いとも簡単に出来てしまった。

なんでもないことだが、すごい達成感...。

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怖い話をしてあげる

2008年03月19日 | アメリカ生活
                   

今日、ランチブレイクから職場に戻ると、同僚のレベッカとクリスタルが
真剣に何かを話していた。

何かと思えば、TVでやってる、ゴーストハンターとかいう番組だった。

日本でも夏になると、この手の番組って多いよね。
アメリカは、10月だろう。ハロウィンがあるから。

さて、唐突にレベッカが、
「ね、ケイエス。私が体験した怖い話、言ったっけ?」と聞く。

「うーん。怖い話ならまだ聞いてないと思うけど。」

「だったら、これから怖い話をしてあげるわ。」とレベッカは自らの
体験を語り始めた。

<その1>

彼女がまだ中学生だったときに、住んでいた家の近所に
とても古くて、地域の歴史的建物として、町が管理している屋敷があった。

日ごろはツアー客がやって来て、見物をし、夕方になると、
「キーパー」という人が、鍵をかけにやってくる。

子供の間で、誰となく、「あの屋敷にはお化けがいる」という噂があり、
彼女と友達は夕方ごろ、キーパーが帰ったごろに、その屋敷の周りを
うろうろしいた。

結局何も期待していたことが起こらなかったので、「何もなかったね。」と
言って、帰り際に何気なく、屋根裏部屋の窓をふと見ると、
小さな人が、へばりつくように窓際に立っていた。
目をこすって、もう一度みると、もう何もなかった。

なんと友達も目撃していたそうで、ふたり、目を合わせた瞬間、
一目散で逃げた、と。

それ以来そこへはもう行かなかったそうだ。

<その2>

先月、彼女が寝ているときに、パソコンのスイッチが入る音で
目がさめた。時間は午前3時ごろだったと言う。

「あれ?」と思う前に、電源が切れた。

するともう一度スイッチが入った。

そしてまた切れた。

変だなと思っていると、屋根裏がごとごとと音を立てた。

それが終わると、誰かが玄関のドアをガンガン叩いた。

その次に、飼っている犬がおもちゃで遊び始めた。

彼女の犬は、普段人間が寝てる時間帯には絶対に遊ばないそうだ。

「一体何ごとなのよ!」と犬を叱りにベッドから起き上がると、
彼女の犬は、すーすーと、ベッドの上で眠っていたらしい。

彼女は怖くてベッドに戻ったが、眠れなかったという。

でもその出来事はその日だけだったそうだ。



「おぉぉ!それは怖い!!」と実際に私も腕をさすりながら聞いていた。

私はホラー映画など、大好きなのだが、こういう、
『ホラーな体験記』は、やけにリアルなのがありすぎて、怖いのだ。

そんな奇妙な経験をしといて、あまりにもそのゴーストハンターの
話を興奮して話すもんだから、

「なんなら、この仕事やめてさ、そのゴーストハンターの
チームに加わって、そっちの仕事やってみたくなるんじゃない(笑)?」

と冗談で言ったのだが、私の予想とはうらはらに
彼女はすごい真剣顔でこう言った。

「その仕事がね、健康保険がついて、年金の保障があるならやってもいいなと思ってるのよ。」

彼女の、そのちゃっかりとした要望のが怖いと思った午後だった。

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笑って グッドバイ (卒業)

2008年03月18日 | ALL ABOUT JAPAN
今日、仕事中に聴いていたiPodで、松田聖子の『制服』が流れた。

聞きたい方は、ここをクリック♪



ふと、今、日本では卒業シーズンだということを思い出した。

今日は、高校の卒業式の話を挙げたい。


私は広島市内の、英語教育に力を入れていたことで知られている公立の
進学校に通っていた。

その学校のモットーは「自主自立」で、規則も全く厳しくなく、
かといって、やりたい放題にしている生徒もいなかった。

教師も生徒を「大人」みたいに扱ってくれたところがあって、
とても居心地が良い高校だった。



卒業式が終わって、みんな教室に戻り、個人個人、フリースタイルで
スピーチをしてゆく。
教室には生徒の保護者も入っていた。

女の子はスピーチのとき、殆んどが泣いていた。

村重さんという、とても品の良い女の子がスピーチで、
彼女のお母さんに、

『お母さん、いままで美味しいお弁当を作ってくれて、
本当にありがとう!』

と、涙で言ったときは、保護者から「うぅぅ!」という嗚咽も聞こえた。

その村重さんの後で、私の番がきた。

私は妙に変わったところがあって、感極まると、可笑しくてしょうがなくなるのだ。

何を言ったのか、今では思い出せないが、たしか、学園祭とか
体育祭などの後でみんなで繁華街に出かけて、打ち上げをしたのが
とっても楽しくて、云々をヘラヘラと笑いながら言っていたと思う。

感動的な村重さんのスピーチの後で、なんと情けないスピーチだろう。

クラスメートからは笑いをとったが、保護者、特に母は、
「あんた一体、何よーるん?」的な顔をしていた。
(何よーるん、とは広島弁。訳:「何を言っているの」)

困ったのは私のすぐ後で、やっぱりシリアスになれない男子生徒のスピーチだった。

「さっき、ケイエスさんが言っていたように、みんなでした打ち上げ会は
いい思い出になりそうです。」と、普通に話していく。

いけなかったのは、次だった。

「ケイエスさんが、『夜の女王』と化していく過程を見るのはみんなの楽しみでした。」

どっと教室が笑いの渦に飲まれる。

わけの分からない保護者一堂もつられて笑っていたが、意味はさっぱり
分からなかったと思う。



...実は、打ち上げで、

みんな飲んだくれてたの。

私に「夜の女王」とあだ名がつくぐらいだから、私がどうだったか
想像に苦しくないだろう。

とにかく、みんな思い思いのスピーチを終え、笑顔で教室を去った。

私は最後に恥をさらしてしまったが、
笑って高校生活を終えることができた。

その高校も、3月1日が卒業式だったようだ。


今年卒業したみんな、心から、卒業おめでとう。


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矯正治療費で、ずっこけた

2008年03月17日 | 歯列矯正
こないだは、前編・後編で、矯正を始めた理由を挙げた。

今回は、費用のことも忘れないうちに挙げておく。


誰もがご存知の通り、日本で歯列矯正をするとべらぼうに高い。
ちょっとした新車が買えそうな金額だ。

私がまだ日本にいたころは、今ほど矯正の必要性に乏しかったのに加えて、
今ほどの経済力もなかった。

日本は歯列矯正に保険が適用されないから、当然高いのだ。

アメリカは、歯並びが悪いのは、健康に害をもたらすと考えられているので、
保険を使うことができる。

しかし、こんなアメリカでもやはり、歯列矯正にかかる費用は『高額だ』と思われているのだ。

それでも歯列矯正は、親の義務とされてるところがあるので、世の親たちは
ローンを組んだり、クレジットカードで借金を作りながらでも、
子供に矯正をさせる。

それぐらい、アメリカの歯に対する思い入れは強い。


さて、私が何かに取り憑かれたような足で訪れたその矯正歯科で、
いよいよ費用が知らされる時がきた。

「さあ、どこからでもかかってらっしゃい!」

すごい強気だ。(←ヤケクソとも言う。)

ケリーという助手が費用を出してくれたのだが、
「費用を患者に知らせる」ということは、あんまり楽しい瞬間ではないらしい。
ましてや、ショックを受ける親ばかりだと言う。

「...装置だけで4980ドルになります...。でも保険でもっと安くなるわよ。」

私は一瞬、「え?」という顔をしたのだろう。
ケリーも「そうなのよ、ゴメンナサイね。」という顔を返した。

私は、日本ほどじゃないにしろ、安い車を買う金額を聞く覚悟をしていただけに、
ずっこけた。

「...ほんとにそれだけ?」

ケリーは私が言った言葉にキョトンとしていた。

「日本ではね、保険がきかないの。10,000ドルぐらいするかも。」

と教えてあげたら、

「保険がきかないなんて、それはひどすぎるわ!」とビックリしていた。



以下が今のところかかった費用だ。

******************************************

ブレーシス          $4980.00
クリアブラケット       $250.00
抜歯              $950.00
ブレーシス保険免除額   $1500.00-
抜歯保険免除額       $760.00-

合計        $3920.00

******************************************

一括で支払ったので、さらに7%のディスカウントまでくれた。

驚くべきことに、矯正グッズもたくさんくれた。

携帯用歯ブラシと歯磨き粉
歯間(歯と装置の間の)ブラシ2本
ブラケット用のブラシ
ブレーシス用デンタルフロス
リップクリーム2本
口内炎を防ぐマウスウォッシュ
口内炎になったときのためのマウスウォッシュ

なんとこれに、ソニケアの電動歯ブラシまでつけてくれたのだ。

これ、すごい。まるで歯医者でクリーニングを受けるような仕上がり。

これ、実際に買うと、60ドルぐらいする。
一括で支払う人ってそんなにいないから、贔屓にされたのか...。

職場で言ったら、誰も「そんな贈呈品なかった!」と言い、
ブーイングが起きてしまった。


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全てはタイミングから (歯列矯正のきっかけ -後半)

2008年03月15日 | 歯列矯正
関連記事(歯列矯正 -前半)

  私の歯のクリーニングをしてくれるRobinちゃん。歯並びがビューティホー。




とってもチャーミングなのに  もったいない

と、数々の歯医者、助手に言われ続けても、自分が歯列矯正するなんて夢のまた夢だと思っていた。


話は少しだけさかのぼるが、アメリカに移動してきてからの初めての歯の検診で、親知らずを4本抱えていることを知った。

上下2本はすでに歯茎から出ていて、残り2本は上下とも、いっちばん奥で、横向きに 倒れて歯茎の下に潜んでいた。

診察する医者は、「まあ、今のところは何も問題が発生してないので、いいとして。でも、ゆくゆくは全部抜いちゃったほうがいいよ。」と言っていた。

毎回の検診でこうだったので、親知らずも抜く日なんて、おそらくこの先来ないものだと思っていたのだ。

それが、去年の春の検診で、

「うーん。問題発生。左上の親知らずに虫歯できてるよ。」

と、告げられた。

さらに追い討ちをかけるように、その医者は、

「治療してくれって言われればするけど、親知らずは治療する価値もないからね...。」

そして、

「もう、あっさり抜いてもらって。口内手術専門の歯科医紹介するから。」

と言われてしまった。

そして去年の10月に、紹介された歯科で親知らずを4本、それこそ、あっさり抜いてもらって、それから1週間後のフォローアップ検診での出来事。

ケント・デリカットが年とったらこうなるだろう、みたいな医師(リビエラ爺)に、こう言われた。

「親知らずの抜歯は全てオッケー。あのね、君、矯正すればいいのに。だって、スマイルがとっても魅力的だから。」

正直、「やっぱりこうくるか。」と思った。「いつもこうなんだよな。」

ところが、リビエラ爺は、他の医師が以前言わなかったことを言ったのだ。



「時間があったら、矯正歯科があるから、寄って帰りなさい。僕んとこの隣のオフィスだから。



全くもって、バカみたいだが、その言葉で全てが変わったと言っても過言ではない。

あの時、リビエラ爺がそう言ってくれなかったら、「イエローページで探すのめんどい...。」で終わっていただろう。

何かにとり憑かれたように、その矯正歯科へ寄った。

それが現在私が通っている矯正歯科だ。

寄ってからは、あれよ、あれよという感じで、矯正のプロセスを説明されて、写真もいっぱい撮られて、そして予定が組まれて、はい、これがかかる費用ですよ(これもまたいつか挙げよう)、ということを全て無料でしてくれた。

ここまで足を運んどいて、しかも、親切にされ、しかもとってもステキなオフィスだ。しかも(しつこい)、医師もステキではないか(爆笑)!



断る理由無し。



自分でもまさか、このような流れで歯列矯正をすることになるとは思わなかったよ。リビエラ爺が最後に背中を押してくれる人だったとは。

全てはタイミングの問題だったのだ。

もし、親知らずがなかったら、もし、その親知らずが虫歯になってなかったら...。

これも何かの縁だね。




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八重歯な人々 (歯列矯正のきっかけ - 前半)

2008年03月14日 | 歯列矯正
忘れる前に、何で今頃になって歯列矯正を始めたのか、挙げておきたい。

私は他の写真でもわかるかと思うが、八重歯が2本ある。
左のはそうでもないが、右の犬歯がかなり目立つ。

私がいたころの日本はまだ、今ほど歯列矯正の文化は発達してなかった。

どちらかというと、まだ、「八重歯はチャームポイント」として、扱われていた時代だ。

私が小学生の頃は、松田聖子(でも今彼女の昔の写真とかを見るからに、彼女の八重歯はそんなに大きくなかった)、ハイスクールララバイを歌っていたイモ欽トリオ『普通の子』の長江健次。

少し大きくなってからは、芳本美代子...が私の若い頃の八重歯な芸能人。

そういえば、この方...。



知る人ぞ、知る。
彼女はあの「おにゃんこクラブ」(若い人は知らないだろう)に所属してた子だ。

あの時はまったく考えなかったことだが、(ほれ、やっぱり八重歯が忌み嫌われてなかった時代を物語る)彼女の歯並び、今の芸能界なら即、

NG

だろう。顔は可愛いのに。

そして、時は流れて、芳本美代子も...



矯正し、こんなにキレイになりおった。
        
       ↓



...正直、初めて歯列矯正をした彼女をTVで見たとき、

やられた。

と思った。

自分の中で、八重歯な時代の終わりを感じたのだ。



日本にいるころは、歯列矯正なんて、考えてもなかった。
だって、あの値段だ。どうかすると、新車一台買える金額ではないか。
だから、それほど心配もしてなかった。

それが、アメリカに移動してきてからは、のんきにしてる場合ではなくなった。
と、言っても実際に矯正をするまでに11年も経っているのだから、やっぱりのんきに構えていたのだろう。

年に2回、歯医者でクリーニングと検診をしてもらうが、そのつど医者や助手に、

「矯正しないの?とってもチャーミングなのに。もったいない。」

と言われた。

とってもチャーミングなのに  もったいない

と言われて、「はい!それでは矯正やっちゃうわね!」と、勢いで行動に移せるほどのバイタリティーを、私は持っていなかった。
それに、頭のどこかで、そんなうれしいセリフは、歯並びが悪い人にはみんなに言っているのだろう、とひねくれて考えていたのも事実だ。

その事実に錘をつけるがごとく、行動に今ひとつ移せなかった理由に、どこの歯列矯正を選べばいいのか、さっぱり分からなかったこともある。

イエローページなど広げてみると、まあ、あるわ、あるわ!
歯列矯正歯科がありすぎて、広告を見るだけで、面倒になってきたのだ。

では、なぜ、突然に、歯列矯正を始めようと思ったか?

それは私も思いも拠らない出来事だった。

To be continued...(後半へつづく)



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Spring Has Come (歯列矯正 通院3回目)

2008年03月12日 | 歯列矯正
(Spring has come 春が来た...というよりは今回は、バネ(これもスプリング)の登場なのです)


今日はワイヤーの調整だったので、キャスパー君に会いに行ってきた。

受付でチェックインを済ませていると、奥からキャスパー君が笑顔で登場してきた。(そういえば唯一、親友のK姐が知っているが、
キャスパー君、すっごい可愛いのだ。)

「ケイエス、どう調子は?」とキャスパー君。
「もうすっかり慣れて、職場で大穴、披露してます。」と私。

キャスパー君は笑っていた。

窓辺の席に通されて、キャスパー君がいろいろ準備しているときに、
「友達のシャノンが、『輪ゴムは、もうやった?あれ、かなり痛いよ。』って脅かすんだけど、痛いの?」と聞いた。

そしたら、
「え?輪ゴム?輪ゴムがいいの?今日はね、僕は新しいプランがあって、これ、スプリング。
そろそろ閉めようと思うんだけど、ケイエスはどう思う?」
と、見せてくれたのは、とーっても小さな長さ7ミリほどのスプリングだった。

その言葉に、

Yes, yes, yes!!!!!!!!!

前回の通院で、てっきり閉めてくれると思っていたら、予想外にも、
「まだまだこのまま広げるからね♪」と言われ、悶々としていたのだ。
参考記事

すっかり浮かれた私だったが、スプリングは痛くないのか?という新たな疑問が生まれる。
もちろん、瞬時に聞いてみた。「痛いの?」

「うーん。...わからない。ぶふ!(笑)だからここで検証してみよう!」

おぃ!私はモルモットか!

が、検証してみたかったキャスパー君と入れ替わりに、助手が「ハロー、よろしくね。」と頭上に現れた。
彼女は以前見たことはあったが、こうやって正式に会うのは初めてだ。

手際よく、ワイヤーやバンドが交換されてく。

「それじゃスプリングをはめますよ。」

抜歯した隙間を埋めるべく、犬歯のフックにそのスプリングを引っ掛けて、奥歯のブラケットのフックに引っ掛ける。
スプリングが引っ張られる力で、犬歯が動くのだ。

そのとき、

ばちっ!!!!

一瞬、音にビックリして、何が起こったかわからなかったが、バネを奥歯のフックに引っ掛けようとして、バネの端を摘まんでいたピンセットからバネが外れて、犬歯がはじかれた。

ちょうど、ゴム鉄砲で歯を誰かにはじかれたような感じだ。

しかし、あの小さなバネではじかれた割には、痛い。
舌で触って見ると、表面がうっかり噛んでしまった時みたいに腫れている。
冗談交じりで、「まさか、血ぃ出てないですよね?」と彼女に聞いてみた。

「...。はい。出血してます。ほら。」

と、彼女の指先を見せてくれた。おー、流血しとる。

事態を説明すべく、慌てて彼女がキャスパー君を読んでくる。

「う~~~!ケイエス、ゴメンね。大丈夫?本当にゴメンね。」と誤るキャスパー君と、その後ろで恐縮しきって小さくなってる助手。

訴訟社会のアメリカだ。
訴えられたらどうしよう、とでも思ったか。

出血はあったものの、たいした傷ではなさそうだ。
ずっと昔、日本の歯医者で虫歯を削ってもらってる際に、舌まで削られたことがあって、それに比べれば何でもない。

「あ、キャスパー君。スプリングね、検証結果、やっぱり痛かったよ。」と、軽くジョークまでして差し上げた。

私ってなんて良い患者なの。

さて、さっそく写真を撮っといた。



               

               

 
スプリング左右上下で4本。見えるかな?

今現在、痛みはない。引っ張られてるというプレッシャーはある。

でも、歯が動いてくという予感の、うれしいプレッシャーだ。




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夜明けの甘い睡眠妨害

2008年03月10日 | 猫の話
今朝、股間の間の妙な振動で目が覚めた。

やっぱりこいつか。彼女の名前はフリスキー。アメショーだ。

                 
                      にやけているのが気になる

猫を飼っている人ならわかるだろうが、彼らは、いつ、どこだろうとも、自分がグルーミングをしたければ、所かまわず、自分の意思を貫く。
まさにゴーイング・マイ・ウェイ。

猫とはそういう生き物なのだ。

ぼんやりした意識の中で、この迷惑なヤツをしばらく眺めていた。

それにしても、チャック、チャック、チャックと、リズミカルな音を立てて、一心不乱にグルーミングを続ける...。
きれい好きなのはありがたいが、それを股間でやられると、不快感100%である。殺意さえこみ上げるのだ。

なんつっても早朝だ。

               
                        何もそんな変な顔しなくたっていいだろう

ひとしきりグルーミングがすむと、気が済んだのか、『ふぅ...』と、大きなため息らしきものを鼻から放出し、何もなかったようにまたコロッと眠りに落ちるのだ...。

ああ、人の股間の間でゆっくり眠ってくれ。

動かせばいいものを、私はあまりにも優しすぎてつい遠慮してしまう。

(参考:それでも憎めない(1/23)

もう、あの寝顔、飼い主の心をとかすほどなのだ。
情けないが、Cat loverにしかわかるまい...。

そして私も、さっきの殺意はどこへやら、再び眠りに落ちた。


9時ごろ、猫2匹に『おなかすいたよ』コールで起されて、さすがに9時とならば起きなくては、と言う気になって、起きる。

彼女たちに、朝食を準備しながら、フリスキーに何気なく言ってみる。

「あんたね、人の股間の間でグルーミングするの、迷惑だよ?」

彼女は分かってか、分からないでか、「なんのことでしょう?」とすっとぼけた顔をすることが常だ。

                   
                     記憶にございませんが (by Frisky)
                     何だその反抗的な耳は (by ケイエス)

でもね...でもね...やっぱり、猫ってかわいい...。




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私のまわりのコーヒー事情

2008年03月08日 | アメリカ生活
              

私は基本的に、コーヒーは朝の一杯だけ、と決めている。

昔は(と言っても10年ぐらい前)、1日に何回飲んでも、それこそトイレに行く回数は増えるものの、体にこれといって異常はなかった。

体の異常、いうか、以前と少し変わってきたなと感じ始めたのは、ここ最近だ。

ある日、私は朝のコーヒーを飲んで(5:30AM)、仕事中に他人が飲む香ばしいコーヒーの香りに誘われて、カフェテリアにあるスタバのコーヒーを1杯(8:00AM),それからランチの後でなんとなく気分がマッタリしていたので、また1杯(1:00PM)。

うわ!と感じたのは、それから30分ぐらい経過したころだったか。

言葉で表すのはちょっと難しい。どう表現したらいいか...。

このまま100Mを駆け抜けたい、という感じ。

とにかくね、じっとしていられないというか、もう、すごい興奮状態に陥ったのだ。

あれからコーヒーは1日1杯、多くて2杯(ただし朝と夜みたいに時間をおく)という決まりを作った。

上の写真は、私がいつも飲んでいる、ダンキンドーナツのコーヒー。その前は、Caribouという、スタバみたいなコーヒーショップのグルメコーヒーを飲んでいた。同じ大きさのパックで、$15ぐらいする。写真のコーヒーは、$6ぐらいかな。約半額でありながら、味がCaribouのコーヒーとあまり変わらなくて、とにかく後味が悪くなくて好き。

スタバのコーヒーは美味しいとは思うけど、あの後味があまり好きではない。




そういえば、ハニバニ(夫)はコーヒーが飲めない。

彼いわく、「コーヒーは匂いこそ、いいなと思うときがあるけど、味はこう、Like a shit(糞みたい)。」

私は糞を味わったことがないので分からないし、コーヒーは美味しいと思うので彼の言い分はほとんど無視している。

余談だが、ある日スタバに行ったときに、その季節限定のコーヒーのプロモーションやらをしていて、小さなカップに「お試しコーヒー」が注がれて、お店の人が来店客に配っていた。そのコーヒーには可愛くホイップクリームが乗っかっていて、ホイップクリームが好きなハニバニは、そのクリーム欲しさに、そのコーヒーへ手をだした。
よせばいいのに、ゴボッとクリームを吸い込んだときに、コーヒーが彼の口の中に流れ込んだ。
彼の顔は、この世の終わりのように歪んでいた。

さて、アメリカに来て、コーヒーを飲めない人って結構いて驚いた。
夫だけではないのだ(当然)。

例えば、このブログでたまに登場するベッキー。彼女も飲めない。

ある朝、やっぱりレポートを一緒に見ながら、ふと聞いてみた。

「ベッキーはなんでコーヒーダメなん?やっぱり味?」

彼女は照れくさそうに笑いながら、こう答えた。

「香りはね、大好きなん。味は飲んだことないからわかんない。」

それでは、なぜダメなのだろう?彼女は続ける。

「小さいときにね、母がコーヒーを一日中飲むような、コーヒー愛好家だったのよ。でもね、たまに興奮してしまうのか、ブルブル震えててね、あれを見てからなんだか怖くて、トラウマになってしまってね。だからダメなの。」

私は腹を抱えてその場でゲラゲラと笑いこけてしまった。

こんな話、日本では聞くことが出来なかっただろう。
あー、最高。



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